劇場版 仮面ライダーアギト ProjectG4の紹介:2001年日本映画。『平成仮面ライダーシリーズ』第2作『仮面ライダーアギト』の劇場版であり、平成ライダー初の劇場作品・東映創立50周年記念作品・仮面ライダー30周年記念作品です。本作は“2号ライダー”ポジションにあたる仮面ライダーG3-Xこと氷川誠(要潤)を物語の中心に置き、禁断のライダー“G4”を巡るアギトたちの戦いを描きます。ゲストとして小沢真珠が本作の黒幕を演じ、初代ライダー・仮面ライダー1号こと本郷猛を演じた藤岡弘、が警視総監役で出演しています。主題歌はウルフルズが歌っています。
監督:田﨑竜太 出演者:賀集利樹(津上翔一/仮面ライダーアギト)、要潤(氷川誠/仮面ライダーG3-X)、友井雄亮(葦原涼/仮面ライダーギルス)、秋山莉奈(風谷真魚)、唐渡亮(水城史朗/仮面ライダーG4)、小沢真珠(深海理沙)、木村茜(加原紗綾香)、大高力也(本木レイ)、藤田瞳子(小沢澄子)、山崎潤(北條透)、小川敦史(沢木哲也)、羽緒レイ(謎の青年)、田口主将(河野浩司)、柴田明良(尾室隆弘)、田辺季正(美杉太一)、渡辺典子(紗綾香の母)、うじきつよし(紗綾香の父)、中村俊介(ハンバーガーショップの客)、升毅(美杉義彦)、藤岡弘、(警視総監)ほか
映画「仮面ライダーアギト ProjectG4」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダーアギト ProjectG4」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
仮面ライダーアギト ProjectG4の予告編 動画
映画「仮面ライダーアギト ProjectG4」解説
この解説記事には映画「仮面ライダーアギト ProjectG4」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面ライダーアギト ProjectG4のネタバレあらすじ:起
ここは陸上自衛隊の管理下にある超能力開発研究所。ここでは日夜、超能力を持つ少年少女たちの研究が進められていました。そんなある日、研究所のすぐそばのマンホールから怪人“アンノウン”の“アントロード”が現れました。予知能力を持つ少女・加原紗綾香(木村茜)がいち早く異変に気付いた時には既に遅く、アントロードたちは次々と少年少女や職員、警備の自衛隊員たちを殺戮していきました。
警報を聞きつけた警視庁未確認生命体対策班「SAUL」・G3ユニット部隊の氷川誠警部補(要潤)は仮面ライダーG3-X(声:要潤/演:伊藤慎)に変身して研究所に駆け付けましたが、既にアントロードの姿はなく、研究所の者たちはほとんどが殺害された後でした。G3-Xはその場に残っていた1体のアントロードと交戦、撃破することに成功しましたが、生存者は紗綾香と念動力を持つ少年・本木レイ(大高力也)、そして陸上自衛隊八王子駐屯地に所属する自衛隊員の水城史朗三等陸尉(唐渡亮)のみでした。紗綾香とレイはその場から逃げ出し、現場に駆けつけた水城と同じ八王子駐屯地所属の一等陸尉・深海理沙(小沢真珠)はその惨状を目の当たりにしました。その後い警視庁はアンノウン対策のため自衛隊との連携を強化する方針を固め、研修生として深海が3ヶ月間G3ユニット部隊に勤務することになりました。
仮面ライダーアギトこと津上翔一(賀集利樹)は心理学者の美杉義彦(升毅)の家に居候しており、義彦の息子・太一(田辺季正)や義彦の姪・風谷真魚(秋山莉奈)と一緒に過ごしていました。翔一は真魚からピアノを教えてもらっているのですが、中々上手く弾けませんでした。
行くあてのない紗綾香とレイはレストランで捨てられた残飯をあさり、やり場のない不安を抱えていました。レイは超能力を使って状況を打破しようと呼びかけますが、紗綾香は超能力は人前で使ってはいけないと窘めました。無一文の紗綾香とレイは高級レストランで無銭飲食に及び、従業員の制止を振り切って夜の街に逃げ出しました。しかし、その際に紗綾香とレイははぐれてしまいました。
深海はG3ユニット隊員の尾室隆弘巡査(柴田明良)の行きつけの焼き肉屋に行き、人使いの荒いG3ユニット部隊リーダー・小沢澄子警部(藤田瞳子)への愚痴をこぼす尾室に大量に酒を飲ませて酔い潰れさせました。そして深海は酔っぱらった尾室から極秘データにアクセスするパスワードを聞き出しました。それから間もなくして、深海はG3ユニット部隊を去りました。
仮面ライダーアギト ProjectG4のネタバレあらすじ:承
それから2ヶ月後。ある若者の携帯電話に突如として「伏せられた5枚のカードからエースを選んで!」「(5個の箱の中から)中身の入った宝箱を透視して!」などといったゲームが送り付けました。面白半分でそのゲームをクリアした若者はどこからともなく現れた怪人“アントロード フォルミカ・ペデス”に襲われました。
その頃、レイとはぐれたままの紗綾香は行くあてもなくホームレスとして生き延びていました。ある雨の日、翔一が太一を学校に迎えに行った際、居合わせた紗綾香は太一が交通事故に巻き込まれることを予知、太一の危機を救いました。翔一と太一は気を失った紗綾香をひとまず美杉家に連れて行き、面倒を見ることにしました。
その日、紗綾香は夢を見ました。それは両親(うじきつよし、渡辺典子)がまだ健在だった頃の夢でした。紗綾香はピアノ発表会を間近に控えていました。発表会当日、紗綾香の父は緊張する我が子におまじないを教えてあげたのですが、その直後に一家の乗った車は交通事故に巻き込まれ、紗綾香が予知したにも関わらず両親は命を落としてしまったのです。
目を覚ました紗綾香は義彦から何があったのか尋ねられましたが、詳細については語ろうとせずその場から立ち去ろうとしました。しかし、自身も両親を失ったうえに超能力者であるという共通点を持つ真魚は紗綾香に自分と同じものを感じ取り、彼女を引き留めて美杉家に居候させることにしました。
その頃、ホームレス生活を送っていたレイは中年男性を超能力で脅し、金を奪い取ろうとしました。その時、中年男性はどこからともなく現れたフォルミカ・ペデスに連れ去られていきました。中年男性の手には携帯電話が握りしめられていました。たまたま付近をバイクで通りがかっていた葦原涼(友井雄亮)が襲われそうになったレイを助け、仮面ライダーギルス(声:友井雄亮/演:押川善文)に変身してフォルミカ・ペデスと戦い始めました。フォルミカ・ペデスの多彩な動きに翻弄されたギルスでしたが、最後は必殺技“ギルスヒールクロウ”で辛くも勝利しました。変身を解除した涼はギルス変身による肉体への過度な負担により倒れ込んでしまいました。
一方、紗綾香は翔一と真魚にハンバーガーショップに連れて行ってもらっていました。紗綾香は相変わらず真魚からの問いに対して何も答えようとはしませんでした。その時、真魚の携帯に「ESPクイズ」なるものが送り付けられました。その頃、警視庁でも「ESPクイズ」のことが話題になっていました。「ESPクイズ」は人々の携帯電話にランダムに送り付けられ、クイズを全問正解した者は全員がアンノウンに襲われていました。捜査一課の北條透警部補(山崎潤)は上司の河野浩司刑事(田口主将)に、このクイズは超能力者を判別するものであり、超能力者の能力が知らず知らずのうちにアンノウンを呼び寄せてしまっているのだという推理を展開しました。一方、そうとも知らぬ真魚は次々とクイズをクリアしていました。
その時、紗綾香はアンノウンが襲撃してくることを予知、真魚の制止を振り切って店から逃げ出してしまい、追いかけようとした翔一は客(中村俊介)から人違いで足止めされてしまいました。紗綾香と真魚は現れたフォルミカ・ペデスに襲われ、駆け付けた翔一は二人を逃がすと仮面ライダーアギト・グランドフォーム(声:賀集利樹/演:高岩成二)に変身しましたが、フォルミカ・ペデスは次々と仲間や身体が赤いアントロード“フォルミカ・エクエス”(声:柴本浩行)を呼び寄せ、アギトは苦戦を強いられました。アギトの危機にG3-Xも駆け付け、アギトは炎の力を持つ“フレイムフォーム”にフォームチェンジするも中々アントロードたちを倒すことができません。その時、現場に1機のヘリが飛来してきました。ヘリには深海と謎のライダー・仮面ライダーG4(声:唐渡亮/演:岡元次郎)が乗っており、G4は地上に降り立つと瞬く間にアントロードたちを圧倒、最後は携行型ミサイルシステム「ギガント」で全滅させました。戦況をモニターで確認していた小沢は、G4の姿を見るなり「そんな…」と絶句しました。
G4の変身者は超能力開発研究所襲撃を生き残った水城でした。小沢は深海の勤務する駐屯地を訪れ、極秘裏に開発していたG4のデータを深海が盗んだことを追及しましたが、深海は「埋もれていた宝を世に出しただけ」と白を切るばかりでした。小沢はG4システムは非常に危険なものであり、決して世に出してはならないものであったと詰め寄りますが、小沢は「素晴らしい最高傑作。心配は無用です」と意に介しませんでした。続けて深海は超能力開発研究所襲撃事件の際、警察の捜査が入る前に自衛隊の特殊部隊が十数体の超能力者たちの遺体を回収したことを明かし、「私はこの国を憂いているだけだ」と語り、G4システムを更に強化する方法を開発したこと、そしてG4システム量産化の計画があることを明かしました。
一方、氷川は水城から「ついてこい。君に見せたいものがある」と誘われ、G4システムの実験で死亡した同僚たちの遺体を見せられました。水城は「俺もいずれはこうなる」と語り、G4システムは装着車が死してもなおまるで意思を宿したかのように作動し続けることを話したうえで、氷川に「君には生への執着がある。だが生への執着がある限り、十分な戦いをすることはできない。今の俺は死を背負って戦っている。死を背負うことこそ我々の使命だ」と騙り、かつて氷川が船「あかつき号」の海難事故時に命がけで救助活動に臨んだことを引き合いに出して「君なら理解してくれるはずだ」と語りかけました。
仮面ライダーアギト ProjectG4のネタバレあらすじ:転
その頃、レイは涼を寝床である閉鎖されたボーリング場に連れて行っていました。レイからコンビニ弁当を手渡された涼は、これがレイが人から盗んだ金で買ったものだと気付きました。
その頃、美杉家で翔一に怪我の手当てをしてもらっていた紗綾香は、レイが路上で肩たたきのアルバイトをしていることを予知しました。紗綾香は施設にいた時からつけていたブレスレットを捨てるよう告げ、ブレスレットは真魚が預かることにしました。紗綾香は自分のことについては施設時代に誰にも言うなと固く口止めされているとして多くは語りませんでした。紗綾香は真魚にピアノを弾かせてほしいと頼み、翔一と真魚は紗綾香が奏でる音色に聞き入りました。その頃、レイは肩たたきで稼いだ金で涼にお菓子を買ってあげていました。
その夜、紗綾香は密かに美杉家を抜け出し、街頭で肩たたきのバイトをしていたレイを発見しました。レイは「アイツならきっとみんなの仇を取ってくれる」と紗綾香を涼の元に連れて行こうとしたところ、車でやってきた深海に「もう大丈夫よ。私があなたたちを守ってあげるから」と声をかけられました。紗綾香はもう二度と研究所に帰りたくないと訴えますが、深海は紗綾香がブレスレットを捨てたことを知ると態度を豹変させ、「バカね。身寄りもないあなたたちに普通の生活なんて無理なの」と二人を連れ去ろうとしました。そこに異変に気付いた真魚がやってきましたが、真魚の腕に紗綾香のブレスレットがつけられていることに気付いた深海は無理やり真魚たちを車に乗せて拉致してしまいました。助け声を聞きつけた翔一は何とか紗綾香とレイだけは助け出しましたが、真魚だけはそのまま連れ去られてしまいました。
翔一は紗綾香とレイを連れて警視庁を訪れ、小沢と氷川に掛け合いましたが、小沢は深海が否認している以上はどうすることもできないと話しました。小川は通りがかった警視総監(藤岡弘、)に苦悩を打ち明け、警視総監は「君らしくないなあ。だったら思うようにしたらいい。目の前の障害をもろともしないところが君の良いところだ」と激励、翔一には「今の俺たちにできないことをやってくれ」と力強く声をかけました。
その頃、真魚は自衛隊内のG4システム研究施設で実験装置にかけられていました。深海らはG4システムと超能力者の能力をリンクさせた新システム「ESPシステム」の開発中で、真魚は紗綾香をも上回る高い潜在能力を秘めていることが明らかになりましたが、深海たちはどうやって潜在能力を引き出すべきか悩んでいました。そこに小沢が面会を求めにやってきましたが、深海は放っておけと一蹴しました。
G4システム研究施設を目の前にした紗綾香とレイはどうやって真魚を助け出すか考えていました。レイは紗綾香に涼の力を借りるべきだと提案しました。一方、翔一と氷川も真魚の救出の機会を狙っていました。氷川は翔一に水城の言った「死を背負っている」との発言の話をすると、翔一は「嘘くさいですね。生きることって“おいしい”ことじゃないですか。死を背負ったら不味くなりますよ」と応えました。
翔一は小沢から自分たちに任せてくれと告げられますが、夜になるのを待って紗綾香やレイと共に施設への潜入を試みました。ところが、翔一たちはすぐさまG4に見つかってしまい、氷川はG3-Xに変身して翔一たちに逃げるよう促し、自ら足止め役を買って出ました。しかし、翔一はG4の圧倒的な強さに苦戦するG3-Xを放ってはおけず、アギト・グランドフォームに変身して助太刀しました。深海はこれをチャンスと捉え、真魚の持つ予知能力を生かしたESPシステムの実戦テストにすることにしました。予知能力とリンクしたG4はアギトとG3-Xの攻撃を先読みして戦いを優位に進め、アギトとG3-Xを戦闘不能に追いやってしまいました。
氷川はG4基地に連行され、水城の前に連れて行かれました。水城は「バカな奴だ。そこまでしてあの少女(真魚)を救いたいのか」とモニター越しにESPシステムに繋がれた真魚の姿を見せ、真魚もまたG4システム被験者同様に死を迎えることになるだろうと語り、「彼女も死に近づくことで偉大な力を発揮している」と告げました。氷川は「違う! こんなことが許されるはずがない。あなたは死に近づきすぎて生きることの意味を忘れているんだ!」と反論、自分の知り合いに無条件で人生を楽しむ男(翔一)がいることを話しました。そして氷川は「僕は生きるために戦う。生きることを素晴らしいことだと思いたい」と水城に告げました。しかし、いつの間にかその場にいた深海は氷川を嘲笑いながら「脆弱な人間の精神を語ってどうするの。人間はただG4の力に感謝すればいいの。今やG4はあの娘(真魚)の力を得て時間すら超越する存在になった」とG4の優位性ばかりを一方的に話しました。
その時、G4基地内に大量のアンノウン(アントロード)たちが出現しました。氷川は真魚の力によって呼び寄せられたと断言しますが、深海は意に介さず水城に出動を命じました。アントロードたちは次々と自衛隊員たちを虐殺していき、水城はG4に変身、ESPシステムと連動してアントロードたちと戦い始めました。一方、怪我を負い、紗綾香の手当てを受けていた翔一はアントロードの気配に気づき、真魚を本来いるべき場所に戻すために立ち上がりました。翔一はアギト・グランドフォームに変身して基地に乗り込み、レイの要請を受けた涼もギルスに変身して基地に突入しました。
ESPシステムに繋がれたままの真魚はアギトが敗れ、翔一が死ぬという予測をしてしまいます。真魚は意識を取り戻し、ESPシステムは変調を起こしてG4はパワーダウンしていきました。やがて真魚のいるブースにまでアントロードが侵入、次々と研究員たちを殺していきました。氷川はG3-Xに変身して真魚を助け出し、紗綾香に彼女を託して脱出させました。
仮面ライダーアギト ProjectG4の結末
G4が次第に弱っていくなか、アギト・G3-X・ギルスはアントロードたちと必死に戦っていました。アントロードたちによって施設の地下に引きずり込まれたギルスは、アントロードの女王フォルミカ・レギア(声:鶴ひろみ)と対決しました。しかし、ギルスはフォルミカ・レギアの槍で左腕を斬り落とされてしまいました。
何とかアントロードを一掃したG4に、G3-Xは直ちに変身解除するよう迫りましたが、G4は「俺の答えは決まってる。俺は死を背負い、お前は生を背負っている。どちらが正しいか今この場で答えを出すか!」とG3-Xとの一騎打ちを望みました。
アギトは怒りの心で“バーニングフォーム”へとフォームチェンジ、フォルミカ・エクエスと互角の戦いを繰り広げていましたが、そこにフォルミカ・レギアが現れたことにより窮地に陥ってしまいます。一方、ギルスは自らの自己再生機能により切断された左腕を再生させ、新たなる形態“エクシードギルス”へと進化を遂げました。
フォルミカ・レギアの前に苦戦を強いられ、生命の危機に瀕するアギトに、真魚は涙を流しながら超能力で「翔一くん…」と呼びかけました。真魚の声を聞いたアギトは施設内に差し込む太陽の光を浴び、最強形態“シャイニングフォーム”へと進化を遂げました。エクシードギルスは必殺技“エクシードヒールクロウ”でフォルミカ・エクエスを倒し、アギト・シャイニングフォームは最強必殺技“シャイニングライダーキック”でフォルミカ・レギアを倒しました。
その頃、G3-XとG4は生死を賭けた死闘を繰り広げていました。一人生き残った深海は「G4システムに勝てるはずがない」とG3-Xを罵り、G3-XはG4の前に次第に劣勢になっていきました。小沢は「G3-Xとして戦っては勝ち目がない。氷川誠として戦いなさい!」と檄を飛ばし、氷川は破損したG3-Xのヘルメットを捨てて立ち向かいました。それでもなお氷川を嘲笑っていた深海でしたが、生き残っていたアントロードの群れに襲われて喰い殺されました。
G4はいよいよ限界を迎え、氷川は何としても水城に変身を解除するよう呼びかけましたが、水城はなおも拒み続けた末に遂に命を落としてしまいました。しかし、変身者が死してもG4ユニットは内蔵されたAIにより立ち上がり、氷川と戦おうとしましたが、氷川は「もういい、もういいだろ!」とG4に銃弾を撃ち込んでようやく機能を停止させました。
アギトは真魚と紗綾香を連れて施設から脱出、レイと合流しました。紗綾香とレイはピアノ教師の家に引き取られて新たな生活を始め、翔一たちも束の間の平和を謳歌していました。真魚だけはこれから翔一に待ち受ける過酷な運命を予知していましたが、翔一ならば必ず乗り越えられると確信しました。
以上、映画「劇場版 仮面ライダーアギト ProjectG4」のあらすじと結末でした。
仮面ライダー映画の中で1番良い作品だと思うし、美しい作品だと心から思う。
それほどに凄い作品。
派手なCGも爆発もいまいちと云う人がいるかも知れない。
けどそれぞれが互いの守りたい物、貫きたい生き方、譲れない物の為に集結していって決して絡まずにただその場を懸命に戦う姿に心から惚れました。