ドント・スリープの紹介:2016年アメリカ映画。眠ると鬼婆に襲われる。双子の姉妹を亡くした女性が自らも“睡眠麻痺(金縛り)”の症状に陥るが、専門家の強力のもと、自らの力で鬼婆に立ち向かう。アメリカの南部地域では金縛りは悪い予兆と考えられるなど、世界各地で幽霊や魔女を原因とされる説や信仰をテーマとしたショッキングホラー作品。
監督:フィリップ・グズマン 出演:ジョスリン・ドナヒュー(ケイト/ベス)、ジェシー・ブラッドフォード(エバン)、ジェシー・ボレゴ(ハッサン)、ブレア・グラント(リンダ)、ジェームズ・エックハウス(ケイトとベスの父親)、ロリ・ペティ(サイクス医師)、ほか
映画「ドント・スリープ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドント・スリープ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドント・スリープの予告編 動画
映画「ドント・スリープ」解説
この解説記事には映画「ドント・スリープ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドント・スリープのネタバレあらすじ:起・悪夢死
健康な人が睡眠中に原因不明の死を遂げる事例が多発、悪夢死として新聞を騒がせる中、ケイトは双子の姉妹であるベスから、睡眠中麻痺した状態で目覚めると何かがやってきて首を絞めるのだと相談される。しかし診察に付き添って会った担当のサイクス医師にも睡眠麻痺による単なる悪夢だと言われたことから、ケイトも単なる夢だから変に抵抗しなければいい、と話す。しかしその晩、ベスが襲われる夢を見たケイトは、ベスがいる実家に連絡をして両親に彼女の様子を見に行ってもらうと、ベスは既に息絶えていた。
ドント・スリープのネタバレあらすじ:承・死の原因
ベスの葬儀の日、ケイトはベスの治療にあたっていたという睡眠障害の専門医ハッサンに声を掛けられ、本当の死因は分かっているといってケイトに名刺を渡す。エバンからもベスは確かにハッサンの治療を受け、怯えるようになり、サイクスに変えたことを聞き、再びサイクスのもとを訪ねると彼女はハッサンの治療方法に懐疑的だった。ケイトは治療方法を知るため、ハッサンを訪れると、彼は30年に渡り同様の事例を研究していることを知り、睡眠麻痺は“鬼婆症候群”といわれていることを聞いて顔色を変える。その様子にケイトも見たのだと確信したハッサンは治療を申し出るがケイトは断る。
ドント・スリープのネタバレあらすじ:転・鬼婆との戦い
その日、入浴中に睡眠麻痺に陥ったケイトはエバンの家に行き、そこで眠りにつくと、今度はエバンが同じ状態に陥り、鬼婆に襲われる。2人はWebサイト上で鬼婆の倒し方が分かったという男性ジョンの存在を知り彼を訪ねると、その対処法は“眠らない”ことで、彼はこの1年寝ておらず、襲われなくとも余命はわずかであることを知り愕然とする。その話を聞いたハッサン自身も4か月寝ていないことを告白、鬼婆は弱った心を捕食し、抵抗を止めると死に至るのだと話す。そして3人は睡眠麻痺に陥り鬼婆に襲われたところでアドレナリンを打って覚醒することでつながりを弱める、というハッサンの策を実行することにし、ケイトが試して成功するが、眠りに落ちたエバンが鬼婆に襲われ、かろうじて一命をとりとめるが昏睡状態に陥ってしまう。
ドント・スリープの結末:弱い心に打ち勝つ
ハッサンはケイトに自力で麻痺をとくことが出来なければ鬼婆は完全に消えないと言い、ケイトはもう一度戦う決意をする。眠りにつき、再び鬼婆が現れるがケイトは自力で覚醒できず、ハッサンがケイトを助けるために自分が眠りについて鬼婆を引き離す。そこでケイトは目覚めるが、目の前にベスが現れて、ケイトが皆を死に追いやったのだと責めたため罪悪感に襲われたケイトは、それこそが鬼婆を引き寄せる弱い心だということに気づき、ベスの姿をした鬼婆を倒す。そして本当に覚醒したケイトは傍らで息絶えているハッサンの姿を目にする。
その後、エバンは回復し、ケイトはハッサンの遺志を継いで研究を続けるため、Webサイト上で情報提供を呼びかけていた。睡眠麻痺は再発したが、ケイトのもとに鬼婆は現れない。しかし今も鬼婆はサイクス医師のもとに現れていた。
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