ドリームガールズの紹介:2006年アメリカ映画。かつてアメリカでモータウンサウンドによって一世を風靡した実在の女性グループ「ザ・スプリームス」の活躍をもとに描かれた作品。抜群の歌唱力を誇る3人組がスターダムへのし上がるまでの波乱の人生が描かれており、作中で歌われるブラックミュージックが映画の雰囲気を盛り立てています。
監督:ビル・コンドン 出演:ジェニファー・ハドソン(エフィ・ホワイト)、 ビヨンセ・ノウルズ(ディーナ・ジョーンズ)、 アニカ・ノニ・ローズ(ローレル・ロビンソン)、ジェイミー・フォックス(カーティス・テイラー・ジュニア)、エディ・マーフィ(ジェームス“サンダー”アーリー)、シャロン・リール(ミシェル・モリス)、キース・ロビンソン(C.C.ホワイト)
映画「ドリームガールズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドリームガールズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドリームガールズの予告編 動画
映画「ドリームガールズ」解説
この解説記事には映画「ドリームガールズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドリームガールズのネタバレあらすじ:起
1960年代のアメリカ・デトロイトで、新人シンガーグループの「ドリーメッツ」がライブに出演し、オーディションを受けていました。力強い歌声を響かせるエフィをはじめ、ディーナ、ローレルの3人はそのずば抜けた歌唱力とパフォーマンスで会場を沸かし、そんなドリーメッツの姿を見ていた中古車屋兼音楽プロデューサーのカーティスは、自身のプロデュースするシンガー・ジェームス“サンダー”アーリー(通称・ジミー)のコーラスとして3人に声をかけます。ジミーの歌声とドリーメッツのコーラスでリリースされた新曲は黒人を中心にラジオ局などで大きく取り上げられますが、ヒットが見えた矢先、白人ミュージシャンによってアレンジが加えられ、曲自体を盗まれてしまうのでした。
ドリームガールズのネタバレあらすじ:承
カーティスは中古車屋を畳み、資金を作ると自分たちの曲を流してもらうように大金を使ってラジオ局に働きかけます。ジミーたちの音楽は徐々に白人たちにも受け入れられるようになっていき、ドリーメッツもグループ名を「ドリームズ」に改め、3人でのデビューが決まるのでした。ドリームズは成功をおさめますが、リードボーカルをディーナに奪われたエフィは不満を持ちます。カーティスと恋人関係にあったエフィですが、ドリームズの不満とともに人間関係もこじれ、周囲への不満が多く、時間通り姿を見せなくなったエフィはドリームズを放り出されてしまいます。ドリームズはエフィの代わりに新たなメンバーを追加し、まるで最初からエフィがいなかったかのように活動を続けるのでした。
ドリームガールズのネタバレあらすじ:転
その後カーティスはディーナと結婚し、ドリームズの人気は国内にとどまらず世界的なスターとなっていました。ドリームズの作曲を行なっているエフィの兄・C.Cは、ジミーとドリームズが参加する新たな曲を制作しますが、それを聞いたカーティスは酷評します。社会情勢を反映させた曲ではなく、あくまで売るための曲を作ろうとするカーティスとC.Cのあいだには、いつしか対立が生まれていました。カーティスはジミーとの契約を解消し、その後C.Cもカーティスのもとを去っていきます。C.Cが会いに行ったのは妹のエフィのところでした。子どもを育てながらシンガーとして復帰していたエフィに、C.Cはかつての約束どおり新曲「ワンナイトオンリー」を提供し、その曲はラジオなどで流されるようになりますが、それを知ったカーティスは裏工作を行ない、「ワンナイトオンリー」をドリームズの新曲として発表するのでした。
ドリームガールズの結末
結婚以来カーティスに束縛されるように生きてきたディーナは、カーティスが行なったエディへの裏工作について知ります。ディーナはエフィと再会し彼女に謝罪すると、エフィに子どもがいることを告げられます。その子どもはかつて恋人同士だったころにカーティスとの間に出来た子どもであり、当時体調不良を理由にたびたび仕事を休んでいたのは事実だったと語ります。エフィはカーティスに裏工作に関する証拠を突きつけ、和解によって自身の曲を取り戻すのでした。カーティスの強引なやり方に戸惑っていたディーナもまた彼のもとを去る決意を固め、ドリームズ惜しまれながら解散することになります。ドリームズ最後のコンサートとなったステージ上ではディーナがエフィの名前を紹介し、その日限りで4人となったドリームズは集まった人々の万雷の拍手の中で歌声を響かせるのでした。
以上、映画「ドリームガールズ」のあらすじと結末でした。
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