黒蝶の秘密の紹介:2018年日本映画。田舎から東京へ転勤で来た富山は、不動産屋勤務の岡崎に、安いアパートを紹介されました。岡崎も同じ階に住み、美緒という美人女性も同じ階でした。ある日、岡崎が飛び降り自殺したころから、大家夫妻の行動が気になりだし、美緒や同僚の千佳に相談し、調べ始めますが…という内容のミステリー映画です。
監督:仁同正明 出演者:染谷俊之(富山良平)、水沢エレナ(佐伯美緒)、永尾まりや(品田千佳)、中村優一(岡崎歩)、岩松了(北浦亮治)、美保純(北浦容子)ほか
映画「黒蝶の秘密」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「黒蝶の秘密」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
黒蝶の秘密の予告編 動画
映画「黒蝶の秘密」解説
この解説記事には映画「黒蝶の秘密」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
黒蝶の秘密のネタバレあらすじ:起
プラネット旅行という旅行会社に勤める富山は、宇都宮でトップの成績をとり、自分の希望で東京へ転勤してきました。不動産屋で部屋探しをする富山は、近所付き合いのない7万円までの部屋を希望しますが、不動産屋の伊藤に「希望の物件はこの辺にはない」と断られました。
不動産屋を出る富山を追って、不動産屋で話を聞いていた社員の岡崎がやって来ました。岡崎が「いい部屋がある」と言って、自分の住むアパートを紹介しました。部屋も良く、家具付きで5万円だと言い、部屋にはブラックダリアの絵画がかけられていました。部屋が気に入った富山に岡崎は「大家さんの北浦亮治、容子夫妻はいい人だから安心しなさい」と言いました。
部屋は3階の303号で、岡崎は305号でした。同じ階には美人で物静かな美緒も住んでいました。大家の北浦夫妻もやって来て、「家族と思いなさい」と優しくしてくれました。翌日、新しい職場についた富山は支店長から、同時入社で派遣社員の品川千佳を紹介されました。千佳は気さくでおとなしい富山に積極的に話しかけました。
黒蝶の秘密のネタバレあらすじ:承
アパートの通路で血相を変えて美緒に怒り散らす岡崎がいました。美緒は表情も変えず聞いていました。言い争いが終わって富山は美緒に、岡崎の事を聞きました。美緒は「そっとしておいてあげて」と言うだけでした。翌日、職場に岡崎がやって来て、「あのアパートから出て行け」と怒鳴りはじめました。よくわからない富山は岡崎をなだめますが、岡崎は走り去っていきました。アパートに帰ると、岡崎が飛び降り自殺していました。そばで表情を変えず立っている美緒と、泣き叫ぶ容子の姿がありました。
美緒が富山の会社にやって来ました。支店長の目を気にして、沖縄旅行を紹介するふりをしながら話していると、美緒はパンフレットを持って帰りました。夜、富山の部屋に亮治と美緒が来ました。亮治は一緒に飯を食べようと言いますが、富山は断りました。すると亮治が「うわべだけの男だな」と言い、来るのか来ないのかと再度迫りました。富山は北浦夫妻の部屋に行き、容子の食事を食べました。それは初めての食材で初めての味でした。その時、美緒が気分転換に沖縄にでも旅行にと、富山にもらったパンフレットを容子に見せました。すると容子は怒りだし、「身寄りのない岡崎の気持ちを考えろ」と怒鳴り散らしました。
黒蝶の秘密のネタバレあらすじ:転
富山が寝ていると、美緒が「さっきはごめんなさい」と言ってブラックダリアの花束を持って来ました。このころから富山は美緒に魅かれ始めていました。翌日、富山の郵便受けに岡崎あての手紙が入っていました。部屋に帰って読むと、岡崎の母からの手紙でした。身寄りのない独り者だと言っていた容子の言葉を思い出しました。
会社帰りに千佳が酒を飲もうと誘ってきました。千佳は美緒にやきもちを焼くそぶりを見せました。ごまかした富山はアパートの岡崎と大家の事を話しました。すると千佳が、「今から別の階の住人に聞きに行こう」と言い出し、二人は部屋を回りますが、岡崎の事は誰一人知らず、代わりに岡崎の前の住人の、桜木の話を聞きました。
千佳は帰ると言って富山にキスしました。富山はアパートの前で寝るホームレスにアパートの噂を聞きました。すると、住民を生贄にするアパートだと言いました。気になった富山は管理人室に忍び込み、桜木の事を調べました。すると桜木は半年前に部屋を出ると同時に、フェイスブックの更新も止まっていました。その前の住人の寺西もすぐ部屋を出ていました。そして桜木、寺西、岡崎の3人は同じあの不動産屋に勤務していました。不動産屋に押し掛けた富山は、この不動産屋の社長が北浦亮治であることを知りました。
黒蝶の秘密の結末
不穏な動きをする富山を容子が呼び出しました。美緒の見守る中、富山は岡崎、桜木、寺西に関する疑問を容子にぶつけました。容子はさらりとかわし、桜木、寺西の居場所を見せました。何を聞いても答える容子が、「こそこそしないで何でも聞いて」というと、富山は「誤解していました」と謝りました。通路で富山は美緒を抱きしめました。
翌日、会社で千佳に、君の言う通りやったら大変なことになったと文句を言いました。その後、一人で食事をしていると、街を歩く美緒と千佳を見かけました。帰ってきた千佳を追及すると、知らないと言いました。訳が分からなくなった富山は警察署に行って、桜木の居場所を調べてくれと言いました。壁を見ると桜木の捜索願のポスターがありました。
富山はアパートに帰り、管理人室から鍵を盗み、305号の岡崎の部屋に入りました。部屋には同じブラックダリアの絵画がありました。何かおかしいと思った富山は、自分の部屋に帰り、ブラックダリアの絵画を外し、調べるとカメラが仕込まれていました。自分の部屋の中が常に覗かれていたのでした。誰も信じられなくなった富山は外に飛び出しました。
行方不明中の桜木が遺体で発見され、臓器の一部がなくなっているというニュースを見ました。管理人夫妻が桜木を殺し、臓器を食っていたのではないかと考え出した富山が倒れました。富山を助けたのは千佳でした。しかし千佳はスタンガンで気絶させ富山を縛り上げました。そこに美緒もいました。美緒は家族写真を見せました。写真には亮治、容子、美緒、千佳が映っていました。富山は初めから僕を狙っていたのか?と叫びました。
以上、映画「黒蝶の秘密」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する