恋するマドリの紹介:2007年日本映画。一人暮らしを始めた大学生の結が様々な人との出会いや淡い恋を経験しながら、少しずつ成長していく様子を描いた青春映画です。新垣結衣の初主演映画として話題を呼びました。
監督:大九明子 出演者:新垣結衣(青木結)、菊地凛子(順田温子)、松田龍平(大野隆)、内海桂子(野田きつこ)、ピエール瀧(田中)、ほか
映画「恋するマドリ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋するマドリ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「恋するマドリ」解説
この解説記事には映画「恋するマドリ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋するマドリのネタバレあらすじ:起
ルームシェアしていた姉が突然結婚することになり、美大生の青木結は初めての一人暮らしを始めることになりました。引っ越し先のアパートで挨拶回りをする結でしたが、快く受け入れてくれたのは年配の野田きつこだけで、階上に住む青年の大野隆には冷たくあしらわれてしまいます。前のアパートに忘れ物を取りに行った結は、そこでインドに留学をする予定だという建築家の順田温子と出会います。温子のデザインした椅子に魅せられた結は、デザインコンクールに提出する作品制作のため温子のアドバイスを受けることになりました。
恋するマドリのネタバレあらすじ:承
結は大学の友人の代わりに研究所でアルバイトをすることになりますが、そこは偶然にも樹木の研究をしている隆が働く職場でした。結は隆の研究の助手をしているうちに、仕事に情熱を持って働いている隆に少しづつ惹かれていきます。ある日結はアパートの床下から温子のデザインした椅子の布地を見つけ、温子が部屋の前の住人だったことを知ります。さらに隆の前の恋人が温子だったということを知り、複雑な気持ちになるのでした。結は隆と温子が恋人だった頃の話を聞くうちに、二人が未練を残したまま別れてしまったのではないかと考えるようになります。結はなんとか隆と温子を引き合わせようとしますが、作戦は失敗に終わります。
恋するマドリのネタバレあらすじ:転
隆の研究発表会の日、結は大事な実験器具を落としてしまいます。前の恋人が実験の材料を持っていると隆から聞いた結は温子の元へと走ります。結が実験材料を持って戻ってきたことから隆の研究発表は無事に成功をおさめますが、隆から温子の居場所を知っているのかと問い詰められてしまいます。温子のアパートを訪れた結と隆は、温子と中年男性が帰宅するところを目にしてしまいます。結は温子をいつまでも忘れらない隆のことを思うと切なくなり、温子につい冷たく接してしまいます。しかし一緒にいた中年男性が温子の父親だと分かり、結は深い自己嫌悪に陥るのでした。
恋するマドリの結末
温子の留学の日がやってきました。結は温子に思いを伝えるため空港に行こうと隆を誘いますが、隆は動こうとしません。結は一人で空港に向かいますが、渋滞に巻き込まれてしまいます。温子の父親の手を借りなんとか空港に辿り着いた結は、旅立つ飛行機に向かって温子が隆にどれだけ愛されているかを叫びます。しかし温子は夕方の便に変更したためまだ空港内におり、そこへ駆け付けた隆と無事再会することができたのでした。結の淡い恋は終わりましたが、制作した作品は見事に入賞を果たしました。春がやって来て、結がアパートを旅立つ日がやってきました。結はベランダから見送る隆に手を振って、新しい町へと旅立っていくのでした。
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