DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOWの紹介:2018年日本映画。「EXILE TRIBE」が仕掛ける総合型エンターテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」のスピンオフ作品。本作では、これまで脇役だったダン・テッツ・チハルのDTCが主人公となる。DTCの3人は、山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹が引き続き演じる。監督は、シリーズの脚本を手がけた平沼紀久。
監督:平沼紀久 出演:山下健二郎(ダン)、佐藤寛太(テッツ)、佐藤大樹(チハル)、八木将康(伊集院甲)、天野浩成(尾沢)、駿河太郎(宮崎有起)、笛木優子(森田マリ)、新井美羽(森田メグミ)、ほか
映画「DTC 湯けむり純情篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「DTC 湯けむり純情篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOWの予告編 動画
映画「DTC 湯けむり純情篇」解説
この解説記事には映画「DTC 湯けむり純情篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOWのネタバレあらすじ:起
宿敵、九龍グループとの死闘が終わり、山王の街には平和が戻って来ます。仲良し3人組ダン・テッツ・チハル(頭文字を取ってDTC)はそれぞれ実家の手伝いやアルバイトの日々。平和な毎日を過ごす彼らでしたが、心の中では何か物足りなさを感じていました。そんなある日、友人の伊集院と尾沢に呼び出されます。2人は「縦笛兄弟」という芸名でデビューを控えていますが、リコーダーすら吹けない状態で、DTCに手助けを求めてきまふ。しかし、DTCは2人には取り合わず帰ってしまいます。その帰り道、半ば伊集院らを馬鹿にしていた3人でしたが、あの2人はどこか楽しそうだった事に気が付きます。そこで、自分達に足りないものは何か、3人は考えます。話し合いの結果、3人はとりあえず旅に出る事になります。山王連合会のメンバー、ヤマトにヘルメットを貰い、DTCはバイクにまたがり出発します。気の向くまま、好きな方向へバイクを走らせ、DTCは旅を満喫します。しかし、やがてバイクのガソリンが底をつきます。ガソリンスタンドに到着したDTCでしたが、ガソリン代を払うお金すら残っていない事に気付きます。このままでは旅が続けられません。そこでDTCは住み込みのバイトを探し始めます。
DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOWのネタバレあらすじ:承
DTCはガソリンスタンドの近くの温泉街にある旅館で一週間働くことになります。そんな中、チハルは旅館の女将、マリに一目惚れします。しかし、この旅館を仕切っている有起の妻だと勘違いし、落ち込んでいました。ところが、マリと有起は結婚していないことを噂で知り、マリの気を引くのに必死になります。そんな中、トラブルが発生します。今晩、披露宴に出演するアーティストが突然「出たくない」と言い出したのです。途方に暮れているマリを見てられなかったチハルは、そのアーティストを説得しようと部屋へ向かいます。部屋の扉を開けると、中にいたのは伊集院と尾沢の縦笛兄弟でした。伊集院らは、出ると言ってしまったものの、未だにリコーダーが吹けず、本番間近になって怖くなったと話します。そこで、DTCが縦笛兄弟の助っ人として出演する事になります。披露宴本番、縦笛兄弟とDTCは歌と踊りと少しのリコーダーでなんとか乗りきります。短い練習期間にも関わらず、案外上手くいきマリも喜びます。披露宴の成功に浮かれるDTCでしたが、少女メグミの登場でマリと有起の関係が明らかになっていきます。
DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOWのネタバレあらすじ:転
マリにはかつて夫がおり、その夫の間に生まれたのがメグミでした。しかし、夫は既に亡くなっています。その後、有起が旅館を仕切るようになったのです。そして、チハルは有紀がマリに想いを寄せている事を知ります。一目惚れした相手とは言え、気の優しいチハルは有起の恋を応援します。しかし、マリが夫を亡くしている事や、メグミの事を気遣い、有起は半ば気持ちを伝えるのを諦めていました。そこで、チハルは有起が想いを伝える最高の場所を思いつきます。旅館には偶然にもWhit Rascalsが慰安旅行に来ていました。そして、旅館の近場には達磨一家が屋台を経営していました。DTCは彼らに声をかけ、ある事を手伝って貰うように頼み込みます。普段は敵対しているRascalsや達磨一家でしたが、今回は喧嘩0という事で手を貸してくれる事になります。チハルの案というのは、有起の想いをミュージカルに乗せてマリに伝えるというものでした。幸い、旅館の近くにステージがあるクラブがあり、設営や飾り付けを達磨一家が、演出をRascalsが担当します。
DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOWの結末
本番当日、マリとメグミをクラブに招き、準備万端の一同。しかし、メグミが突然いなくなってしまいます。亡くなった父親が忘れられないメグミは、有起が父になろうとしているのを察し、耐えられなくなったのでした。DTCは必死にメグミを探します。そして、ダンがメグミを見つけます。メグミは亡き父とよくドライブをした車の中にいました。メグミはダンに車のキーを渡し、ドライブをする事になります。車を走らせる中、ダンはあるカセットテープを見つけます。再生すると、亡き父の声が流れ始めます。そのテープには、父のメッセージが込められていました。「愛と書いてメグミ、名前を呼ばれる度に愛されていると感じて欲しい」父はそう言っていました。父の本心を知ったメグミは、クラブに戻る事を決意します。メグミが戻り、遂にショーが始まります。DTCの3人が歌と踊りで魅了し、最後に有起が気持ちを歌に乗せます。そして、壇上にいるマリとメグミの方へ歩いていきます。一同は、有起がマリにプロポーズするものだと思っていましたが、有起はメグミの前にしゃがみ込み、「僕の娘になってください」と言います。実は、優子と有起は互いに想いを寄せていて、このショーはメグミを喜ばす為に開催されたのでした。メグミは、「私のパパになってください」と言い、優起に抱きつきます。ショーは無事成功し、有起・マリ・メグミらは幸せを掴みます。旅館でのアルバイトも1週間が経ち、DTCは再び旅に出る事になります。給料を貰い、優子らに挨拶をして3人は外の世界へ飛び出します。DTCは風を感じながらバイクを走らせていきました。新たな旅の始まりです。
以上、DTC 湯けむり純情編 from HiGH&LOWのあらすじと結末でした。
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