回路の紹介:2000年日本映画。工藤ミチと川島亮介は、何気ない日常を送っていた。しかし、ある出来事によってその世界が一変する。親しい同僚、上司、親、そして恋人までもが次々と失踪していく。二人は失踪の原因を特定する事ができるのか?
監督:黒沢清 出演者:加藤晴彦(川島亮介)、麻生久美子(工藤ミチ)、小雪(唐沢春江)、武田真治(吉崎)、役所広司(船長)ほか
映画「回路」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「回路」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「回路」解説
この解説記事には映画「回路」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
回路のネタバレあらすじ:起
ビルの屋上のガーデニングで働く工藤ミチは同僚の田口が1週間も連絡なしで無断欠勤している事を心配する。やがて、ミチは田口の家に行き、田口と出会うが、一言二言交わしたのち田口は自殺してしまう。その後、同僚の矢部は田口の部屋にあったフロッピーディスクから、田口らしき人物が写った奇妙な画像を発見する。
回路のネタバレあらすじ:承
一方、大学生の川島亮介はインターネットを始めようとしていた。しかし、インターネットの接続ができずに諦めかけていた時に「幽霊に会いたいですか」という不気味なサイトに繋がる。不安になった亮介は翌日、大学のパソコン室へ向かい、そこで唐沢春江と知り合う。ある日、矢部の携帯電話に田口らしき人物からの電話がかかってくる。矢部は田口の自宅へ向かい、田口の部屋から「開かずの間の作り方」という紙切れを見つける。そして、その帰り道に赤いガムテープで覆われたドアを矢部は見つける。興味本位で入ってしまった田口は、不気味な人物に襲われてしまう。
回路のネタバレあらすじ:転
大学で春江と仲良くなった亮介は、サークルの先輩である吉崎と出会う。吉崎は、奇妙な事が起きている現在を、亮介に話し出す。吉崎が言うには、幽霊が現実の世界に何らかの原因で現れはじめているというのだ。幽霊の存在などを信じない亮介であったが、世界は着々と変わっていく。そんな中、ミチの同僚の矢部が行方不明になり、上司までも行方不明になる。そして、同僚の順子まで開かずの間に入ってしまい、その後、ミチの前で自殺してしまう。やがて、ミチの前からも亮介の前からも次々と親しい人間がいなくなってしまう。その光景は日本中だけではなく世界中に広がっていった。亮介は春江の行方を捜している最中に、自動車事故を起こしたミチと出会う。
回路の結末
ミチと亮介は春江を探しにある工場へとたどり着く。春江を見つけたが、春江は結局自殺してしまう。二人でどこかへ逃げようとした矢先に亮介は車のガス欠に気付き、工場内にあったガソリンを手に入れようとするが、ガソリン缶の蓋が、工場内にあった開かずの間に入ってしまう。開かずの間に入った亮介は、幽霊に襲われてしまう。無気力になった亮介とミチは、海へ逃げる事を決意する。やがて、時が経ちミチは生き残った人々とともに客船に乗っていた。生きる希望を無くさない為に、彼らは僅かな救難信号を頼りに南米に向かう。
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