映画「ガメラ対大悪獣ギロン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ガメラ対大悪獣ギロンの紹介：1969年日本映画。自宅近くに着陸したUFOに乗ってスイッチを押してしまった事で、はるか遠くの惑星テラに着陸してしまった明夫とトムは、惑星の住人フローベラとバーベラ、そして怪獣ギロンに会いました。友好的に話す二人の住人でしたが…という内容の大映ガメラシリーズ5作目です。
監督：湯浅憲明 出演者：加島信博（明夫）、秋山みゆき（友子）、クリストファ・マーフィー（トム）、笠原玲子（フローベラ）、甲斐弘子（バーベラ）、大村崑（巡査）、イーデス・ハンソン（トムの母）、浜田ゆう子（明夫の母）、船越英二（志賀博士）ほか
この解説記事には映画「ガメラ対大悪獣ギロン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
親友の明夫とトム、そして明夫の妹・友子は、明夫の家のベランダから天体望遠鏡で夜の空を見ていました。すると宇宙船が飛来して着陸するのを見つけ、見に行こうと言い出しますが、明夫の母に寝なさいと言われ、翌朝行くことにしました。
3人が山のふもとに行くと、UFOが着陸していました。友子が止めるものの、明夫とトムが開いたゲートからUFOに乗り込みました。運転席のスイッチを数か所押すと、UFOは飛び立っていきました。あっという間に宇宙に出た二人は、地球に帰ろうと必死でスイッチを押しますが無理でした。
途中で隕石とぶつかりそうになった時、ガメラが助けに来ました。そしてガメラと一緒に宇宙を飛んでいましたが、UFOは一気にスピードを上げてガメラを引き離しました。UFOはリモコンで操られているようでした。やがてUFOは着陸しました。
そのころ志賀博士のいる天文台では、世界各地から宇宙からの電波信号の情報が寄せられていました。一方、友子は母親に「明夫とトムがUFOで飛んで行った」と言いますが、信じませんでした。
明夫とトムはUFOから外に出ると、そこは地球外の惑星でした。その時、ギャオスが飛んできて攻撃し始めました。すると地表が開き、頭がギロチンの怪獣が現れ、ギャオスをぶつ切りにして倒しました。
明夫とトムが建物の中に入り探索していると、二人の女性に遭遇しました。バーベラとフローベラという名で、言葉変換装置を使って日本語でしゃべりはじめました。この星は『テラ』という惑星で、天然現象を全てコントロールしていると言いました。しかしコントロールの副作用で巨大怪獣が生まれ、さらに惑星が氷河状態になってきているそうでした。
その為に、頭にギロチンを持った怪獣ギロンをコントロールして番犬にしていました。惑星の住人は氷河と怪獣から逃れる為、UFOに乗って住める惑星を探しに行って、今は二人だけしか残っていない状態でした。二人の女性は、明夫とトムからガメラの話を聞き、興味津々でした。
そしてUFOを修理して地球へ帰してあげると言いますが、これは嘘で、明夫とトムを自分たちの食料にしようとしていました。
地球ではトムの母が迎えにきますが、明夫の母がまだしばらく泊めていいと言うので帰ろうとすると、友子が車に乗って来て、UFOの話をしました。そして巡査を呼んで3人でUFOのあった場所に行きました。トムの母は信じませんでしたが、巡査は探してあげると友子を励ましました。
惑星テラでは、睡眠薬入りのドーナツを二人が食べて眠っていました。フローベラは明夫とトムの脳みそを食べて、地球の情報を取り入れようと話していました。その時、警報が鳴り、ガメラが惑星テラに上陸しました。フローベラはギロンを放ち戦わせました。
目覚めた明夫とトムは、ガメラを応援しますが、ガメラは深い傷を負い、湖に沈みました。そして二人は再び捕まってしまいました。
そのころ明夫の自宅に、志賀博士と大勢のマスコミが来ていました。この近くでUFOの目撃情報があり、確認がとれたと言いました。トムの母、明夫の母は友子の話を信じました。
フローベラらは明夫とトムを拘束し、UFOを修理していました。トムが矢鉄砲でスイッチを撃つと、ギロンが出てきてUFOを壊しました。これで負傷したバーベラはフローベラに殺されました。暴れるギロンに襲われ、二人がガメラに助けを求めるとガメラが復活し、ギロンと闘い始めました。
防戦一方のガメラでしたが、ギロンを持って空高く飛び落とすと、ギロチンの頭が地表に刺さり、ギロンは動けなくなりました。明夫とトムはミサイルのボタンを探して押しました。一発はフローベラの居る基地に命中し、フローベラは死にました。もう一発はガメラが途中でつかみ、ギロンに刺し、爆発させました。
そして壊れたUFOに明夫とトムを乗せ、ガメラはUFOをくわえて地球に向かいました。天体望遠鏡を覗く友子にガメラが見えました。そして母親たちと、志賀博士、マスコミが見守る中、明夫とトムは無事、地球に帰って来ました。
以上、映画「ガメラ対大悪獣ギロン」のあらすじと結末でした。
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