小さな恋のものがたりの紹介:2005年アメリカ映画。ニューヨーク・マンハッタンで暮らす10歳のゲイブは、通い始めた空手教室で幼馴染の美少女ローズマリーと再会します。彼女に恋をするゲイブでしたが、些細なことから喧嘩をしていまい、人生で初めての恋の痛手を知ることに…。淡い恋を経験しながら成長していく少年の姿を軽妙なタッチで描いたロマンティックコメディです。
監督: マーク・レヴィン 出演者:ジョシュ・ハッチャーソン(ゲイブ)、チャーリー・レイ(ローズマリー)、ブラッドリー・ウィットフォード(ゲイブの父)、シンシア・ニクソン(ゲイブの母)、ウィリー・ガーソン(アパートのドアマン)、ほか
映画「小さな恋のものがたり」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「小さな恋のものがたり」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
小さな恋のものがたりの予告編 動画
映画「小さな恋のものがたり」解説
この解説記事には映画「小さな恋のものがたり」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
小さな恋のものがたりのネタバレあらすじ:起
ニューヨーク・マンハッタン。10歳のゲイブは男友達との遊びに明け暮れる毎日。両親は離婚が決まっているものの手続きが進まず未だに同居を続けている状態で、母は父を無視して新しい恋人とデートに出かける始末。ゲイブは心の落ち着かない日々を送っていました。
アクション映画に憧れ、空手教室に入門したゲイブは、そこで幼馴染ローズマリーと再会します。ローズマリーは黄帯の段位を持っていて、空手の腕前はゲイブより数段上。組み手を務めることになったゲイブは次第にローズマリーに関心を寄せていきます。
小さな恋のものがたりのネタバレあらすじ:承
ゲイブはローズマリーを空手の練習に誘うようになり、二人は次第に打ち解けていきます。日に日にローズマリーへの恋心は増していき、街で彼女を見かければ偶然を装って散歩に誘うなど積極的に。
ある日、ローズマリーを自宅に招待したゲイブは父のために新しいアパートを捜してあげたいと思っていることを吐露します。行動的なローズマリーは物件を見に行ってみようと言い出し、翌日二人は少し遠出をしてアパートを見に行きます。その帰り道二人はマンハッタンで一番小さいと言われる公園へ立ち寄ります。
二人が見つめ合っていると、そこに偶然いじめっ子で有名な上級生が通りかかり、二人を暴力を振るおうとします。ゲイブとローズマリーは協力して空手で応戦し、上級生を撃退しました。ローズマリーから一週間の予定でキャンプに参加する予定があることを聞かされたゲイブはちょっぴり寂しい気持ちになります。
小さな恋のものがたりのネタバレあらすじ:転
ある日、ゲイブはローズマリーから両親と一緒にディナーに行かないかと誘われます。一流のレストランでロマンティックなピアノ演奏、すっかり大人の気分になったゲイブはテーブルの下でそっとローズマリーの手を握りました。勢いづいたゲイブは別れ際にキスを試みましたが、ローズマリーの反応はやや冷ややかなものでした。
翌日の空手教室、ローズマリーにいいところを見せたいゲイブは、実力が伴わないにもかかわらず黄帯の試験に挑みます。しかし板を割ろうとして指を痛め、病院へ運ばれる事態に。ゲイブは空手をしばらく休むことになりました。
心配して電話をかけてきたローズマリーに週末会いたいと話すゲイブでしたが、忙しさを理由に断れてしまいます。ローズマリーは週末に叔母の結婚式に参加する予定になっていました。頭に血が上ったゲイブは「君なんか嫌いだ」と心にもない言葉を吐き捨てて、ローズマリーと喧嘩してしまうのでした。
小さな恋のものがたりの結末
ゲイブはローズマリーに酷い言葉をかけてしまったことを後悔し始めます。父に「愛は何故終わりがくるのか」と大人びた質問をするゲイブ、父は「長く一緒にいると、きちんと伝えなければいけないことを伝える努力さえしなくなるからだ」と自戒を込めて語ります。
ゲイブは居ても立っても居られなくなり、彼女の出席する結婚会場まで走ります。そして式場の席に退屈そうに座る彼女を見つけると勇気を振り絞って愛を告白しました。しかしローズマリーの答えは愛についてなどまだよく分からないという微妙な返事でした。それでもローズマリーからダンスに誘われたゲイブは一緒にチークダンスをしました。
家に帰ってきたゲイブが見たものは、父と母が仲良く語らう姿でした。両親は互いに歩み寄る努力をしていたのです。その日、ゲイブは久しぶりに両親と一緒にディナーに出かけました。恋には破れたゲイブでしたが、ローズマリーと過ごした日々の思い出は大切な宝物だと思うのでした。
以上、映画「小さな恋のものがたり」のあらすじと結末でした。
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