映画「ハッピー・デス・デイ 2U」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハッピー・デス・デイ 2Uの紹介：2019年アメリカ映画。2019年（日本公開）に大ヒットした映画『ハッピー・デス・デイ』の続編です。前作では主人公ツリーの18日の誕生日が繰り返され、ベビー・マスクの男に殺されるデス（死）の日になるというものでした。ツリーは続編でもループ地獄が繰り返されますが、今回は2つの次元の選択に悩むツリーの姿がコメディタッチで描かれます。続編ということもあり、前作の登場人物のエピソードが多数紹介されるので、前作を見ていない人は『ハッピー・デス・デイ』のあらすじと登場人物のキャラクターを理解してから見ると良いと思います。
監督：クリストファー・ランドン 出演：ジェシカ・ローテ（テレサ・”ツリー”・ゲルプマン）、イズラエル・ブルザード（カーター）、ルビー・モディーン（ロリ）、レイチェル・マシューズ（ダニエル）、フィー・ヴ（ライアン）、スティーブ・ジシズ（ブロンソン）、スラージ・シャルマ（サマール）、サラ・ヤーキン（ドレ）、ほか
この解説記事には映画「ハッピー・デス・デイ 2U」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ライアン（フィー・ヴ）は車の中で目が覚めます。しかし、「１，ラテン音楽を聞き」「２，空き缶だらけの車から出る」「３，道では犬に吠えられ」「４，木の下の男を驚かせ」「５，スケートボードの男、環境保護活動家に会う」（以下ライアンのループ）が起こります。ライアンはカーター（イズラエル・ブルザード）の部屋を訪れ、その後、研究所に向かいます。ライアンの研究所ではドレ（サラ・ヤーキン）とサマール（スラージ・シャルマ）が量子原子炉の研究をしていますが、学部長のブロンソン（スティーブ・ジシズ）が現れ、原子炉の機械が停電を引き起こしている、無駄な研究をやめるように指示、機械の停止を決定します。
夜、ライアンは暗い部屋にいると、ベビー・マスクの男が現れて彼を殺害します。突然、車で起きるライアン、ラテン音楽を聞くという、１−５のループが繰り返されます。ライアンはカーターの部屋を訪れると、彼女のツリー（ジェシカ・ローテ）もいます。ツリーは自らも同じ恐怖のループ体験をしたことを話し、ライアンを助けようとします。ツリー、カーター、ライアンはバットを持ち、真相を究明のため研究所に向かいますが、ベビー・マスクに襲われます。ツリーはライアンの機械がタイムループを作ったのでは？と考えます。ライアン、ツリー、カーター、ドレとサマールは原因を討論します。その夜、ライアン、ツリー、カーターはバスケの試合に行きますが、ライアンはベビー・マスクの男に襲われます。ツリーがベビー・マスクを倒すと、それは未来から来たライアンでした。
ライアン、ツリー、カーターは未来からのライアンを椅子に縛り、事情を聞きます。しかし、未来から来たライアンは、機械が起こす大惨事を防ぐために来たと言い、機械を壊そうとします。ブロンソンが現れ、機械の電源を切れと言いますが、機械はおかしくなり、全員が吹き飛ばされます。ツリーは悪夢から覚めますが、そこはカーターの部屋、ツリーは、「１，父からの電話を無視」「２，金髪のライアンに会う」という、以前のループ体験をし、彼女にも１８日の誕生日が繰り返されるループ地獄が再び来たと感じます。
ツリーは外に出ますが、「３，サングラスの男と環境保護活動家に会う」「４、車のクラクションを聞き、スプリンクラーを見て、集会で男が倒れる」「４，ティムに会う」という以前のループが繰り返されます。ツリー、カーター、ライアンは、原因を話し合いますが、ライアンは複雑な科学理論で原因を説明するため、ツリーには理解できません。部屋へ戻るツリーはロリに会いますが、ケーキは渡されません（前作ではロリは毒入りケーキでツリーを殺そうとした。）。ダニエルが登場、ツリーは彼女とカーターのキスを見てショックを受けます（前作ではダニエルとカーターは無関係）。
ツリーは久しぶりに父に会いますが、母も現れて抱き合います（前作では母は死んでいる）。ツリーは今回のループ地獄では人間関係の異なる「違う次元」にいることに気づきます。ライアンはループの原因究明のために機械の実験を続けますが、ツリーはトゥームズ（前作でツリーを襲った凶悪犯）の殺人のニュースを聞いて、病院へ行きます。ツリーは凶器をもち、トゥームズを病院で探しますが、警官に不審者扱いされて手錠をはめられます。そこへベビー・マスクが現れ、ツリーに襲いかかります。ツリーはロリを警戒（前作ではロリはトゥームズズを利用しツリーを殺害）、しかし、この次元ではロリはツリーを助けますが、ロリは殺されてしまいます。ツリーは飛び降りて死にますが、翌朝、カーターの部屋で起きて、父からの電話無視、というループが始まります。
ツリーはループ地獄を終わらせるため、ライアンの研究所を訪れますが、ライアン達は機械を正常に作動させ解決するには、複雑な計算式を解くために時間がかかると言います。ツリーは彼らに正しい計算式を導くための情報を与えるため、毎日、違う方法で死ぬという実験を始めます。ツリーは、洗剤を飲む、トラックに飛び込む、時計台から飛び降りる、空から飛び降りるなどの様々に死に方で実験を続けます。
いつものように１８日が繰り返されるツリーは倒れ、カーターが病院に運びます。ツリーは病院で起き、グレゴリー医師に会いますが、この次元ではグレゴリーはツリーが誰かわかりません（前作ではツリーはグレゴリーと不倫関係、この次元ではグレゴリーはロリと不倫関係）。ロリが殺されると恐れるツリーは、グレゴリーの妻が殺すかもしれないと彼を非難します。ツリーはロリを救うため、病院で銃を持ちベビー・マスクと戦いますが、ロリはすでに死んでいます。ツリーはベビーマスクに襲われますが、ガス爆発を起こして自爆します。
また１８日が始まりますが、なぜか数学の天才になったツリーはライアンの計算をうまくいかせます。ライアンはツリーのループを終わらせるが、どちらの次元（前作の次元、ツリーとカーターは恋愛関係、ツリーの母は死んでいる）（今の次元、カーターとダニエルが恋愛関係、ツリーの母は生きている）を選ぶか？と聞きます。ツリーは今の次元を選びます。ループを終わらせようとするライアンですが、コンピュータが故障します。ツリーはカーターに、今の次元に残るのはカーターのためでなく母のため、カーターとダニエルの恋愛を見る次元で生きる苦悩を告白します。
その夜、ツリーは両親に会い、幸せな誕生日を過ごします。ライアンのコンピュータがうまく作動し、ループを終わらせようとします。ツリーはカーターとロリが病院でトゥームズに殺害されたニュースを見ます。ツリーは車でライアンの研究所に向かい、ループの停止をやめさせようとします。ツリーの車は発電所に衝突、ライアンの機械は止まります。ツリーは考えを変え、前作の次元（ツリーとカーターが恋愛関係、母は死んでいる）に戻ることを決めます。
ツリーは前作の次元に戻ることを決めたため、今の次元の人間との別れに行きます。ツリーはロリに会い、不倫は良くないと忠告します。ツリーは母に会い、最後の別れをします。ライアンとツリーはループを終わらせる準備を開始しますが、ブロンソンが現れ、電源を切り、機械を持ち去ります。ツリーたちはダニエルを使い、ブロンソンから機械を盗み出す計画を立てます。盲目のフランス人留学生のふりをするダニエルが、ブロンソンのオフィスを訪れて問題を起こし、ブロンソンを困らせます。ツリー達はブロンソンがダニエルに気を取られている間に機械を盗みだします。
その夜、ツリーはロリを救うために病院へ向かい、ベビー・マスクと対決します。ツリーは警官を脅し、銃を奪います。ブロンソンは機械を盗まれたことを知り、ライアンの研究所へ向かいます。ツリーはロリを連れ出しますが、ベビー・マスクと対面、それはグレゴリーでした。ツリーはグレゴリーと対決しますが、グレゴリーが不倫を隠すため、トゥームズを使いロリを殺害していたと推測します。そこへグレゴリーの妻が現れますが、妻はロリを殺害します。しかし、グレゴリーは妻を射殺します。グレゴリーはツリーと対決、ツリーはグレゴリーを殺し、ロリは助かります。ブロンソンは機械を奪いに来ますが、機械は大爆発します。
起きるツリーとカーター、そこはカーターとツリーが恋愛関係にある次元、ライアンたちの努力が実ったようです。
（エンドロール）今回の件で、社会奉仕を命じられたライアン達は清掃をしています。そこへアメリカ軍の関係者が訪れます。軍関係者はライアン達の機械と実験に興味があります。ツリーは最高の実験対象者がいると話し、映画はその対象者ダニエルが叫び声を上げて起きるシーンになり、続編を期待させるシーンで終わります。
以上、映画「ハッピー・デス・デイ 2U」のあらすじと結末でした。
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