恋と花火と観覧車の紹介:1997年日本映画。長塚京三と松嶋菜々子を主演に迎えた秋元康企画・脚本による恋愛映画。妻に先立たれたやもめの中年男性と娘ほど年の若い女性との恋愛模様をロマンティックに綴っていきます。
監督:砂本量 出演者:長塚京三(森原邦彦)、松嶋菜々子(野々村史華)、生瀬勝久(西荻洋一郎)、酒井美紀(森原ひとみ)、深浦加奈子(立花澄江)、風吹ジュン(森原のぞみ)ほか、ほか
映画「恋と花火と観覧車」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋と花火と観覧車」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
恋と花火と観覧車の予告編 動画
映画「恋と花火と観覧車」解説
この解説記事には映画「恋と花火と観覧車」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋と花火と観覧車のネタバレあらすじ:起
森原邦彦は8年前に最愛の妻に先立れ、いまだに心の傷が癒えないでいる中年男やもめです。大学生の一人娘ひとみからは再婚を勧められていますが、亡き妻のぞみを深く愛する邦彦はなかなかその気になれません。ある日打ち合わせで取引先の建設会社に出向いた邦彦はそこで若いOLの野々村史華と出会います。帰り際邦彦が忘れたパスケースを届けるため追いかけてきた史華は愛妻家なんですねと邦彦に話しかけます。パスケースにはのぞみの写真が入っていました。しかしその後史華は上司から邦彦が妻を亡くしていることを知らされ、自分の軽はずみな言葉を悔やみます。邦彦はひとみに押し切られて結婚相談所に登録することになりました。そして初めてお見合いパーティーに参加します。そこで会員歴の長い西荻洋一郎やバツイチ子持ちの中年女性立花澄江といった個性的な会員達に出会います。さらに女性会員の中には史華の姿もありました。
恋と花火と観覧車のネタバレあらすじ:承
邦彦は建設会社で再び顔を合わせた史華からお見合いのことをバラされたくなければお茶を奢ってほしいと要求され、二人はカフェに行きます。亡き妻がどんな女性だったのかと史華が尋ねると、邦彦は最高の女性だったとのろけ、生まれ変わっても妻と一緒になると素直に語ります。邦彦は史華から美味しい紅茶の入れ方を教えてもらい、少しずつ史華に興味を持ち始めます。お見合いパーティーで史華に一目惚れした西荻は二人の仲を取り持ってくれないかと邦彦に頼みます。一方邦彦は澄江に気に入られ、猛烈なアプローチを受け始めます。ある晩邦彦らと史華の会社との飲み会が開催されます。一次会で引き揚げた邦彦が近くの広場で行われているジャズの野外演奏に耳を傾けていると、史華が邦彦を追いかけてきました。そこで邦彦は史華にリードされながらぎこちなく一緒にダンスを楽しみます。史華は邦彦に恋をしていました。
恋と花火と観覧車のネタバレあらすじ:転
邦彦は西荻のために史華との食事会をセッティングしてあげます。三人で食事をした後、史華は自分のお願いも聞いてほしいと邦彦にせがみます。そして夜の街へ出た二人は一緒に観覧車に乗ります。史華が自分では恋愛対象になりませんかと尋ねると、邦彦は躊躇しながら君にはもっとふさわしい人がいるはずだと答えます。史華はその言葉を遮るように邦彦に口づけしました。その後懲りない西荻が史華をカクテルパーティーに誘ってほしいと再び邦彦に頼みます。一方史華は元カレからもう一度やり直せないかと復縁を持ち掛けられ、葛藤します。西荻はカクテルパーティーで史華に告白しようとしますが、史華は沢山の男性会員達に取り囲まれ近づくチャンスさえありません。腹を立てた西荻は結婚する気のない史華が真剣に結婚を考えている男達の気持ちを弄んでいるなどと因縁を付け始めます。邦彦は興奮する西荻を落ち着かせて家に帰らせ、ショックを受ける史華を元気づけます。
恋と花火と観覧車の結末
史華から邦彦宛てにティーパーティーの招待状が届き、邦彦は西荻を連れて史華の自宅を訪ねます。西荻がカクテルパーティーでの非礼を詫びると、史華はもう忘れましょうと優しく返します。史華は大好きな紅茶を学ぶためロンドンに行く決心をしたことを二人に告げます。そして失恋の痛手を忘れようと結婚相談所に入会したものの、それは間違いだったと気付いたのだと打ち明けます。翌週史華がロンドンに旅立つ日がやってきました。西荻や澄江から史華を追いかけるべきだと促された邦彦は成田空港へと向かいます。空港へ着くと史華が搭乗口から今まさに飛行機に乗ろうとしているところでした。邦彦は史華を呼びとめますが、その瞬間停電が起こり、周辺は暗闇に包まれます。灯りが再びついた時には史華はすでに飛行機の中におり、やがて英国へ旅立っていきました。後日史華から邦彦に宛てたエアメールが届きます。ひとみはエアメールを邦彦に渡し、本当に愛する女性と巡りあったならば結ばれて幸せになってほしいと語り掛けます。邦彦はロンドンにやってきます。邦彦はホテルのカフェで働く史華と再会することができました。その夜カフェで語らう二人は夜空に打ち上がる花火を見てキスをするのでした。
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