映画「ケイト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ケイトの紹介：2021年アメリカ映画。日本を舞台に、戦うための英才教育を受けた殺し屋のケイトは、東京のヤクザのトップ、木嶋組を攻撃する任務を与えられます。しかし、ある罠に引っかかり、ケイトに残された時間はわずかになってしまいます。木嶋組への報復の中、ある少女との出会いでケイトの心が揺らぎます。
監督：セドリック・ニコラス＝トロイアン 出演：メアリー・エリザベス・ウィンステッド（ケイト）、ウディ・ハレルソン（ヴァリック）、ミキール・ハースマン（スティーブン）、ミク・マルティノ（アニ）、浅野忠信（蓮司）、MIYABI（城島）、國村隼（木嶋）、田邊和也（シンゾウ）、ほか
この解説記事には映画「ケイト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ケイトは幼い頃からヴァリックにより英才教育を受けており、銃の扱いや武術はお手の物。どんな任務も冷静沈着にこなす殺し屋です。そんなケイトは大阪で、ヤクザで木嶋組の組長弟、健太郎を銃殺する任務を請け負います。
ケイトはスナイパーとして標的に銃口を向けます。しかし、その横には健太郎の娘アニがおり、任務を中止するようケイトは要請しますが、指示役の人物はそれを受け入れてくれません。仕方なく命令通りに娘がいる前で健太郎を射殺します。アニは父親の血を顔に浴び、泣きながら必死に助けを求めます。
それから10カ月後の東京。ケイトは少女の前で人を殺してしまったことがトラウマになっています。現在ケイトは木嶋組の組長の命を狙っています。任務の前夜、ケイトがバーにいると、スティーブンという男性に声を掛けられ、お酒を交わし体を重ねます。
翌日、計画通り木嶋組の組長を狙うケイトでしたが、めまいがして標的を外してしまい、任務は失敗に終わります。敵にケイトの存在がばれ、ケイトは車を盗んで猛スピードで逃げ、警察とのカーチェイスを繰り広げます。しかし、クラッシュをしてしまい、病院へと運ばれます。
目が覚めると、医者から急性放射線症候群ASRと診断されます。ケイトは多くの放射線物質を吸収してしまったらしく、ケイトが身に着けていたものは汚染されたものとして処理されています。医者によると、ポロニウム204という薬が体内から検出されたのこと。
ケイトは昨夜お酒を交わしたスティーブンに毒を盛られたのだと推測します。医者はさらに、ケイトに残された時間は1日だと言います。自分をこんな目にあわせた人物に報復するため、ケイトはボロボロの体に鞭を打って立ち上がります。医者を脅して薬を持ち出し、スティーブンの元へと向かいます。
スティーブンを銃で脅し、誰に毒を盛るように指示されたかを聞くと、「木嶋組の佐藤カズオ」だと言います。木嶋組は東京のヤクザのトップであり、ケイトが健太郎を殺した報復なのではないかと、ヴァトリックは推測します。
ケイトは1人で佐藤カズオたちがいるところへと乗り込みます。激しいバトルの中、ケイトは佐藤たちから木嶋の居場所を聞き出そうとしますが、誰も居場所を知らないようです。健太郎が殺されて以来、木嶋は徹底的にセキュリティーを高め、一部の者にしか居場所を伝えていないそうです。
健太郎の娘のアニなら居場所をしっているかもしれないと思ったケイトは、佐藤たちからアニの居場所を聞き出して、そこにいたほとんどを殺します。
ケイトはライブを楽しんでいるアニをさらうと、木嶋と連絡をとるように命令をしますが、連絡できるのは組員の蓮司だけだと言います。アニが蓮司に電話をすると、ケイトは「一時間後に木嶋をよこさなかったらアニを殺す」と忠告します。すると、組員たちがやってきて、激しい銃撃戦になります。
アニはその組員たちに助けを求めますが、なぜかアニは銃口を向けられ殺されそうになります。それを見たケイトはアニを助けます。恩を感じたアニは、ケイトに協力をすることにします。
アニは自分の立場を利用して、蓮司の愛人である城島に助けを求めに会い行きます。そのすきにケイトは忍び込み、蓮司の場所を聞き出しますが、城島はなかなか口を割りません。ケイトと城島の激しいバトルになり、ケイトはやられかけます。アニは隙をついて攻撃し、城島は気絶をします。
そのときに、アニの顔に血がついてしまい、父が死んだときのことを思い出しアニはパニックになります。それをケイトがなだめます。アニが落ち着いた頃、城島の家で手がかりを探すことに。すると、携帯から追跡情報を発見し、木嶋の居場所は、一部の人しか知らされていない実家であることが発覚します。
ケイトはアニを置いて1人でその木嶋の家へと乗り込みます。戦いを重ねたことによってケイトはフラフラでしたが、残された短い自分の命を全うするため、薬を打って木嶋へ立ち向かいます。木嶋は静かに畳の上に座っています。そして「お互い家族に裏切られたようだ」と木嶋は発言します。
木嶋はその証拠として、ケイトに何か見せています。それを見たケイトは言葉を失います。どうやら、木嶋は蓮司に、ケイトはヴァリックに裏切られたようです。蓮司とヴァリックは知らないところで繋がっていました。
その頃、ヴァリックがアニの前に現れます。そして、ケイトがアニの父親を殺したことを伝え、アニはショックと怒りに満ちます。それを知ったケイトは説明をしようとしましたが、不信感が募ったアニはケイトを銃で撃ってしまいます。そんなアニをヴァリックは連れて行ってしまいます。
ヴァリックは蓮司と組んだものの、ケイトに毒を盛ることは想定外で、怒っています。あくまでもヴァリックにとってケイトは大事な存在でした。
意識が朦朧とするケイトを木嶋は起こし、車へと乗せます。そして、薬を注入し、木嶋とケイトはタッグを組んで最後の戦いへと挑みます。
蓮司たちと木嶋組の激しい銃撃戦。木嶋が蓮司とさしでの戦いを申し込みます。2人は銃を捨てて、刀で一騎打ち。開始直後、蓮司はすぐに木嶋に首を切られます。
ケイトはヴァリックの元へ。ヴァリックはアニを人質に、ケイトを愛していることを伝えますが、ケイトは「私のことを操っていただけだ」と言い、２人はお互いに銃を撃ちます。お互いに当たり、ヴァリックは死に、ケイトはフラフラになって倒れます。ケイトはアニの腕の中で息絶え、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「ケイト」のあらすじと結末でした。
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