キングコング:髑髏島の巨神(どくろとうのきょじん)の紹介:2017年アメリカ映画。優秀なイギリス兵だったジェームズ・コンラッドは、大金をオファーされて米軍と共に未知の島へと行くことになる。彼がその島で見たものは巨大な猿、キングコングであった。キングコングの襲撃を受けた一行だったが、その島にいるモンスターはキングコングだけではなかった。日本好きなジョーダン・ボート=ロバーツ監督は、この映画の中で日本のキャラクターをオマージュしたものを数々登場させています。例えば、千と千尋の神隠しに登場する「カオナシ」に似たモンスターが出てきたり、キングコングのサイズ感は日本のゲーム「ワンダと巨像」に登場する巨人のサイズ感だと同じだと言われています。
監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ 出演:トム・ヒドルストン(ジェームズ・コンラッド)、サミュエル・L・ジャクソン(プレストン・パッカード)、ジョン・グッドマン(ビル・ランダ)、ブリー・ラーソン(メイソン・ウィーバー)、トビー・ケベル(ジャック・チャップマン)、コーリー・ホーキンズ(ヒューストン・ブルックス)、ジョン・C・ライリー(ハンク・マーロウ)、MIYAVI(グンペイ・イカリ)、ほか
映画「キングコング 髑髏島の巨神」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キングコング 髑髏島の巨神」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キングコング:髑髏島の巨神の予告編 動画
映画「キングコング 髑髏島の巨神」解説
この解説記事には映画「キングコング 髑髏島の巨神」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キングコング:髑髏島の巨神のネタバレあらすじ:1
1994年、南太平洋のどこかの島にパラシュートで降り立った兵士のハンク・マーロウ(ジョン・C・ライリー)中尉は、着陸すると同時に走り出し、もう一人のパラシュートで降りてきた兵士グンペイ・イカリ(MIYAVI)に向けて発砲する。二人がもみ合っていると、そこへ巨大な猿が現れる、キングコングである。
1973年、ワシントンD.C.。ビル・ランダ(ジョン・グッドマン)とヒューストン・ブルックス(コーリー・ホーキンズ)は、最近発見されたスカル・アイランド(髑髏島)の調査資金と軍事護衛を依頼するため、上院議員のウィリスを訪れる。難色を示すウィリスだったが、ランダがロシアも調査を開始しようとしていることを伝えると、それを承諾した。
ランダとブルックスはバーに行き、元イギリス特別航空隊のキャプテンであるジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)を見つけると、彼らの追跡役になってほしいと大金をオファーする。コンラッドは彼らがオファーした内容を5倍にするように要求し、オファーを受けた。
キングコング:髑髏島の巨神のネタバレあらすじ:2
同じ頃、調査隊に加わるようオファーを受けた反戦争フォトグラファーのメイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)は、調査隊の軍事護衛として召集されたプレストン・パッカード(サミュエル・L・ジャクソン)と彼のチームメイトと会う。そしてウィーバーは軍がこのミッションで何か悪いことをしようとしているのではないかと疑問を抱くのだった。
ウィーバー、パッカードのチーム、ランダ、ブルックス、そしてコンラッドは、船に乗り込みスカル・アイランドを目指した。髑髏島に近づいた一行が数台のヘリコプターに乗りわかれ、髑髏島の上を飛行し始めると、パッカードのチームたちが爆弾を地上に落とし始めたのだ。ウィーバーとコンラッドはこれに驚くが、その時、一機のヘリコプターが何者かに襲われる。パニックに陥る一行の目の前に現れたのは巨大な猿、キングコングであった。
キングコングに向けて一斉に攻撃をするパッカードたちだったが、歯が立たずにほとんどが殺されてしまうのだった。大勢の仲間を亡くしたパッカードはキングコングに復讐を誓う。パッカードはランダに銃口を向けると、キングコングがいると知っていながら言わなかったと事を責め、他に言っていないことはないのか?と問いただす。するとランダは髑髏島にキングコングのような怪物がいる事を知っていたこと、怪物の存在を証明する証拠を探していたことを認めるのだった。
キングコング:髑髏島の巨神のネタバレあらすじ:3
一行はコンラッド、ウィーバー、ブルックスたちと、ランダ、パッカードたちの、二つのグループに分かれてジャングルを移動していた。
コンラッドのグループが竹藪を歩いていると一人の兵士が頭上から何者かに襲われる。皆が上を見上げると、そこには巨大なクモがいた。懸命の反撃でクモを倒した一行だったが、キングコングの他にも巨大な怪物がいることを知り恐怖に陥るのだった。
一方でパッカードのグループは行方が分からなくなっていたチームメートのチャップマン(トビー・ケベル)を探していたが、同じ頃、チャップマンは川で休んでいた。するとそこへ、キングコングが姿を現し、水浴びを始める。急いで岩に隠れたチャップマンがキングコングの様子をうかがっていると、いきなり川の中から巨大なタコが現れ、キングコングを襲い始める。しかしキングコングはそのタコを倒し、さらに食べてしまうのだった。
キングコング:髑髏島の巨神のネタバレあらすじ:4
コンラッドのグループはジャングルの中に人工的な建造物を見つける。するとどこからともなく現れた先住民たちに周りを囲まれてしまう。しかし、そこへ年老いた陽気なアメリカ人が現れ、助けてくれるのだった。28年前にパラシュートで髑髏島に降り立った兵士ハンク・マーロウ中尉である。彼はコンラッドたちに、「敵はキングコングではなく、スカルクローラーという怪物だ」と言う。
そしてキングコングが、スカルクローラーたちから先住民を守っている存在であること、もしキングコングに何かあれば、スカルクローラーが外に放たれてしまい、大変なことになることを説明する。同じころチャップマンがジャングルで休憩していると、後ろからスカルクローラーに襲われ、殺されてしまうのだった。
キングコング:髑髏島の巨神のネタバレあらすじ:5
コンラッドがハンク・マーロウに、三日でスカルアイランドの北側に行くプランを説明すると、ハンク・マーロウは歩いては行けないと、船を用意する。そして近道をするため、一行に霧のたった道を案内するのだった。そこへスカルクローラーが現れる。危機一髪で気付かれずに済むのだったが、コンラッドはここでチャップマンのネームプレートを見つけ、彼が殺されたことを悟る。
同じ頃、パッカードのグループも同じ場所を通ろうとしていた。ランダが写真を撮っていた音のせいで、スカルクローラーが再び現れて襲われてしまう。そこへコンラッドがガスを充満させ、スカルクローラーに向かって火を放り投げて倒すのだった。
キングコング:髑髏島の巨神の結末
一刻も早く髑髏島の北側へたどり着こうとするコンラッドたちをよそに、パッカードはまだキングコングへの復讐心を燃やしていた。
その夜、パッカードはキングコングを殺すための罠を仕掛け、キングコングをおびき出す。姿を現したキングコングに大量の油で火を付け、大やけどを負わせたパッカードは、とどめにダイナマイトに火をつけようとするが、そこへコンラッドが彼を止めに戻ってくるのだった。コンラッドがパッカードと言い争っていると、一番大きなスカルクローラーが現れ、人間たちは一斉に逃げるのだった。しかしパッカードはいまだにキングコングを倒すことを諦めていなかった。しかし次の瞬間、キングコングの拳によって叩き潰され、パッカードは死んでしまうのだった。
コンラッドたちは逃げるも、スカルクローラーに反撃するが歯が立たずにいた。するとそこへキングコングが現れ、スカルクローラーとの一騎打ちが始まる。そんな中、戦いの衝撃で崖から落下したウィーバーをキングコングが救い上げる。キングコングは自らも傷を負わされながらもスカルクローラーを倒すことに成功し、ウィーバーを静かに地上に降ろす。そしてキングコングはコンラッドとウィーバーが見守る中、ジャングルへと去って行くのだった。
取り調べ室にいるコンラッドとウィーバー。そこへブルックス達が入ってくる。話によると「この島は始まりに過ぎない、他にももっとある、この世界はもともと奴らのものだった、問題はいつ奪い返されるか。支配者はコングだけじゃない」とのこと。資料映像にはゴジラ、モスラ、キングギドラ、ラドンなどの存在を示す、古代の壁画が映し出されるのだった。
そして物語は2019年公開「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」に続きます。
以上、映画「キングコング:髑髏島の巨神」のあらすじと結末でした。
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