ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)への紹介:2007年日本映画。沖縄の美ら海水族館で実際にあった、イルカと人間との温かい交流を描いたストーリー。水族館の人気者のイルカ・フジの尾びれが壊死し、新米獣医師が奮闘。世界初となる人工尾びれを付けたフジは、再び宙を舞うことができるのか?!
監督:前田哲 出演者:松山ケンイチ(植村一也)、高畑充希(玉城ミチル)、西山茉希(青山陽子)、永作博美(日下部七海)、山崎努(福原謙三)、池内博之(比嘉剛)、坂井真紀(望月ユリ)、利重剛(仲村圭一)、田中哲司(須藤勇治)、上間宗男(玉城のオジイ)、ほか
映画「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)への予告編 動画
映画「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」解説
この解説記事には映画「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へのネタバレあらすじ:起
新人獣医師として沖縄美ら海水族館にやってきた植村一也(松山ケンイチ)。この水族館には、飼育員の仕事もこなしながら、イルカについて学んでいくという館長の方針があります。きつい仕事に耐え切れず辞めてしまう獣医師が多く、今年に入り獣医として呼ばれたのは一也で5人目です。イルカの餌作りやプール掃除など、獣医にも関わらず飼育員の仕事もこなさないといけない一也。
ビッグマザーと呼ばれる3頭の子を産んだ母イルカ・フジなど、20頭のイルカの世話をします。毎日の飼育に嫌気がさした一也は、「自分は獣医で、イルカの治療をしたい」と主張します。しかしイルカのことを何も分かっていない一也にどのように世話ができるのか、逆に言い返されてしまいました。
ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へのネタバレあらすじ:承
学校にも行かず水族館にきている少女・ミチル(高畑充希)は、館長が世話になっている漁師の孫です。今は祖父と二人暮らしで、毎日フジの様子をただ見ているミチルのことが気になる一也。
この頃から徐々に飼育に慣れてきた一也ですが、イルカのフジに異変が起こります。尾びれが壊死し、原因不明の感染症を引き起こしました。薬を強くすると肝機能障害になり、点滴に変えますが壊死は止まらず進行。このままではフジは亡くなってしまうと判断した一也は、尾びれを切り落とす決断をします。
ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へのネタバレあらすじ:転
手術を翌日に控えた日、館長からフジの話を聞く一也。技は得意ではありませんでしたが、三頭ものイルカを育てた立派なイルカです。そして手術の日、動くフジをみんなで抑え込み、手術は無事成功。尾びれの4分の3を切除し、フジは一命は取り留めた。
しかし泳ぐことができなくなってしまったフジを見て、ミチルは「泳げないイルカはイルカじゃない!」と、一也に言い捨て去っていきます。一也はこのままフジが泳げなければ、新たな病気を発症する可能性を示唆し、フジの尾びれを再生するプロジェクトを立ち上げようと考えます。
館長からのOKもあり、企業に出向き人工尾びれを作ってほしいと頼む一也。人工尾びれが本当にフジにとって幸せなのか悩む一也ですが、とにかく挑戦することになり、世界初の試みが始まりました。
ドルフィンブルー フジ、もういちど宙への結末
後日、完成した人工尾びれが一也のもとに届きます。不安そうにみんなが見守る中、人工尾びれを付けたフジが以前のように泳ぎ始めました。しかしこれで完成ではなく、フジの泳ぎを見て、改良を重ねていきます。
改良された尾びれをつけてジャンプができるまでになりましたが、そのはずみで尾びれが壊れてしまい、フジは怪我までしてしまいました。「これ以上、人工尾びれは必要がない」と言い出すスタッフの意見もあり、悩んだ末これ以上尾びれはつけないことになりました。
そんなある日、ミチルの祖父(上間宗男)が亡くなります。落ち込むミチルを見て、一也はフジに再び人工尾びれを付けようと考えました。そして新しい人工尾びれを付けたフジは高く宙を舞います。一也は東京には戻らず、この沖縄の土地でイルカと共に生きていくことを決めたのでした。
以上、映画「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」のあらすじと結末でした。
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