ふくろうの叫びの紹介:1987年イタリア, フランス映画。パトリシア・ハイスミスの同名小説を映画化。男女の愛と嫉妬が交錯し、悲劇へと誘うサスペンス作品。冷酷な妻ヴェロニクが原因で精神を病んだロベールの癒しは、郊外の屋敷に住むジュリエットを覗き見ることだった。彼女は婚約者パトリックと仲睦まじい様子で、ロベールは幸せな光景に慰められる。そんなある日、姿を見せたロベールにジュリエットは急速に惹かれていった。パトリックよりもロベールを愛するようになった彼女は、婚約を解消してしまう。嫉妬に狂ったパトリックは夜道でロベールに襲いかかり、そのまま行方不明になった。周囲の人々はロベールが殺害したのではないかと疑うが、実は裏でヴェロニクが糸を引いていたのだった。別題は「ふくろうの叫び/偏愛殺人」。
監督:クロード・シャブロル 出演者:ヴィルジニー・テヴネ(ヴェロニク)、クリストフ・マラヴォワ(ロベール)、マチルダ・メイ(ジュリエット)、ジャック・プノー(パトリック)、ジャン=ピエール・カルフォン(警視)ほか