母の残像の紹介:2015年ノルウェー,フランス,デンマーク,アメリカ映画。戦争写真家だった母の死から3年、回顧展のために父と高校生の弟の暮らす実家に戻ってきた若き大学教授。彼らが母の知られざる一面に向き合っていく姿を描いた人間ドラマです。
監督:ヨアキム・トリアー 出演者:ガブリエル・バーン(ジーン)、ジェシー・アイゼンバーグ(ジョナ)、イザベル・ユペール(イザベル)、デヴィン・ドルイド(コンラッド)、デヴィッド・ストラザーン(リチャード)ほか
映画「母の残像」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「母の残像」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
母の残像の予告編 動画
映画「母の残像」解説
この解説記事には映画「母の残像」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
母の残像のネタバレあらすじ:起
イザベル(イザベル・ユペール)は数々の賞を受賞した著名な戦場写真家でしたが、3年前に交通事故で他界していました。没後3年を機にニューヨークでイザベルの回顧展が開催されることになり、夫のジーン(ガブリエル・バーン)や元同僚のリチャード(デヴィッド・ストラザーン)らは準備に追われていました。ジーンは遺品の整理のため、離れて暮らしていた大学教授の長男ジョナ(ジェシー・アイゼンバーグ)を実家に呼び寄せます。
母の残像のネタバレあらすじ:承
ジョナやジーンは、イザベルの死の真相について、彼女が精神を病んだ末に自殺を図ったものではないかという事実を掴んでいましたが、引きこもりがちの高校生の弟コンラッド(デヴィン・ドルイド)には伝えていませんでした。ある時、母の遺品のパソコンを開いたジョナは、その中にイザベルが亡くなる直前に見知らぬ男と情事に耽ったと思われる様子が写った写真を発見してしまいます。一方、コンラッドはこれまで書き綴っていた、想いを寄せるチアリーディング部の少女への想いを記した散文をジョナに見てもらいますが、ジョナはコンラッドの文才を認めつつも彼女に対しては否定的な見方に終始します。
母の残像のネタバレあらすじ:転
ジョナとジーンはコンラッドに真実を伝えるか否かで悩んでいました。ジョナの苦悩に気付いたジーンはイザベルの写真をリチャードに見せると、イザベルはリチャードと不倫していたことを知ります。一方、コンラッドは書き綴った散文を少女の家に投じてすぐに立ち去ります。家族それぞれがイザベルの生前を思い浮かべるなか、イザベルの死の真相が新聞に大々的に取り上げられ、コンラッドは遂に真相を知ってしまいます。
母の残像の結末
衝撃を受けたコンラッドは家に帰らず一人でいたところ、少女が目の前に現れました。ようやく少女と面と向かって話ができたコンラッドは少しずつ自信を取り戻していきました。やがてイザベルの回顧展が始まり、ジーンは仕事を終えたジョナを車に乗せコンラッドと共にジョナの家まで送っていきます。ジーンとコンラッドはジョナの妻子から歓迎を受けます。コンラッドは自分たちが母のことを心から誇りに思っていたと感じていました。
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