海辺の家の紹介:2001年アメリカ映画。反抗期の息子と、離婚して離れた末期癌の実父とのぶつかりながらもやがてお互いが素直になり、絆を育んでいく物語。血というものはやはり切っても切り離せない存在なのだと気付かされる。
監督:アーウィン・ウィンクラー 出演:ケヴィン・クライン(ジョージ・モンロー)、ヘイデン・クリステンセン(サム・モンロー)、クリスティン・スコット・トーマス(ロビン)、ジェナ・マローン(アリッサ)、ジェイミー・シェリダン(ピーター)、ほか
映画「海辺の家」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「海辺の家」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「海辺の家」解説
この解説記事には映画「海辺の家」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
海辺の家のネタバレあらすじ:起
16歳のサムは反抗期真っ只中であり、ピアスを付けて化粧もぱっちりしていて、マリファナを吸い、好きな音楽はハードロックでした。母のロビンは再婚していましたが、その再婚相手のピーターとロビンもサムとうまくやれていませんでした。実父のジョージは建築模型を作る仕事をしていましたが、近年コンピューターでCG画像として作れるという理由で解雇されます。泣く泣くジョージが会社を去った帰り道に突然倒れます。癌で余命四か月とのことでした。
海辺の家のネタバレあらすじ:承
ジョージは残された命で、10年前に別れたロビンとの約束であった家の建て直しをすることを決意します。サムと一緒に取り組むことにしましたが、サムは嫌がります。二人は激しくぶつかってしまいます。サムはマリファナのためにお金が欲しいと言いますが、ジョージは家の建て直しの手伝いをしてくれたらいいよと言います。
海辺の家のネタバレあらすじ:転
ジョージの父親は飲酒運転のために、母親とひいた女性を事故死させてしまい、その女性の娘にも悲しい運命を背負わせてしまったという過去があるので、そんな父親が建てた家を建て直してしまいたかったのです。サムもジョージに負けてしぶしぶ手伝いはじめます。ロビンとピーターも手伝いに来るようになりました。次第に多くの近所の人々も手伝ってくれるようになりました。そんな中、ロビンはもう一度ジョージに恋心を抱きます。ロビンはピーターから二人きりの旅行に誘われましたが、それも断り頑張り始めたサムの姿を見て、家が完成するところを見届けたいと思いました。しかしジョージは癌についてはロビンに告白していませんでした。
海辺の家の結末
二人の雰囲気を察知したピーターはロビンをベッドに誘いましたが、ロビンは来ませんでした。それがきっかけでピーターは出ていきます。ロビンはジョージにピーターが出て行ったことを話しました。そして二人はキスをしましたが、ジョージは自身が癌であることを話します。そのことでロビンは落ち込み、それを察したサムにもジョージは癌のことを話します。サムは黙っていたことに腹をたて手伝いに来なくなります。しかしジョージは倒れたので、サムはアリッサに後悔しないように一緒にいるべきだと諭され、ジョージの側に戻ってきます。しかし家の完成をジョージが目にすることはありませんでした。遺言にはサムにこの家を使って欲しいと書かれていましたが、サムはジョージの父親が起こした事故で亡くなった女性の娘に家を譲りました。そして、たくさんの人々に支えられ完成した家は笑顔で溢れていました。
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