ドラえもん のび太の海底鬼岩城の紹介:1983年日本映画。「映画 ドラえもん のび太の海底鬼岩城」は映画ドラえもんシリーズの劇場版4作目の作品。夏休みに海底でキャンプを楽しむドラえもん達が巨大イカに襲われたところを海底人に助けられ、そこからのび太たちの冒険が始まる。脚本がよくできており、今見てもドキリとするようなセリフがちりばめられています。特にドラえもんの道具であるバギーが言った言葉「人間なんて偉そうにしているけれど弱いものですね。」というセリフは考えさせられます。
監督:芝山努 声優:大山のぶ代(ドラえもん)、小原乃梨子(のび太)、野村道子(しずか)、肝付兼太(スネ夫)、たてかべ和也(ジャイアン)、喜多道枝(エル)、三ツ矢雄二(バギー)、ほか
映画「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん のび太の海底鬼岩城のネタバレあらすじ:海底キャンプ
夏休みに入り、のび太たちは山へ行くか海にいくか揉めていました。ドラえもんはだったら海底に行こうとみんなを誘いますが、みんなに海底なんて何もおもしろくないとバカにされ、ドラえもんは怒って一人道具を使って海底に出発します。それを見ていたのび太は実は海底に興味があり、こっそりドラえもんの後を追います。ドラえもんの道具で海底を自由に行き来できる「水中バギー」が誤作動を起こしドラえもんは溺れそうになります。のび太がそれを慌てて助けたことによって、のび太がドラえもんの後をついてきたことがばれてしまいます。二人は海底を探索し、ドラえもんの道具でキャンプを張ることができます。素敵な空間にのび太は家に帰りさっそくしずかちゃんを誘います。それを聞きつけたジャイアンたちも、テレビでやっていた沈没船のニュースを見ていて、海底に興味を持ち一緒に海底に遊びに行くことになります。のび太のママはのび太の夏休みの宿題が終わらなければ遊びに行くことを許可しませんでしたが、しずかちゃんの助けもありなんとか宿題を終わらせれ、一行は海底キャンプへと出かけます。
ドラえもん のび太の海底鬼岩城のネタバレあらすじ:水中バギー
海底についた一行はキャンプの中で素敵な時間を楽しみます。海底はどんな危険なことがあるか分からないから、遠くへ行かないようにと、ドラえもんは皆に念を押します。水中バギーに魚の種類などを解説させますが、このバギーはとても口が悪くジャイアン達を怒らせます。突然地震が起きます。震える一行に海底火山が爆発したことをドラえもんは告げます。砂嵐が起こり視界が悪くなりますが、のび太はその中で巨大なイカのようなものを目にします。砂嵐が去った後にみんなに言いますが、スネ夫やジャイアンに馬鹿にされます。夜になってジャイアンとスネ夫はニュースで見たお宝を積んだ沈没船の行方をどうしても知りたくて二人で勝手に海中バギーを使って。沈没船のあるトライアングル地帯に向かってしまいます。その地帯はいくつもの行方不明になった事件がありました。その地帯へ向かう途中、酸素切れになってしまいジャイアンとスネ夫の二人は苦しみます。その様子を何もせずに見つめる水中バギーなのでした。
ドラえもん のび太の海底鬼岩城のネタバレあらすじ:しずかちゃんのやさしさ
翌朝二人がいなくなったと気づいたドラえもんたちは必至で二人を探します。なんとかどこでもドアで二人を探し当てましたが、すでに二人は岩陰でぐったりしていました。もうだめかと思いましたが、二人はちゃんと生きていました。どうして助かったのだろうと疑問に思う一行でしたが、何もしなかった水中バギーをみんなは責めます。もともと不良品だったというドラえもんに、みんなは廃車にしてしまおうと提案しますが、しずかちゃんだけは水中バギーをかばいます。そのためバギーは廃車にされることなく、キャンプは続行されることになります。水中バギーは二人を助けた者を見たといいます。バギーが記憶した映像を見ると、人影が写っており彼らが酸素を二人に供給したようです。人影は二人を運び出そうとしますが、バトルフィッシュと彼らが呼ぶ化け物に襲われ逃げていったところで映像は終わりました。
ドラえもん のび太の海底鬼岩城のネタバレあらすじ:海底人
映像をみたのび太は海底人がいると確信します。その後キャンプのテントを巨大なイカが襲い、5人は彼らに捕らえられてしまいます。意識を失ったのびたが目を覚ますと、一人の海底人が話しかけてきます。彼は名前をエルと名乗り、陸上人は昔から海底人に攻撃的だったため捕らえたこと、検査の結果ドラえもんとのび太としずかちゃんは優しい人間だと分かったものの、ジャイアンとスネ夫には凶暴さと意地悪さがあり地下牢に閉じ込めていると言います。のび太達がいるところは、マリアナ海溝の底にある「ムー連邦首相公邸」だと言います。エルによると、トライアングル地帯には鬼岩城があり、そこに無理に立ち入ろうとすると世界が破滅してしまうと言います。沈没船はそのあたりをうろうろしていたため、回収したと言います。首相に会ったドラえもんたちは、海底の市民権を与えるから、二度と陸上には戻ってはならないと言われてしまいます。怒ったドラえもんはジャイアン達を助けて脱出することを試みます。
ドラえもん のび太の海底鬼岩城のネタバレあらすじ:ポセイドン
逃げた5人をエルが追いかけます。ところが逆にエルがバトルフィッシュに襲われてしまい、5人は彼を助けます。エルは5人のやさしさを知り、再び捕らえられていたドラえもんたちを助けようとしますが、他の地底人は聞く耳を持ってくれません。そうしているうちに鬼岩城が爆発したという知らせを受けます。再び大きな爆発を起こしたら海底もろとも地球上の世界が壊滅してしまうことになります。爆発を食い止めるには、鬼岩城にある「ポセイドン」を破壊するしかないと地底人たちは言います。エルは不思議な力を持っているドラえもんたちの力を借りようと提案します。追い込まれたムー首相はドラえもんたちにポセイドンを何とかしてほしいと頼みます。ポセイドンは大昔に陸上人と地底人が争った上に出来上がった負の産物でした。5人とエルは、水中バギーの活躍もあり、ポセイドンにたどり着きましたが、しずかちゃんをポセイドンに奪われてしまいます。
ドラえもん のび太の海底鬼岩城の結末:分かり合える日まで
火山が噴火すれば世界は終わりになるとポセイドンは告げます。生贄としてしずかちゃんを差し出すと、彼女の命を奪おうとします。ドラえもんが助けようと駆けつけますが、寸でのところで力尽きてしまいます。しかし水中バギーはしずかちゃんの泣き声を聞きつけ、果敢にポセイドンと戦います。ポセイドンを上手く攻撃した水中バギーは爆発に巻き込まれ粉々になってしまいます。ですがバギーのおかげでポセイドンの暴挙を止めることができました。水中バギーが犠牲になったことでしずかちゃんは涙を流し、「あなたのことは一生忘れない」とバギーのかけらを握りしめます。ムー首相の元に帰った6人は、世界を救ってこれたとたたえられます。ムー首相はそれでもなお、長い歴史を振り返ると陸上人のことは心から信じられないと言います。エルはそれでも5人との友情は確かなものだったと言います。のび太たちはエルたち地底人と別れを告げ、「いつか分かり合える日が来ると信じている」といい、陸上へと帰ります。
以上、「映画 ドラえもん のび太の海底鬼岩城」のあらすじと結末でした。
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