映画「マイ・サンシャイン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マイ・サンシャインの紹介：2017年フランス,ベルギー映画。多様な人種が暮らすロサンゼルス、事情があって親と暮らせない子供を育てる女性は日夜奮闘します。黒人男性に対する白人警官の暴行と無罪判決をきっかけにロスに大暴動が発生しますが、その暴動は女性と子供達に大きな影響を与えます。『マイ・サンシャイン』は1991年に起きたロス暴動を背景にアメリカの人種の多様性、家族の愛、差別の愚かさなどを考えさせられる映画です。
監督：デニズ・カムゼ・エルキュヴェン 出演：ハル・ベリー（ミリー）、ダニエル・クレイグ（オビー）、ラマー・ジョンソン（ジェシー）、カーラン・KR・ウォーカー（ウィリアム）、レイチェル・ヒルソン（ニコール）、ほか
この解説記事には映画「マイ・サンシャイン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
韓国系が経営するロサンゼルスのお店で黒人少女が万引き犯と間違えられ、射殺されます。しかし、裁判では実刑ではなく少額の罰金という軽い判決が下され、黒人社会には怒りがあふれます。１９９１年のロサンゼルス、ミリー（ハル・ベイリー）はジェシー（ラマー・ジョンソン）たち事情があって親と暮らせない子供達と暮らしています。隣人の白人男性オビー（ダニエル・クレッグ）は銃を撃ったり、裸で窓から子供を覗くという問題行為を繰り返しますが、ミリー達に好意を抱いているようです。朝、子どもたちに声をかけるミリー、テレビではロドニー・キングという黒人男性が白人警官に交通違反で捕まり暴行されるニュースが流れます。ニコール(レイチェル・ヒンソン)は学校で職員とトラブルを起こし、中指を突き立てる怒りのポーズを見せます。ジェシーは年長で子供のまとめ役です。ミリーは新しく、問題児のウィリアム（カーラン・ウォーカー）を引き取ることになります。ミリーが子供をつれてドライブ中、韓国系と思われる小さなお店の店員とウィリアムがトラブルを起こします。そこへ隣人のオビーが駆けつけ、事を収めますがミリーは怒りのポーズを見せます。
黒人男性暴行事件裁判で白人警官が裁かれるニュースを見ながら子どもたちは勉強しますが、ウィリアムは怒りから物をテレビに投げます。また、隣人のオビーが騒ぎ出し、近所は大騒ぎになります。ニコールは韓国系の店で物を盗みます、店員に悪態をつき通りがかりの男もニコールに味方し店員も諦めてしまいます。盗んだ酒を飲み始めるニコールに男がセックスを誘いますが、ニコールは怒り出しジェシーに助けられます。ニコールはパトカーを見かけるともう家には帰りたくないと、パトカーに乗り込みますが警官に追い出されます。酔ったニコールはジェシーの家で寝ます。ウィリアムは万引きのやり方を子どもたちに教え、スーパーで物を盗み家で盗んだものを食べ始めます。ジェシーはニコールと空き家に行き、町で洗車で小銭を稼ぎ生活を始めます。なぜか、空き家のトイレには便器がありませんが取り返します。ミリーはそんな変化に気づかないのか小さな子どもたちと遊びます。ニコールとウィリアムたちは銃を手に入れ、韓国系女性の無罪事件を話し怒りをぶちまけます。ウィリアム、ニコールらは警察の車をパンクさせるという犯罪行為を行いますが、ウィリアムは警察に狙撃され怪我をします。ジェシーとニコールは彼を看病します。
ミリーは子供が騒ぐのを見ながら夕食の用意をしますが、オビーはうるさいと文句を言います。ミリーは子供がいなくなっているのに気づき必死に探しますが、子どもたちをオビーの家で見つけます。オビーは子どもたちにアニメを見せようとしますが、キング事件の裁判のニュースばかりです。子供と家に帰ると、ミリーはオビーとセックスする夢をみます。翌日、ミリーはジェシーとウイリアムが学校にいないと連絡を受けます。ロスは黒人暴行事件で白人警官の無罪のニュースに騒然となり、黒人が暴動を起こします。ミリーの近所の黒人は白人警官に理由もなく逮捕され、ミリーは不当逮捕と抗議しますがミリーも逮捕されます。ウィリアムとニコールはセックス中でしたが、暴動のニュースを聞くと、暴動に参加します。ウィリアムは韓国系と思われるアジア系を襲いますがジェシーに止められます。ウィリアムとジェシーは逃げますが、ジェシーはウィリアムの暴動参加をやめさせるためか？ウィリアムを刃物で刺します。
ミリーはパトカーから逃げ出し手錠をつけたまま町を歩きますが、オビーに助けられます。オビーとミリーは家に着きますが、赤ちゃんを除いて子供はいません。とりあえず、ミリーは赤ちゃんのため食事を作りますが手錠のためうまく作れません。オビーはミリーの手錠を破壊します。ニコールとジェシーは当てもなく血まみれのウィリアムをつれて運転しますが、暴動の火災のため危険な思いをします。子どもたちは近所のハンバーガー屋でただでハンバーガーをもらい大喜び、テレビのインタビューもうけます。ミリーとオビーはテレビでその様子をみて子供に会いに行きます。ミリーとオビーは子供を見つけますが、警察に危険人物とおもわれ手錠をはめられ柱に固定されます。オビーは必死に柱の上までいき自由になりミリーの手錠も壊します。ジェシーは家に着き赤ちゃんたちにキスします。オビーとミリーは家に着きますが、ジェシーの車にウィリアムの死体を発見します。
以上『マイ・サンシャイン』のあらすじと結末でした。
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