映画「東のエデン 劇場版II Paradise Lost」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
東のエデン 劇場版 II Paradise Lostの紹介：2009年日本映画。TVアニメ「東のエデン」の劇場版で、TVアニメのその後を描いた前後編のうちの後編となります。日本の帰国した滝沢は、セレソンゲームを終わらせるため総理大臣別邸に向かいます。一方、滝沢と帰国した咲は、滝沢の母親に会い、そこで滝沢の出生に関する重要な写真を見つけます。さらに、セレソンNo.1の物部も動きますが、滝沢のとった大胆な行動に、セレソンゲームの主催者であるMr.OUTSIDEは、ある決断を下すことになります。
監督：神山健治 声優：滝沢朗（木村良平）、森美咲（早見沙織）、物部大樹（宮内敦士）、大杉智（江口拓也）、平澤一臣（川原元幸）、Mr.OUTSIDE（有川博）
この解説記事には映画「東のエデン 劇場版II Paradise Lost」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニューヨークから日本に帰国した滝沢と咲でしたが、飯沼総理の後援会の人間に囲まれてしまいます。そうして、飯沼総理夫人の前に連れてこられた滝沢は、飯沼総理夫人から面罵され、DNA鑑定のため毛をむしり取られてしまいました。
咲は、ここで滝沢と別れることになりますが、別れ際に滝沢に母親の行方を探すことを依頼されます。滝沢はこの時、以前の記憶を取り戻しつつありました。
咲と別れた後、滝沢は、空港のトイレで再会した弘瀬に囮となるように頼んで、飯沼総理の後援会の監視から逃げ出すことに成功します。そして、滝沢は、東のエデンに電話をしてジェイスを乗せたトレーラーの居場所を聞き出し、トレーラーが駐車している海ほたるに向かいました。
咲は、大杉と共に滝沢の母親の可能性が高い岩下あやという女性と探し出しました。あやは、滝沢の母親であることを否定しますが、大杉が、若いころのあやと飯沼総理大臣が写っている写真を見つけました。
写真の中のあやは妊娠しており、ジェイスが滝沢を王様にするためにでっち上げと思われた滝沢が飯沼の私生児であることが、実は現実である可能性が浮上していきました。
一方、海ほたるについた滝沢は、そこの駐車していたNo.9のトレーラーに乗り、さらに、途中でNo.1のトレーラーを奪っておネエに運転させました。公安が来た事を察知して逃げ出した咲は、その前に逃げたあやに追いつくと、飯沼総理との写真を見せますが、あやは再度滝沢の母親であることを否定します。しかし、話の内容から、咲は、あやが滝沢の母親であることを確信しました。
トレーラーを運転した滝沢の目的地は、総理別邸でした。そこで、滝沢は、飯沼総理婦人になぜ飯沼総理の私生児を名乗るのか、と尋ねられ、セレソンゲームに参加してこの国のうまくいっていない連中を支援しようとしたら、いつのまにかなっていた、と答えました。
そこへ、物部がやってきて、滝沢にセレソンゲームから降りるようにいいますが、滝沢は、その申し出を断りました。そして、ジェイスに日本国民全員に電話をかけるように要請しました。
そのころ、平澤は、セレソンゲームの主催者であるタクシー運転手のMr.OUTSIDこと亜東を見つけました。亜東は、運転手をしながらセレソンゲームに参加するメンバーを選出しており、滝沢も偶然亜東と出会った事により選出されたのでした。
滝沢は、板津の協力を得て、日本国民全員にメッセージを送ります。滝沢は、自身が飯沼総理の私生児であることを否定し、大人たちに今まで貯めてきたものを捨て、若者と共に新たな楽園に旅立つことを要求しました。これを受け入れなければテロを起こすと脅し、その証拠として、日本国民全員に電子マネーを1円振り込みました。
これを見ていた亜東は、セレソンゲームの勝者は滝沢とし、ノブレス携帯を通して、セレソンゲームの参加者全員の記憶を消去しましたが、滝沢は、ただ1人記憶を消去されませんでした。
その後、滝沢は、再会した咲達に、DNA鑑定の結果飯沼総理とは血縁関係はなかったことを言うと、やり残したことがあるとして、そのまま行ってしまいました。
半年後、次のセレソンゲームの参加者を探していた亜東のタクシーに乗り込んだ滝沢は、亜東をスリッパで一発叩くと、やらなきゃいけないことがあると亜東に行先を指示して、何処かへ立ち去りました。
以上、映画「東のエデン 劇場版 II Paradise Lost」のあらすじと結末でした。
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