インサイド・ヘッドの紹介:2015年アメリカ映画。人間が持つ感情を主人公にして描いたピクサー・アニメーションのフルCG長編アニメ映画。ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ(喜び、悲しみ、怒り、嫌悪、恐れ)の5つの感情と、ごく普通の家庭に生まれた女の子ライリーが繰り広げる脳内感情ストーリーです。
監督:ピート・ドクター、ロニー・デル・カルメン 声優:エイミー・ポーラー(ヨロコビ)、フィリス・スミス(カナシミ)、ルイス・ブラック(イカリ)、ミンディ・カリング(ムカムカ)、ビル・ヘイダー(ビビリ)、ほか
映画「インサイド・ヘッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「インサイド・ヘッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
インサイドヘッドの予告編動画
映画「インサイド・ヘッド」解説
この解説記事には映画「インサイド・ヘッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
インサイドヘッドのネタバレあらすじ1
ミネソタの田舎町で生まれたライリーの最初の感情は、ヨロコビ(喜び)でした。それから幸せに成長していくライリーの感情は徐々に複雑になっていきます。11歳になったライリーはアイスホッケーと家族を愛する少女。ライリーの感情はヨロコビだけではなくなりました。ライリーの脳内にはコアメモリーという「重要な記憶」が存在します。5つの感情(ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ)は、それぞれ自分たちの島を作り役割を果たしていました。島の中心は司令塔と呼ばれています。
インサイドヘッドのネタバレあらすじ2
そんな中、父親の仕事でサンフランシスコに引っ越す事になったライリー。転校して初めての時に事件が起こります。自己紹介を促されたライリーと5つの感情達は、良い印象を与えようと奮闘します。そんな中、超ネガティブのカナシミが感情のボタンを押してしまい、ライリーは突然泣き出しました。それがコアメモリーに記憶され、人格を形成する島へと向かっていきます。それを阻止しようとする、ヨロコビとカナシミ。しかし、記憶のボールを吸い取るチューブに吸い込まれ、遠く離れた「長期記憶」の倉庫へ飛ばされてしまいます。
インサイドヘッドのネタバレあらすじ3
ヨロコビとカナシミを失った感情達は大混乱。ライリーも塞ぎ込むようになってしまいます。一方、ヨロコビとカナシミは何とか戻ろうと奮闘します。そこで、ライリーの頭の中の友達、ビンボンと出会います。ヨロコビ、カナシミ、ビンボンは協力して司令塔を目指します。その道中、ビンボンは「記憶のごみ箱」に落下してしまいます。そこでカナシミこそがとても大切な感情であると知ります。ビンボンは自らを犠牲にし、ヨロコビとカナシミを司令塔に戻します。
インサイドヘッドの結末
ライリーを救うため、カナシミに感情のコントロールを任せます。そこで、「寂しさ」を思い出したライリー。本当は生まれ育った場所に帰りたかったという思いが隠されていました。1年後、思春期を迎えたライリーの脳内はさらに複雑になりましたが、5つの感情達は助け合いながら上手くコントロールできるようになりました。
以上、映画インサイド・ヘッドのあらすじと結末でした。
「インサイド・ヘッド」感想・レビュー
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ライリーの頭の中にある5つの感情ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリがさまざまな出来事に対して奮闘するストーリー。本作はライリーの頭の中の話なので主にライリーの脳内のことが描かれていますが、お父さん、お母さん、友達やピザ屋の店員などさまざまな人の感情が時々出てきます。メインが違ってたりサボっていたり…自分の脳内の感情はどんなだろうと思わず想像してしまいます。
人間の感情には全て意味があるのだとわかりました。ヨロコビのような明るい感情は、必要であることがわかりやすいけれど、それと同じくらい「カナシミ」や「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」も大切なものであることに気づかされました。
また、ある面から見れば「ヨロコビ」に思える思い出であっても、見方を変えれば「カナシミ」になりえるということも発見でした。この映画は色々なことを教えてくれるいい作品だと思います。