レジェンド 狂気の美学の紹介:2015年イギリス,フランス映画。1960年代に実在していた、ロンドンを牛耳っていた双子のギャング、クレイ兄弟の生き様を描く。トム・ハーディが双子の兄弟を1人2役で演じる。
監督:ブライアン・ヘルゲランド 出演:トム・ハーディ(レジー・クレイ/ロン・クレイ)、エミリー・ブラウニング(フランシス・シェイ)、デヴィッド・シューリス(レズリー・ペイン)、ダフィー(ティミ・ユーロ)、タロン・エガートン(マッド・テディー・スミス)、クリストファー・エクルストン(ニッパー・リード)、チャズ・パルミンテリ(アンジェロ・ブルーノ)、ほか
映画「レジェンド 狂気の美学」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レジェンド 狂気の美学」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レジェンド 狂気の美学の予告編 動画
映画「レジェンド 狂気の美学」解説
この解説記事には映画「レジェンド 狂気の美学」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レジェンド 狂気の美学のネタバレあらすじ:起・双子のギャング
1960年代初頭のロンドン、イーストエンド。一帯を支配するのはギャングの帝王、双子のレジーとロンのクレイ兄弟だった。レジーは頭脳派で商才があり、ギャングながら街の信頼を集めていたが、ロンは暴力的で抑えがきかず恐れられていた。ニッパー刑事ら警察も彼らの尻尾を捕らえようと常に目を光らせていたがレジーは表向きナイトクラブの経営などでうまく立ち回っていた。
その頃対立していた南ロンドンのリチャードソン一味も逮捕され、ロンドンはクレイ兄弟の支配するところとなった。海外マフィアとも手を組み、クラブやカジノでも成功して政治家やセレブとも親交を持ちその名を高めていく。
レジェンド 狂気の美学のネタバレあらすじ:承・愛する人のために
そんな時、レジーは運転手フランクの妹フランシスに出会い、2人は恋に落ちる。レジーの行く末を心配するフランシスはレジーに悪事から手を引くよう懇願し、レジーも彼女のために堅気になろうと決意する。ところがレジーのおとなしいやり方に不満を抱いていたロンはレジーの留守中に暴走、勝手にクラブを作り変え、せっかく成功していた店は潰れる寸前だった。フランシスにも暴言を吐くロンに怒ったレジーは抑えきれず2人は激しい兄弟ゲンカとなるが、いつもどんなに争っても双子の絆ゆえか最後には許してしまうのだった。
ロンはその後も勝手な行動で派手に動き回り、レジーはその尻拭いをし続けるが、自身はクラブ経営などに特化して堅気への道を歩み、フランシスは母親の反対を押し切ってレジーと結婚する。
レジェンド 狂気の美学のネタバレあらすじ:転・消えない影
しかしロンと同じアパートで生活するようになったレジーは再びギャングとして動くようになり、フランシスは1人になることが多くなった。そんな不安と寂しさからフランシスはだんだん薬に依存するようになっていく。
ある日、ロンが人目のあるバーでリチャードソン一味のメンバーを射殺したことで警察は再び動き出す。事件を知ったフランシスはロンは刑務所に行くべきだと言うが、レジーは家族を守ると言って目撃者を黙らせる。ギャングから抜けられないレジーに失望するフランシスは、彼に暴力を振るわれたことをきっかけに家を出る。フランクのもとに身を寄せていたフランシスを訪れて謝罪するレジーだったが、その晩彼女は薬を大量に飲み命を絶つ。
レジェンド 狂気の美学の結末:切れない絆
ロンは下っ端のジャックに、以前から気に食わなかったレジーの腹心の部下ペイン殺しを命じるが失敗、身の危険を感じたペインは安全と引き換えに警察に協力し、ロンの悪事を証言する。
レジーはロンの前でジャックにペイン襲撃を問い詰めていると、ジャックはロンに頼まれてフランシスに薬を売っていたことを口にする。それを聞いたレジーはロンに対する怒りをジャックにぶつけ、多くの人がいる中でジャックを滅多刺しにしてしまう。
その後、ロンはリチャードソンのメンバー射殺の罪で逮捕、収容先の精神病院で死亡。レジーもジャック殺害の罪で服役するが、癌に冒され33年で釈放された8週間のちに死亡する。
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