映画「グラグラ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
グラグラの紹介：2019年アメリカ映画。華やかな人気グラビアアイドルのはるかには、姉にしか言えない悩みがあります。２９歳になっても恋愛経験もＳＥＸ経験もないのです。そんなはるかが、オタクの熱狂的なファンに夜道で襲われます。そこへ助けにきた中年男・田畑に好意を持ったはるかでしたが、初めての恋はうまくいくのでしょうか？という内容のエロチックラブストーリーです。グラビアアイドルの永岡怜子が主演、相手役にはテレビでおなじみの湯江タケユキが演じています。
監督：高原秀和 出演者：永岡怜子（はるか）、江澤翠（さやか）、柴田明良（本堂）、本橋由香（マネージャー）、古井栄一（監督）、湯江タケユキ（田畑）ほか
この解説記事には映画「グラグラ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
黒川蘭奈の名でグラビアアイドルとして人気のはるかも、気がつけば２９歳です。男性との交際経験もなく、いまだバージンのはるかの部屋に勝手にあがりこんでくるのは、恋多き姉のさやかです。
さやかは新しい彼氏・本堂を呼んで、３人で食事をします。明日の仕事が朝早い事から、早々にベッドにもぐり込んだはるかでしたが、さやかと本堂がリビングで愛し合いはじめます。ドアの隙間から覗いたはるかは眠れなくなり、自分で悶えはじめます。
翌朝、さやかが仕事に行ったあと本堂が迫って来ます。嫌がりながらもやってみたいはるかがその気になった時、目覚めます。夢でした。
はるかは、中学校から胸が大きくなりはじめ、高校になると女子には毛嫌いされ、男子からは警戒され全く恋もできない状態でした。２２歳になった時グラビアアイドルにスカウトされ、自分の生きる道を見つけ現在に至ります。
出勤すると事務所のマネージャーが「そろそろ乳首を出して見ない？ラブシーンのある映画の仕事が入っているの」と言われます。
すぐに返事の出来ないはるかは、さやかと本堂に相談します。二人とも「グラビアアイドルが限界。それ以上はやめた方がいい」と言われます。更にさやかが「もう引退したら？」と言った事から、はるかは意地になり、翌朝マネージャーに「映画の監督に会ってみたい」と申し出ます。「ごめんね。もう役は決まったみたい」と言われたはるかは内心ほっとします。
はるかには熱狂的なオタクのファンがいて、夜、仕事の帰り道に二人組に襲われてしまいます。丁度通りかかった中年男の田畑が助けに入ります。しかし田畑は突き飛ばされポールに頭を打って倒れます。はるかが「死んだふりをして」と田畑に言うと、「大変だ死んでいる」と叫び二人組は逃げてきました。その日は田畑に礼を言い別れると、数日後、はるかは田畑の部屋をお礼を持って訪ねます。田畑に呼ばれ、部屋で趣味のひきたてコーヒーを飲ませてもらいます。部屋には拾ったという亀が飼われていました。
翌朝、マネージャーから「監督が呼んでいる」と言われ会いに行くと、監督は、はるかの事を気に入り、即座に主役に採用します。はるかは撮影に備え、公園でランニングで体を鍛えはじめます。すると田畑も公園でトレーニングをしていました。
はるかが声をかけ田畑と話します。はるかが「ちょっとエロい映画の主役になった」と言うと、田畑は「会社を辞めて就活中です」と言います。「一緒に走りませんか」と言うはるかの言葉に、二人は公園でトレーニングを始めます。
撮影が進むうち、恋愛もＳＥＸも経験のないはるかは、女の経験を豪語する相手役との絡みもあって窮地に陥ります。そしてはるかは田畑の部屋に行きＳＥＸの経験について聞きます。田畑は「ついこないだまで妻がいたけど、ほとんどＳＥＸはしなかった。それで逃げられたのかもしれない」と言います。「ＳＥＸは体と体がつながるの？」と聞くはるかに、田畑は「心と心が向き合うんです」と言います。
釣りが趣味と言う田畑と釣りに出かけたある日、大雨になり通行止めになって帰れなくなります。田畑は近くのラブホテルに入ります。はるかが「私はバージンなんです。田畑さん私を奪ってください」と言うと、「そんなのダメです」と言いながらせまって来ます。残念ながら期待を持ち過ぎたはるかの夢でした。
翌朝、撮影行くと、相手役の男優がやめていきます。監督は「僕は童貞でした。これ以上できませんだってよ！別に童貞でも処女でもいいじゃねええか」とはるかにグチをこぼします。そして代わりにやってきたのは、エロ映画専門の男優でした。
はるかは「映画で初体験みたいなことをするのは嫌です。私バージンなんです。私とＳＥＸしてください」と田畑に迫ったのです。田畑は「がっかりです。僕が楽な男だからいいように使われているみたいで。妻は楽な僕をいいように使って、楽じゃない男と浮気して出て行った。僕みたいな男と会わない方がいい、一週間後に田舎に帰るんです。帰ってください」と言います。
一人で落ち込むはるかの部屋にさやかがやってきます。「あいつ婚約者がいて妊娠していた。二股よ、別れたやった」と言います。姉妹は久しぶりに話をし、さやかが「はるかは、もっと自分らしく生きなさい」と励まします。
翌日の撮影では、はるかは自分をむきだしにしてぶつけます。監督が「明日はラストだ、本性をだしてやれ」と言われます。その帰り道、はるかは亀を見つけ持ち帰ります。
はるかは悩んだ末、田畑の部屋に亀を持って行きます。そして「私、田畑さんの事が好きなんです。会いたかった」と告白し、キスをします。すると田畑も「僕もだ、会いたかった」と言います。二人は布団に入ります。少しずつふれあい、本気で愛し合います。初めてのはるかは女の喜びを知ります。
朝になり、はるかが「撮影に行きます。この亀を連れて行ってください。撮影が終わったら会いに行ってもいいですか？」と聞きます。田畑は「いらしてください」と言って別れます。撮影最終日、ラストシーンを演じるはるかは、ビーチを全裸で思いっきり走っていました。
以上、映画「グラグラ」のあらすじと結末でした。
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