ジュリー&ジュリアの紹介:2009年アメリカ映画。初めて英語版のフランス料理本を執筆し大ベストセラーを成し遂げた女性ジュリア・チャイルドと、その料理レシピを再現することで小説家になるという夢を成し遂げた女性ジュリー・パウエルの挑戦と成功するまでの軌跡を描いた感動作。夢を抱くすべての女性を応援する、ハッピーで心温まる作品となっています。
監督:ノーラ・エフロン 出演者:メリル・ストリープ(ジュリア・チャイルド)、エイミー・アダムス(ジュリー・パウエル)、スタンリー・トゥッチ(ポール・チャイルド)、クリス・メッシーナ(エリック・パウエル)、ほか
映画「ジュリー&ジュリア」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジュリー&ジュリア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ジュリー&ジュリア」解説
この解説記事には映画「ジュリー&ジュリア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジュリー&ジュリアのネタバレあらすじ:ジュリア
舞台は、1949年のフランス、パリ。ジュリアは、外交官の夫のポールの仕事の関係でアメリカからパリへと移住します。パリで、フレンチの美味しさに魅了されたジュリアは、フランス料理のプロを養成する有名な料理学校ル・コルドン・プルーで料理を学び始めます。さほど料理が得意でないジュリアでしたが、男性ばかりのプロ養成コースで、一生懸命、フランス料理の習得に励みます。ジュリアの料理の腕前は、みるみるうちに上達し、ジュリアは料理作りにやりがいを感じ始めます。負けず嫌いなジュリアは自宅でも練習を重ね、腕をあげてコースを修了する。フランス料理に見せられたジュリアは、英語で書かれたフランス料理のレシピ本を作ることを思い立ち、ポールや友人2人の協力を得ながら料理教室を開く傍らレシピ本作りに情熱を注いでいった。そして1961年、ついにレシピ本「フランス料理の極意」」が出版され、ジュリアはテレビで料理ショーに出演するようになり、一躍料理人として有名になった。
ジュリー&ジュリアのネタバレあらすじ:ジュリー
2002年、ニューヨーク。ジュリーは作家を目指しながらも保険会社で派遣社員として働いていた。しかし友人らが仕事に生き生きとしている姿を見て、自分の現状に不満をかかえる。そんな時、テレビで大好きな料理家ジュリアの料理番組を見ていたジュリーは突如、彼女の著書に載っている524のレシピを365日で作りきり、それをブログに載せることを決意する。夫エリックの協力もあって料理作りは順調に進んでいったが、料理の難易度が増し、失敗することが増えるようになったジュリーは、いらだちからエリックと喧嘩になり彼は家を出てしまう。1人になったジュリーは愛する人の協力があってこそできたことだと痛感、2人は仲直りして再び料理作りに励む。そのうちにジュリーのブログは少しずつ人目につき始めてコメントが寄せられるようになり、新聞社からの取材を受けて新聞に掲載されると瞬く間にジュリーのブログは有名になり、マスコミから様々な取材依頼が舞い込む。
ジュリー&ジュリアの結末:夢の実現
ブロガーとして有名になったジュリーだったが、ある出版社から「ジュリア本人はジュリーのブログを快く思っていない」という話を聞いて落ち込む。しかしエリックの励ましや、やる遂げる過程で得ることができたものに満足したジュリーはブログを続け、ついにジュリーの再現していない料理は、最後の一品までとなります。最後にカモのパイ包みパテという難易度の高い料理を作り上げ、ジュリーは、365日間で524のレシピを再現するという偉業を成し遂げたのでした。その後ジュリーはエリックとともに博物館に展示されているジュリアのキッチンを訪れ、ジュリアがフランス料理の要としていたバターをこっそり置いていく。そしてそこには、製本されたばかりのレシピ本を手にして喜ぶジュリアとポールの残像があった。
2004年にジュリアは91歳で死去。小説家となったジュリーは、2005年に「ジュリー&ジュリア」を出版し、その小説は映画化されたのでした。
「ジュリー&ジュリア」感想・レビュー
-
メリルストリーブスの演技は言うまでもなくエイミー・アダムスがかわいい
ほろっとする映画でした
主人公のジュリーでなくとも、メリル・ストリープ演じるジュリアのキュートさに夢中になるでしょう。ジュリアは料理をする時はいつも、パールのネックレスを身につけているのですが、これをジュリーも真似しています。
また、それぞれの女性の夫の姿も丁寧に描かれていて、妻を陰ながら支え、最大の理解者であることが伝わってきます。二人の女性の姿に勇気をもらえる映画です!