イップ・マン 継承の紹介:2016年中国,香港映画。ブルース・リーの師匠として知られる伝説の武術家、イップ・マン。ドニー・イェンが主演するシリーズ第3弾はマイク・タイソンをゲストに迎え、犯罪のはびこる1959年の香港を舞台に愛する家族を守るために闘うイップ・マンの姿を描いています。
監督:ウィルソン・イップ 出演者:ドニー・イェン(イップ・マン)、リン・ホン(ウィンシン)、マックス・チャン(チョン・ティンチ)、パトリック・タム(マー・キンサン)、マイク・タイソン(フランク)ほか
映画「イップ・マン3 継承」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イップ・マン3 継承」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
イップ・マン 継承の予告編 動画
映画「イップ・マン3 継承」解説
この解説記事には映画「イップ・マン3 継承」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イップ・マン 継承のネタバレあらすじ:起
1959年の香港。詠春拳の師範イップ・マン(ドニー・イェン)は長男イップ・チュンを就学のため故郷の仏山に戻し、武館を営みながら妻ウィンシン(リン・ホン)や次男イップ・チン(ワン・シィ)と穏やかな暮らしを送っていました。ある日、若き日のブルース・リー(チャン・クォックワン)がイップ・マンへの弟子入りを志願してきました。そんな折、チンの通う小学校一帯は再開発を狙うアメリカ人不動産王のフランク(マイク・タイソン)による地上げ行為にさらされており、学校はフランクの手下マー・キンサン(パトリック・タム)らによる妨害を受けていました。イップ・マンは地域の治安を守るため、弟子たちと共に周囲の自警活動を開始します。
イップ・マン 継承のネタバレあらすじ:承
ある日、チンは学校で同級生と喧嘩騒ぎを起こします。その子の父親は、詠春拳の流れを汲む武術家で車夫のチョン・ティンチ(マックス・チャン)でした。チョンにはいつの日か武館を開くという夢があり、資金を稼ぐために裏社会の賭け試合に出場する日々を送っていました。そんなある日、チョンはフランクから大金と引き換えに学校の地上げ工作に加わるよう要請されます。そんな中、チンとチョンの子がマーの一味に誘拐されてしまいます。イップ・マンは無事息子を救出しますが、これ以上家族に危害が及ばないために単身フランクの元へ乗り込みます。
イップ・マン 継承のネタバレあらすじ:転
イップ・マンはフランクから「3分勝負でお前が立っていられたら小学校の件からは手を引いてやる」とのフランクからの条件を受けて立ち、二人は激しい死闘を繰り広げますが決着がつかないまま3分が過ぎ、イップ・マンの実力を認めたフランクは約束を守ります。しかし、かねてから体調を崩していたウィンシンは末期の癌で余命6ヶ月であることを告げられ、イップ・マンは残された時間を共に生きる決意をします。しかしその頃、自らの武館を構え、マスコミを利用して急激に台頭してきたチョンは、香港中の道場を次々と打ち破っていました。
イップ・マン 継承の結末
チョンはマスコミを通じて「どちらが正統な詠春拳か決着をつけようではないか」とイップ・マンへの挑戦状を叩きつけてきました。しかしイップ・マンは意に介さず妻との時間を優先させていましたが、夫に武人であってほしいと願うウィンシンの気持ちを受け入れ、チョンの挑戦を受けることを決意します。そしてウィンシンとチン、チョンの子が見守る中、イップ・マンとチョンは壮絶な死闘を繰り広げ、最終的にはイップ・マンが見事勝利を収めました。ウィンシンは翌年にこの世を去り、イップ・マンは引き続き詠春拳を世に継承させるための活動に励みました。
以上、映画イップ・マン 継承のあらすじと結末でした。
イップ・マンシリーズについて
イップ・マンシリーズはドニー・イェン主演の3部作。
1作目:イップ・マン 序章
2作目:イップ・マン 葉問
3作目:イップ・マン 継承
次の2作品は、タイトルにイップ・マンと付くが、葉問という人物を主人公としている点は同じだが、主演、監督、製作会社も異なりイップ・マンシリーズとは別の作品となり続編でもない。
イップ・マン 誕生
イップ・マン 最終章
完結編のおさらいに鑑賞しましたが、シリーズを通してアクションの他にも古き美しい街並みや、歴史の中で時に強さが無力化するストーリーに引き込まれます。それにテーマ曲がなんともかっこいい!今回は特に奥さんとのラブストーリーにうっとりしました。マックス・チャンとの詠春拳は凄まじく、武器を次々と変え美しい武館をバキバキに壊していくのが爽快ですらありました。イップ師匠もティンチも敵対しても、どちらも良き父親ですね。