ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記の紹介:1997年日本映画。ドラえもんが福引で当てた小惑星に町を作ろうとしたのび太達、しかしそこへ凶悪脱獄犯、熊虎鬼五郎が潜入する。星の乗っ取りを企んでいる鬼五郎を地球に送り返し、平和を守ることはできるのか…。
声の出演:ドラえもん(大山のぶ代)、のび太(小原乃梨子)、しずか(野村道子)、ジャイアン(たてかべ和也)、スネ夫(肝付兼太)、ビープ、ブピー、種まく者(伊倉一恵・渡部猛)、熊虎 鬼五郎(内海賢二)ほか
映画「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記のネタバレあらすじ1
空き地でスネ夫が馬に乗ったことを自慢しています。勢いでのび太は、牧場を持っていると言ってしまい、今夜身に行くとみんなに言われ、慌てて帰ります。しかし、ドラえもんは取り合うこともなく、22世紀に出かけてしまいます。夕方、ドラえもんが悔しがりながら帰ってきます。22世紀の福引で全て外してしまった模様です。その景品は小惑星であり、のび太は一つ一つ確かめますが、まともな星は見つかりません。そうこうしているうちに夜となり、スネ夫達がやって来ます。最後の一つになって慌てるのび太、スネ夫達がどこでもドアを潜ってみると、そこはとてもハズレとは思えない立派な星であります。一同驚く中、「命のねじ」で命を吹き込んだぬいぐるみの馬、パカポコが出てきます。話を聞いた一同は自分達のお気に入りのぬいぐるみを取りに行きます。さらにここにおもちゃの町、ねじ巻き都市を作ろうと盛り上がります。翌日、ねじ巻き都市が完成し、各々が作った施設やお店について紹介しています。のび太は人工衛星を打ち上げ、上空から見た星の様子を写真に収めていますが、その中で底が光っている謎の湖を見つけます。大金塊かもと思った一同は、早速湖の調査に向かいます。
ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記のネタバレあらすじ2
湖への道の途中、一同は森の中で食事を始めます。しかし、怪しげな声と共に黒い雲が現れ、大雨が降りだします。一同は逃げる間もなく洪水に巻き込まれ、海岸まで流されてしまいます。運よく海に落ちずに済んだ一同ですが、こんな洪水は地球にはないと驚きます。早速、剛田建設で川の整備をすると意気込むジャイアンですが、町の様子も心配であったため、一同は川を辿って戻ります。すると、ドラえもんが動物を増やすために作った「エッグハウス」に雷が落ちています。中は無事なようですが、ショックで転がったと見られる卵が見つかります。ほどなく生まれてきたブタのぬいぐるみはピーブと名乗り、落雷のエネルギーで知能が身についたと説明します。のび太の部屋に脱獄犯の熊虎鬼五郎が忍び込みます。どこでもドアに気づき、ねじ巻き都市へとやって来ます。しかし、一同は全く気付くことなく星の開拓に躍起にやっています。鬼五郎はエッグハウスへ忍び込み、自分のコピーとなる卵を作ってしまいます。ピーブとドラえもんが雷のエネルギーを注入して生み出したブピーが熱心に読書しています。その様子を見て、一同は夏休みの宿題を思い出し、一時開拓を中断します。その夜、鬼五郎の卵が孵り、森の中で寝ていた元祖鬼五郎のもとにやって来ます。元祖はコピー達に自分を社長と呼ばせ、星を乗っ取る企みを始めます。
ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記のネタバレあらすじ3
開拓の傍ら、一同は川下りや海水浴を楽しんでいます。たっぷり遊んで町へ戻ってみると、ビープ達が選挙ごっこをしている様子を目にします。ドラえもんはビープに影響されて他のぬいぐるみもどんどん賢くなっていることを感じます。鬼五郎一味はジャイアンの描いた地図から金塊のことを知り、湖へと向かっていきます。岩山を超えたあたりで、再び大雨が降りだします。その頃、一同もねじ巻き都市へ行こうとしていましたが、余りの酷さにしばし待つことにします。嵐が過ぎ、一同がやって来ますが、再びエッグハウスに雷が落ちています。それにより、優秀な仲間が新たに生まれたとピーブに紹介され、トーマス=メージソン、アインモタインを名乗る二人の少々生意気な挨拶に一同は少し苦笑しています。次の日、一同がねじ巻き都市に来てみると市長となったピーブに議場に呼ばれます。剛田建設の環境破壊についてメージソン達から厳しい指摘が飛びます。どこか納得がいかないながら、ジャイアンは工事の中止を約束します。すっかり落ち込んでいるジャイアン、そこで彼の大切な恐竜のぬいぐるみ、ティーラを探しに行こうと一同は森の中を探し回りますが、なかなか見つかりません。さらに落ち込んだジャイアンを元気づけるため、スネ夫は宇宙からならすぐ見つかるはずとロケットを出します。
ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記のネタバレあらすじ4
その頃、用意していた梯子で大地割れも難なく渡り、ついに湖に着いた鬼五郎一味、子分の一人、ホクロに底の様子を見に行かせると慌てて戻ってきます。程なく、湖の中から黄金に輝く魔人が現れ、追いかけられます。何とか魔人を振り切りますが、ホクロがこんな星は嫌だと泣き言を言います。社長鬼五郎が叱り飛ばす中、スネ夫のロケットに気づき、危険な企みを考えています。次の日、再びロケットの前に集合した一同、そこでジャイアンがティーラの姿を目撃します。久々の再開で感極まるジャイアン、一緒に宇宙に行くかとの問いかけにティーラは首を横に振り、一同は胸を撫で下ろします。少々オーバーなジャイアンではありますが、すぐに気を取り直し、ロケットに乗り込む準備を始めます。そこへ、昨日から張り込んでいた鬼五郎が姿を現し、銃を手に一同を脅します。鬼五郎の名前を聞き逃げ出しますが、既に子分たちに逃げ道を塞がれています。すかさずドラえもんは、「タケコプター」を出し、空へ逃げます。しかし、電池切れでやがて飛べなくなり、大地割れの前で全員墜落します。さらに鬼五郎達がしつこく追って来ているため、一同は意を決して梯子を渡り始めます。しかし、静香が梯子の真ん中で動けなくなり、のび太が助け行くも、手が滑って大地割れに転落、一同悲しむ中、静香が鬼五郎一味に捕まってしまいます。
ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記のネタバレあらすじ5
その時、地響きと共に黄金の魔人が再び、姿を見せます。激しく追ってくる魔人にドラえもんは戦うことを決意、スネ夫の用意していた戦車で砲撃します。一度は粉々になったものの、すぐに再生し、再び襲い掛かってくる魔人、鬼五郎一味とドラえもん達はロケットで宇宙へと逃げます。地割れに落ちたのび太は種まく者と名乗る不思議な人物に会います。彼はかつて地球と火星に生命の種を巻き、この星にも同様に種を巻いたが、のび太達が無断で入ってきたと話します。のび太は福引の景品だと言いますが、実はナンバーを読み間違えていたことが発覚します。がっくりくるのび太に対し、種まく者はのび太達が来たことを歓迎し、後のことは任せたと言い残し、去っていきます。のび太は星の植物の力を借り、大地割れから這い上がってきます。しかし、町に戻ってみると、ドラえもん達の姿はなく、鬼五郎一味がのさばっています。木の陰に隠れていたブピーから事情を聞き、ドラえもんと何とか連絡が取れないかと考え、すぐにスペアポケットのことを思い出します。しかし、のび太が行くのは危険と判断、そこで静香のぬいぐるみ、ウッキーに頼みます。見張りを掻い潜り、のび太の部屋にたどり着いたウッキー、形の似ているものを手あたり次第持ってきます。運よくその中にスペアポケットがあり、のび太はドラえもん達と再会します。星に戻ってきたドラえもんは全ての事情を聞き、鬼五郎一味を追い払い、人質となっているピーブを救出する作戦を考えます。
ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記の結末
無事、ピーブを取り戻し、鬼五郎一味は森へ逃げていきます。町では鬼五郎を捕えて地球に返すため、ぬいぐるみ達が決起集会を開いています。その様子を見て、のび太は種まく者のことを一同に話します。それを聞いた一同は鬼五郎を戦う意思を固めます。翌朝、鬼五郎一味が攻めてきます。しかし、既に準備万全だったピーブ達は、ひとりずつ捕らえていきます。最後に残った本物の鬼五郎との一騎打ちに臨むのび太、植物達の力も借りて、何とか全員捕らえることに成功します。ドラえもんはたまご逆転装置で元の一人に戻しますが、残ったのはあのホクロであり、一同驚きます。ホクロは自首することを一同に約束し、地球へと戻っていきます。その後、一連の騒動で破壊されたねじ巻き都市を修復することを宣言するのび太に対し、ドラえもんはここからはピーブに任せようと言います。またきっとここに来ることを宣言し、一同は地球に帰っていくのでありました。
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