ドラえもん のび太の恐竜2006の紹介:2006年日本映画。国民的漫画『ドラえもん』誕生35周年記念作にしてキャスト一新・リニューアル後初となる劇場版長編作品第1弾(通算第26作)は記念すべき第1作『ドラえもん のび太の恐竜』(1980年)のリメイクとなりました。基本的には旧作と同じ展開ですが所々に新解釈とアレンジが施されています。恐竜の化石の卵を孵化させたドラえもんと仲間たちは、恐竜を狙う悪徳ハンターらと対決しながら恐竜を元の時代に戻すべく大冒険を繰り広げます。
監督:渡辺歩 原作:藤子・F・不二雄 声の出演:水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、かかずゆみ(しずか)、木村昴(ジャイアン)、関智一(スネ夫)、神木隆之介(ピー助)、三石琴乃(のび太の母)、松本保典(のび太の父)、高山みなみ(スネ夫の母)、内海賢二(ドルマンスタイン)、船越英一郎(黒マスク)、劇団ひとり(ニュースキャスター/タイムパトロール長官/リサイクル業者)、大橋卓弥(タイムパトロール隊隊員)、常田真太郎(タイムパトロール隊隊員)ほか
映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドラえもん のび太の恐竜2006の予告編 動画
映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん のび太の恐竜2006のネタバレあらすじ:起
1億年前。1匹のティラノサウルスが何者かによって捕獲されました…。
そして現在。スネ夫(関智一)の家に招かれたのび太(大原めぐみ)、しずか(かかずゆみ)、ジャイアン(木村昴)はティラノサウルスの爪の化石を自慢げに披露されました。しずかやジャイアンは化石を見せてもらえたのですが、のび太だけは除け者扱いされてしまいます。のび太はスネ夫への対抗心から恐竜1匹丸ごとの化石を見つけてやると宣言してしまいます。
のび太はドラえもん(水田わさび)に泣きついて何とかしてもらおうとしますが、ドラえもんは日本にティラノサウルスは生息していなかったとして断りました。のび太は意地になって恐竜関連の本を読み漁り、古い地層からなる近所の崖を掘り始めました。ところが、堀った土により近隣住民に迷惑をかけてしまい、のび太はお詫びとしてゴミを捨てるための穴を掘ることとなりました。
そしてのび太は大きな卵の化石らしきものを掘り当て、これが本当に恐竜の卵であることを証明するために“タイムふろしき”で元の状態に戻すことにしました。その間、のび太は冷やかしに来たジャイアンとスネ夫に、恐竜を見つけられなかったら鼻でスパゲッティを食べると大口を叩いてしまいます。
化石らしきものは紛れもなくフタバスズキリュウの卵でした。のび太は卵を懸命に温めて孵化させることに成功、生まれた赤ん坊のフタバスズキリュウに“ピー助”(神木隆之介)と名付けました。
ドラえもん のび太の恐竜2006のネタバレあらすじ:承
のび太はドラえもんに見守られながら、家族に内緒でピー助を育てていましたが、やがてピー助は成長と共に大きくなりすぎて家で飼うのには限度がでてきたことから、のび太はピー助を公園の池に移して引き続き育てることにしました。
しかしある日、のび太は風邪を引いて餌やりに行けなくなってしまい、のび太が来ないことを心配したピー助はわざわざのび太の家までやってきてしまいます。ピー助の噂は早速街中に流れてしまい、更にはロボットカメラで密かにピー助やのび太たちを監視していた謎の黒いマスクの男(船越英一郎)がのび太たちの元を訪れ、ピー助を引き渡すよう求めてきました。
危機感を募らせたドラえもんとのび太はピー助を元々生息していた時代である1億年前の白亜紀に戻すことを決断、黒マスクの男の追跡を振り切って“タイムマシン”で白亜紀に向かいました。
のび太はピー助に涙の別れを告げて元の時代に戻りましたが、ジャイアンやスネ夫から鼻でスパゲッティを食べて見せろと迫られ、しずかからも嘘つき扱いされてしまいます。ドラえもんとのび太は“タイムテレビ”でしずか・スネ夫・ジャイアンにピー助の様子を見せることにしましたが、映し出されていたのは他の恐竜たちにいじめられているピー助の姿でした。
実はドラえもんはピー助と同じ種族の本来の生息地である日本ではなく、誤ってアメリカ大陸にピー助を置いてきてしまっていたことに気付きました。ドラえもんとのび太はピー助を本来いるべき場所に移すため、しずか・スネ夫・ジャイアンも連れて再び白亜紀に向かい、そこでピー助と再会を果たしますが、到着時の衝撃でタイムマシンの空間移動機能が壊れてしまい、元の時代に戻るためにはタイムマシンをのび太の部屋の机がある位置まで運んでいかなければなりませんでした。
ドラえもん のび太の恐竜2006のネタバレあらすじ:転
ドラえもんたちはアメリカ大陸がこの時代ではアジア大陸と陸続きになっていることに気付き、長時間の使用に限度がある“タケコプター”を有効活用しつつ徒歩も交えて自力で日本を目指すことにしました。
旅の途中でドラえもんたちは恐竜に襲われますが、“桃太郎印のきびたんご”を食べさせて手懐けることで危機を乗り越えながら進んでいきました。しかし、長旅で限界にきていたのび太のタケコプターが故障してしまい、頼みの綱のきびだんごも失ってしまいます。危機に陥ったドラえもんたちの前に現れたのはあの黒マスクの男でした。
黒マスクの男の正体は恐竜を捕まえてはコレクターに高く売りつけている恐竜ハンターであり、男はのび太たちに大量のおもちゃを渡して手懐けようとすると、翌朝まで考える時間を与えるとしてタイムマシンでドラえもんたちを元の時代に送る代わりにピー助を引き渡せと要求してきました。
男が帰った後、スネ夫はピー助を引き渡すべきだと主張しましたが、ジャイアンたちの反対で思いとどまりました。ピー助を引き渡さないことを決意したドラえもんたちは、男が置いていったおもちゃの中からラジコンカーを活用することにしました。
翌朝、黒マスクの男は雇い主である大富豪の収集家ドルマンスタイン(内海賢二)と共にドラえもんたちを襲撃しようとしますが、目の前に現れたのはラジコンに乗った囮の人形でした。その隙にドラえもんたちはいかだで川を下ろうとしましたが一味に見つかってしまい、濁流にのみ込まれたドラえもん・のび太・ピー助はしずか・スネ夫・ジャイアンとはぐれてしまいました。
ドラえもん のび太の恐竜2006の結末
しずか・スネ夫・ジャイアンはドルマンスタイン一味に捕らえられ、彼らの秘密基地に連れて行かれました。ドラえもんとのび太は三人を助けるために基地に潜入しますが、ドルマンスタインはティラノサウルスを放ってドラえもんたちを襲わせようとしました。
ところが、このティラノサウルスは以前にドラえもんたちが桃太郎印のきびだんごを食べさせた恐竜であり、ドラえもんたちの味方についたティラノサウルスはドルマンスタインが放ったスピノサウルスと激しい激闘を繰り広げ、基地が崩壊を始めたことからドラえもんはのび太たちや捕らえられた恐竜たちと共に脱出しました。逃げようとした黒マスクの男やドルマンスタインは未来から駆け付けたタイムパトロール隊によって逮捕されました。
ピー助の背中に乗って旅を続けるドラえもんたちはようやく日本に辿り着き、タイムマシンの入り口を発見しました。のび太はピー助を仲間たちと合流させ、泣きながら別れを告げて元の時代に戻っていきました。
以上、映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」のあらすじと結末でした。
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