ロンドン・ロード ある殺人に関する証言の紹介:2015年イギリス映画。イギリス、イプスウィッチで連続殺人事件が発生。住民らはすっかり閑散としてしまった町を再生するため、一致団結する。2006年に実際に起こった事件をミュージカル仕立てで映画化。
監督:ルーファス・ノリス 出演:オリビア・コールマン(ジュリー)、トム・ハーディ(マーク)、アニタ・ドブソン(ジューン)、クレア・バート(ジャン)、ほか
映画「ロンドンロード ある殺人に関する証言」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロンドンロード ある殺人に関する証言」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロンドン・ロード ある殺人に関する証言の予告編 動画
映画「ロンドンロード ある殺人に関する証言」解説
この解説記事には映画「ロンドンロード ある殺人に関する証言」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロンドンロード ある殺人に関する証言のネタバレあらすじ:小さな町の殺人事件
2006年、イギリスの小さな町イプスウィッチで、売春婦5人が次々と遺体で発見されるという事件が発生する。この町ではサッカースタジアムの増築で賑わいを見せた頃に売春婦が集まるようになり、住民と敵対していた。
犯罪に無縁だったロンドン・ロード地区の住民らは恐怖に怯え、自分たちのまわりに犯人がいるのではないかと、疑心暗鬼になっていた。女性たちには防犯ベルが配られ、町は殺人と売春婦という悪い意味で有名になってしまう。
ある朝、ロンドン・ロード地区に警察と報道がつめかけ、一軒の家の前にテントが張られる。新たな犠牲者かと思われたが、その家に住むスティーブ・ライトという男が容疑者として逮捕されたのだった。町に来てまだわずか10週間ほどの男の犯行と知り、皆は衝撃を受ける。
ロンドンロード ある殺人に関する証言のネタバレあらすじ:町の再生を目指して
容疑者は逮捕されたものの、住民の心は沈んだままだった。治安の悪い町を捨てて引っ越す家も多く、町は死んだようになる。
そこで住民総会を開き、町を再生させるため、フラワーコンテストを開催して活気を取り戻そうということになる。
一方、売春婦たちも事件がきっかけで多くの者が足を洗った。支援団体を頼り、クスリを断ち、どうしても稼がなければならない者も路上での客引をせず、常連だけを相手にするようになった。
売春婦たちとて、叶うならきれいな体に戻りたい、と思っていたのだ。住民の中にも被害にあった彼女らに対し、同情的な見方をするようになった者もあったし、一方で相変わらず敵視し、犯人に賛同する者もあった。
ロンドンロード ある殺人に関する証言の結末:フラワーコンテスト開催
その頃、事件の裁判では、スティーブが犯行を否認していたが、物的証拠も出たことで5人の殺害全てに対して有罪判決が下され、住民らは安堵する。
そして再生に向けたフラワーコンテストに、住民が一丸となって力を注いでいく。壁を塗り替え、各々の庭は色とりどりの花で飾られる。
そしてコンテスト当日。多くの見物客が集まり、町は華やかさを取り戻す。そして少し離れた高台から、1人の売春婦が寂しげにその様子を眺めていた。
以上、映画「ロンドン・ロード ある殺人に関する証言」のあらすじと結末でした。
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