ドラえもん のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)の紹介:1993年日本映画。チャモチャ星ではロボットたちが反乱を起こし、人間たちは滅亡の危機に直面していた。のび太達とチャモチャ星の少年、サピオはそれを阻止することができるのか!
声の出演:ドラえもん(大山のぶ代)、のび太(小原乃梨子)、しずか(野村道子)、ジャイアン(たてかべ和也)、スネ夫(肝付兼太)、サピオ(皆口裕子)、ナポギストラー(森山周一郎)ほか
映画「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)のネタバレあらすじ1
ある日、野比家にトランクが届けられます。ドラえもんも覚えがないと言う中、のび太がそれを開けてみるとゲートが開き、潜ってみると、そこには砂浜が広がっています。どこからともなく、ブリキの無人車の迎えが来ます。二人が乗ると、そのままどこかへと走っていきます。付いた先はホテルです。二人が恐る恐る中に入ると、ブリキの人形たちにブリキンホテルへようこそと出迎えられます。早速案内された客室で昼寝をしようとするのび太ですが、ドラえもんは海へ泳ぎに行こうと言います。泳げないのび太を尻目にドラえもんは海ではしゃいでいます。しばらくして、二人はホテルに戻ってきます。食事を楽しむ中、なぜこんなにガラガラなのかと呟きます。すかさず、ウサギ型ロボットのタップが開業したばかりで、ろくな宣伝すらできないためと説明し、一人でも多くの知り合いを連れてきてほしいと言います。その後、タップはスキーができる雪山があると窓の外を指します。二人は雪山へと出かけ、のび太は転ばないスキー板をお願いしますが、ドラえもんは道具に頼ってばかりでは駄目だと拒否します。しかし、余りにもしつこいので、しぶしぶ「ウルトラバランススキー」を出します。説明も聞かず、勝手に滑り出すのび太ですが、そのまま逸れてしまいます。のび太を探しにいくドラえもんは、突如現れた謎の飛行船に砲撃され、捕えられてしまいます。
ドラえもん のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)のネタバレあらすじ2
ホテルに戻ったのび太ですが、ドラえもんはどこにもいません。まさかと思い、入るなと言われていた地下室へと行ってみますが、気味の悪い顔を模った入り口が口を開き、恐怖でホテルを飛び出したのび太は、もう御免だとトランクを閉め、二度と開けないことを誓います。また、ドラえもんは家にもいなく、本当に22世紀へ帰ってしまったのかと不安が過ります。次の日の学校の帰り道、のび太はジャイアン達に付きまとわれます。仕方なく、のび太はあのトランクを開け、彼らと静香の3人をブリキンホテルへと連れていきます。迎えの無人車に乗り込み、一行はホテルへと向かいます。すぐにでも帰りたいのび太ですが、3人は帰ろうとせず、夕暮れになります。その時、どこからともなく飛行機が現れ、ホテルを爆撃しています。それを目にした一行は追い払おうとしますが、相手は空にいるため手の出しようがありません。そこで、ジャイアンが生えていた木をバット代わりに石を打って飛行機を撃ち落とします。残り一機となった飛行機が逃げていき、後を追う一行は見知らぬロケットを発見しますが、ドラえもんを捕えたと見られるメッセージを残し、飛び去ってしまいます。一行はドラえもん奪還を胸に結束を固めますが、今一つよい考えが浮かびません。まずは帰ってから相談しようとトランクが置いてある海岸へと向かいますが、ホテルのウサギ、タップがトランクを飲み込んでしまいます。さらにそこには、サピオ=ブリーキンを名乗る少年がいました。一方的に戦士と呼ばれた一行は何のことか見当もつかない様子ですが、サピオは自身の故郷、チャモチャ星でロボット達が反乱し、人間を滅ぼそうとしていることについて話し始めます。事情を知った一行はドラえもん救出のこともあり、チャモチャ星に向かうことを決断します。
ドラえもん のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)のネタバレあらすじ3
チャモチャ星についた一行は二手に分かれ、ジャイアン、スネ夫がメカポリスに潜入し、のび太、静香がサピオと迷宮探索へと向かいます。ゴールへの道筋をプログラムされているガイドマウスを頼りに迷宮の中へ入っていく3人ですが、既に感づいていたロボット達はすぐに兵を差し向け、ブリキンホテルへと爆撃します。間もなく迷宮の入り口も見つかり、兵士たちが入っていきます。この爆撃でガイドマウスが壊れてしまい、サピオ達は迷宮の中をあてどなく彷徨います。一方、町へと潜入した二人は人間が捕えられている収容所を探しますが、ロボット達に怪しまれてしまい、身を隠すよりなくなります。夜、外に出できた二人は美味しそうな匂いを嗅ぎつけ、歩き出します。付いた先は人間の食料を製造している工場です。忍び込んだ二人が作られた食料を食べている最中、あることが閃きます。この食料が運ばれていく先をたどれば、収容所にたどり着けるはずだと。何処に向かって歩いているのかさえ見当が付かないサピオ達、散々歩き回って、また元の場所に戻ってしまいます。全く打つ手なしの中、ロボット軍がさらに近くまで迫っていることがタップにより告げられます。サピオはこれ以上のび太達を危険な目に合わせることはできないとし、あのトランクを開くと二人を無理矢理地球に返します。収容所へ食料を届けるトラックに忍び込んだ二人ですか、あっけなくばれてしまい、追われることになります。しかし、スネ夫がトラックを奪うことに成功し、二人は収容所を脱出します。
ドラえもん のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)のネタバレあらすじ4
家に帰ったのび太はあることを思い出します。ドラえもんの寝床の枕の下に隠してあるスペアポケットです。これでドラえもんの居場所が分かる、二人はスペアポケットを潜ります。付いた先は、拷問の末、動けなくなって海の底へ捨てられていたドラえもんです。ミニドラの修理で何とか正気を取り戻し、今回の事件の一部始終を聞いたドラえもんは、サピオ救出のため、ブリキンホテルへと向かいます。「絶対安全救命イカダ」により、少し時間は要したもののブリキンホテルへ到着したドラえもん達、迷宮の入り口に向かいます。早速ドラえもんは、「迷路探査ボール」で全ルートを割り出し、彷徨っていたサピオを救出、ついにゴールである中央ホールを見つけます。中央ホールには、サピオの父が残した一枚のディスクが厳重に管理されています。父のメッセージにより、コンピュータウィルスの種であることが伝えられます。ロボット軍の支配者、ナポギストラーに感染させることにより、全てのロボット達にウィルスをばら撒くことができ、ロボット達の反乱を阻止できるというわけです。その時、タップが正体不明な音を察知、一同は様子を確かめに「通り抜けフープ」で地上に出ます。やってきたのは、サンタクロースです。そのそりにはジャイアンとスネ夫が乗っています。全員が揃ったことを喜ぶ一同にサンタクロースからおもちゃをプレゼントされます。ドラえもんは、このおもちゃを改造してメカポリスに乗り込む作戦を考えます。
ドラえもん のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)の結末
ジャイアンとスネ夫、改造したおもちゃをメカポリスで暴れされている隙をつき、のび太とドラえもんが王宮に潜入します。ナポギストラーとの交渉を始めるドラえもんですが、全く聞く耳を持たないため、ドラえもんはあのウィルスの仕込まれたディスクをナポギストラーに植え付けます。後は効き目が表れるのを待つのみと二人は引き上げていきます。ナポギストラーは全軍に対し、直ちに収容所を爆撃するよう指令を出しますが、既に救出に向かっていたサピオ達により、全市民は脱出済みです。現場に来たナポギストラーは全ての人間が消えてしまったことに驚きますが、突如おかしな行動をとります。それが全てのロボットに伝染し、やがて動かなくなります。壊滅したメカポリスを前に絶望する市民を対し、サピオの父はこれが始まりなのだと告げます。機械任せではない、人間が人間らしく生きる社会を作ろうと宣言します。それを聞いたのび太は、これからはドラえもんの道具に頼りすぎないようにすると言い始めますが、そんなことできるかなとジャイアン達に言われる中、全ての騒動は解決したのでありました。
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