クレイマー、クレイマーの紹介:1979年アメリカ映画。ニューヨークに住むテッドは仕事では有能だったが、家族のことはあまり考えずにとにかく仕事一筋であった。それに呆れた妻は子供を残し家を出て行くが・・・
監督:ロバート・ベントン 出演:ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリー、ジョージ・コー、ジェーン・アレクサンダー ほか
映画「クレイマー、クレイマー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クレイマー、クレイマー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クレイマー、クレイマーの予告編 動画
映画「クレイマー、クレイマー」解説
この解説記事には映画「クレイマー、クレイマー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クレイマー、クレイマーのネタバレあらすじ1
ニューヨークで多忙なサラリーマン生活を送っているテッド(ダスティン・ホフマン)とその妻、ジョアンナクレイマー(メリル・ストリープ)は一緒に生活をしているものの、多忙な生活を送るテッドは家族のことをあまり考えずに日々を過ごしていた。
クレイマー、クレイマーのネタバレあらすじ2
それに妻のジョアンナは呆れ、ついに結婚生活に意味を見出せなくなってしまう。ジョアンナは最初は子供のためと思って我慢していたが、ついに子供を残して家を出ることを決意する。ジョアンナが家をでるとテッドに伝えてもテッドは全く信じず、自分は家族のためにこれだけ一生懸命に働いているのにどうしてそんなことを言うのだという調子で、ますますジョアンナを呆れさせてしまう。
クレイマー、クレイマーのネタバレあらすじ3
ジョアンナは本当に家出をし、テッドは息子、ビリー(ジャスティン・ヘンリー)と二人で生活をするようになる。はじめのうちは、家事すらきちんとこなせなかったテッドも次第に仕事も息子、ビリーのこともきちんとこなすようになった。その矢先、ジョアンナがテッドの家に訪れ、急に息子を返して欲しいとテッドに言う。
クレイマー、クレイマーの結末
失業していたテッドは、裁判で親権をジョアンナに奪われてしまう。ビリーがすでに生活の一部になっていたテッドにとって、ビリーを失うことはとても辛いことであった。テッドは、ビリーをジョアンナに引き渡す前に最後の朝食を共にするがお互い、悲しみにあふれていた。そんな二人を目にしたジョアンナは、ジョアンナにビリーを引き渡そうとするテッドに対して、この子はあなたと共に暮らすのが一番いい、と言い残して二人のもとを去って行くのであった。
以上、映画「クレイマー、クレイマー」のあらすじと結末でした。
「クレイマー、クレイマー」感想・レビュー
-
またダスティン・ホフマンが好きになる映画です。高校生の頃初めて見たときは当時のアメリカの状況や英語の台詞が全くわからずただただビリーのかわいさと振り回されながらも父親業をがんばるダスティンホフマンの情景がよかったのですが、大人になって見ると綺麗ごとやハッピーエンドでは決して終われない離婚と親権という問題をほんわかシーンを交えて見れることで余計ラストシーンがじわじわと考えさせてくるなと思います。
-
何かすっきりしないのはこの時代のダスティンの映画の特徴。
父子家庭のドタバタと、離婚の多いアメリカらしい別離と、笑えるし泣ける名画です。名優ダスティン・ホフマンの父親として成長してゆく演技は実に見事ですし、どうしても視点はその主人公に向いてしまうので、妻で母親であるメリル・ストリープがとても身勝手な女に見えてしまいます。もちろんそこもメリルの計算された演技なのでしょうが。