映画「機動戦艦ナデシコ The prince of darkness」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
機動戦艦ナデシコ －The prince of darkness－の紹介：1998年日本映画。TVアニメ「機動戦艦ナデシコ」の劇場版。TVアニメ版の3年後を描いています。地球と木星の間に休戦条約が結ばれ平和を取り戻した中、「火星の後継者」を名乗る組織によるクーデターが発生し、火星にある古代遺跡が、占拠されました。事態の収拾に乗り出した新・機動戦艦ナデシコの艦長ホシノ・ルリでしたが、彼女の前に現れたのは、事故で死亡したかつて機動戦艦ナデシコで苦楽を共にしたテンカワ・アキトでした。
監督：佐藤竜雄 声優：ホシノ・ルリ（南央美）、テンカワ・アキト（上田祐司）、マキビ・ハリ（日高のり子）、高杉三郎太（三木眞一郎）、ミスマル・ユリカ（桑島法子）、アオイ・ジュン（伊藤健太郎）、メグミ・レイナード:（高野直子）、ほか
この解説記事には映画「機動戦艦ナデシコ The prince of darkness」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
西暦2201年、地球と木星の戦争が終結してから3年が経過し、人類は、再び1つとなろうとしていました。そんな時、時空移動「ボソンジャンプ」を利用したシステムを構築する「ヒサゴプラン」のコロニーが何者かに襲撃されました。
状況を確認すべく、ヒサゴプランのターミナルコロニー「アマテラス」に、ホシノ・ルリが艦長を務める新・機動戦艦ナデシコ「機動戦艦ナデシコB」が派遣されました。秘密裡に調査を進めるホシノ・ルリでしたが、システムは「AKITO」というキーワードを表示し暴走を始め、さらに、謎の機体が「アマテラス」を襲撃しました。
アマテラスは大混乱に陥りますが、それをきっかけに、クーデターが発生し、アマテラスは、「火星の後継者」を名乗る組織に掌握されました。
謎の機体は、アマテラスの中枢部に進むと、そこには、戦争終結時に放棄したはずのボソンジャンプを実行するブラックボックスがありました。さらに、ブラックボックスの中心部には、事故で死んだはずのミスマル・ユリカが設置してありました。
しかし、アマテラスが爆破されたため、それ以上はわからず、機動戦艦ナデシコBは、宙域を離脱しました。地球に帰還したホシノ・ルリは、新たに建造された「機動戦艦ナデシコC」と共にブラックボックス奪還の極秘任務を任されました。
しかし、極秘ということで正規の軍人は使えないことから、ホシノ・ルリは、かつて機動戦艦ナデシコで共に戦い、今はそれぞれの人生を歩んでいる戦友達に声をかけました。
続々とホシノ・ルリの元に集まる戦友たち。そのころ、火星の後継者では、ボソンジャンプの精度を向上するための調整が行われていました。
ブラックボックスには、ジャンプの座標をブラックボックスに伝達するために、ミスマル・ユリカが「人間翻訳機」として設置されていて、恋人であるテンカワ・アキトとの夢をユリカに見せることで、ボソンジャンプの精度を向上させることに成功しました。
任務出発前にホシノ・ルリ達は、かつての仲間であるイネス・フレサンジュの墓参りに来ましたが、そこには、アマテラスを襲撃した謎の機体の操縦者、テンカワ・アキトがいました。アキトとミユリカは、事故で死亡したはずでしたが、実は、火星の後継者に拉致されていたのでした。
地球を出発したホシノ・ルリ達は、火星の後継者の妨害にあったものの、機動戦艦ナデシコCと合流しました。
その頃、火星の後継者は、ボソンジャンプを利用したピンポイント攻撃をしかけ、地球の主要施設を占拠しましたが、地球連合総会議場で反撃を受け占拠に失敗しました。さらに、機動戦艦ナデシコCが火星宙域にボソンジャンプで突如現れ、ホシノ・ルリが電子戦を展開、火星の後継者のシステムの無力化に成功し、火星の後継者は、降伏しました。
そして、アキトは、自分たちを拉致した火星の後継者の刺客を一騎打ちで倒しました。ブラックボックスに設置されていたミスマル・ユリカは、救出されましたが、アキトは、恋人であるミスマル・ユリカに会うことなく旅立ちました。
以上、映画「機動戦艦ナデシコ －The prince of darkness－」のあらすじと結末でした。
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