マーターズの紹介:2007年フランス,カナダ映画。フランス製作のスプラッター・ホラー。理由もわからずに監禁される女性たちへの執拗な拷問を描き、センセーショナルな話題を呼んだ。2015年アメリカでリメイクされている。
監督:パスカル・ロジェ 出演:モルジャーナ・アラウィ(アンナ)、ミレーヌ・ジャンパノイ(リュシー)、カトリーヌ・ベジャン、イザベル・シャス、エミリー・ミスクジャン、ほか
映画「マーターズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マーターズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マーターズ」解説
この解説記事には映画「マーターズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マーターズのネタバレあらすじ:1
1971年。下着姿のまま工場街を逃げてゆく一人の少女。顔や体は血だらけです。やがて助けられ、監禁されていた事が分かるのですが、その理由は本人にも謎のままです。そしてその15年後。郊外の一軒家で、40代らしい夫婦とその2人の十代の子供たちが朝食を取っています。そこへいきなり闖入したフードをかぶった女性。たちまち手にしたショットガンで一家全員を撃ち殺してしまいます。彼女はリュシー。15年前に監禁から逃れた少女の成長した姿です。彼女はそこから電話。相手はやはり若い女性です。その女性が来るのを待つうち、リュシーは突然裸の女に襲われます。カミソリで撃退しようとしますが、逆にそれを奪われ、背中を傷つけられるリュシー。あわてて2階に逃げ、一室に閉じこもります。そして隙を見て庭に飛び出すと、そこに電話相手の女性が駆けつけ、リュシーを落ち着かせます。彼女はアンナ。保護施設時代からのリュシーの親友でした。リュシーが自分を監禁した人間を見つけたというのでやってきたのです。
マーターズのネタバレあらすじ:2
家に入り、リュシーのしでかした凄惨な殺戮に嘔吐を催しながらも、死体を始末するアンナ。ところが妻だけは生きていました。アンナは彼女を助けようとしますが、リシューは無慈悲にもとどめを刺します。そしてまた裸の女が襲ってきますが、実はそれは幻想で、リュシーは自傷行為をしていたのです。復讐を終えたはずなのに幻想が去らないことを知ってリュシーは絶望。自ら命を絶ちます。号泣するアンナ。そこで一夜を過ごしたアンナは偶然、家に秘密の地下室があることを知ります。そこには監禁部屋があり、一人の痩せ衰えた女性が鎖でつながれていました。彼女を助けて1階へ連れて上がるアンナ。しかし、銃を持った軍隊のような1団がやって来て、その女性を撃ち殺し、アンナを拘束してしまいます。
マーターズの結末
今度はアンナ自身が囚われの身となり、リュシーが体験したような壮絶な拷問を受けることに。監禁状態のまま拷問は続けられ、アンナは最早生きているとはいえない状態になります。やがて、高級車が何台もその家にやって来ます。降り立ったのはいずれもブルジョアらしい老人老女ばかり。その中のリーダーらしき女性が地下へ降りてゆき、アンナに会います。アンナは前身の皮膚を剥かれ、水槽につけられて、ほとんど意思をなくしています。女性はアンナに何か訊ね、答えを得ます。女性はトイレに入り、そこへ他のメンバーがやってきて、「成果は?」と質問。「死の後に次の生があると思う?」と女性が逆に質問します。「分からない」と相手が応えると、女性は拳銃を取り出して口に突っ込み、自殺します。おそらく彼らはカルト集団で、死後の世界を知りたかったのでしょう。アンナはその実験台にされたのでした。
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