宇宙からのメッセージの紹介:1978年日本映画。宇宙侵略を続けるガバナス帝国のロクセイア12世を倒そうと、侵略された王国の姫と、元将軍、宇宙暴走族ロクセイア12世に追放された王子らが力を合わせて立ち向かっていく宇宙戦争の物語です。当時はスターウォーズの亜流品と賛否が別れましたが、深作欣二監督を始め、東映のヤクザ映画スターが揃う布陣で、スケールの大きい中身の濃い作品に仕上がっています。
監督:深作欣二 出演者:ビック・モロー(ゼネラル・ガルダ)、フィリップ・カズノフ(宇宙暴走族アロン・ソーラー)、ペギー・リー・ブレナン(メイア・ロング)、真田広之(宇宙暴走族シロー・ホンゴー)、岡部正純(ジャック)、清水イサム(ロボット・ベバ)、佐藤允(ウロッコ)、織本順吉(ジルーシアの長老キド)、志穂美悦子(長老の孫娘エメラリーダ)、成田三樹夫(ガバナス帝国皇帝ロクセイア12世)、丹波哲郎(地球連邦評議会議長アーネスト・ノグチ)、千葉真一(ハンス王子 )ほか
映画「宇宙からのメッセージ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙からのメッセージ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
宇宙からのメッセージの予告編 動画
映画「宇宙からのメッセージ」解説
この解説記事には映画「宇宙からのメッセージ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙からのメッセージのネタバレあらすじ:起
惑星ジルーシアはロクセイア12世(成田三樹夫)率いるガバナス帝国に制圧され、ガバナス帝国の要塞と化していました。ジルーシアの長老キド(織本順吉)はリアベの実の奇跡を起こすため、8つのリアベの実を宇宙に解き放ちました。そのリアベの実は、宇宙を彷徨いながら勇者となりうる者の元へ届くといいます。そしてキドの孫のエメラリーダ(志穂美悦子)と腹心のウロッコ(佐藤允)をリアベの実の届いた勇者を見つけるべく追わせました。しかしロクセイア12世は、飛び立ったエメラリーダらの乗った船を撃墜すべく、後を追わせました。
宇宙暴走族のシロー(真田広之)とアロン(フィリップ・カズノフ)は今日もスピード違反を犯し、宇宙警察に追われていました。二人にはジャック(岡部正純)という友人がいて、金を借りていました。しかし、そのジャックも高利貸しから借りた金で、取り立てに追われていました。困り果てた3人は富豪の娘メイア(ペギー・リー・ブレナン)に金を貸してくれと頼むと、宇宙ホタルを一緒に取ってくれたらと言われ、宇宙ホタルを取りに行きました。
宇宙からのメッセージのネタバレあらすじ:承
3人は難破船を見つけました。それはエメラリーダとウロッコの乗った船でした。撃墜された模様で、二人を救って船に乗せて飛行していると、シロー、アロン、ジャックにリアベの実が届いていました。それを見たエメラリーダが勇者の話をすると、ジャックが探しに行こうと、ある婆さんの所へ連れて行きました。しかしこれはジャックの罠で、息子の嫁にとエメラリーダを売ったのでした。そしてウロッコを崖から突き落としました。
地球連邦の植民惑星ミラゼリアではガルダ(ビック・モロー)が戦争が嫌になったと将軍を辞めました。そのころロクセイア12世は地球に向けて全面降伏を命じました。地球連邦軍はガバナス帝国に攻撃を仕掛けますが、逆に総攻撃にあい、時の政権は失脚しました。新しく議長に着いたノグチ(丹波哲郎)が幼馴染のガルダに、特使としてロクセイア12世のもとに向かわせました。ガルダもリアベの実を持っていました。これを時間稼ぎと見たロクセイア12世は月を爆破し、明日までに全面降伏しないと地球を爆破すると脅しました。
宇宙からのメッセージのネタバレあらすじ:転
ガバナス帝国の侵攻によりジャック、エメラリーダ、老婆の家族が拉致されました。一方ウロッコはメイアらの元へ歩いてたどり着きました。ガバナス王国の後継者だったハンス王子(千葉真一)が合流しました。彼もリアベの実を持っていて、ロクセイア12世に親を殺され、追放されたため、恨みを持っていました。やがてジルーシア星に向かった一向は長老キドに会いました。リアベの実はシロー、アロン、メイア、ガルダ、ハンス、ジャックが持っています。7人目はロボットのベバでした。
その時、ガバナスの兵士に囲まれました。連れて行かれたところで、ジャック、エメラリーダと合流しました。ロクセイア12世が、お前たちの動きがすべてわかるのはスパイがいるからだと言いました。スパイはウロッコでした。ロクセイア12世はウロッコに皆殺しにしろと命じましたが、ウロッコの元にリアベに実が届き、8人が集まりました。ウロッコはガバナスの兵士たちに銃撃をし始めました。この隙に逃げ出し、メイアとシロー、アロンはガバナス帝国の動力炉を破壊するために船に乗り込みました。
宇宙からのメッセージの結末
エメラリーダは、古い船が残っていると、ガルダ、キド、そして残党を従えて向かいました。ハンスはロクセイア12世を追い詰め、復讐を成し遂げました。船に着いたエメラリーダらは、すべての電源を入れ、動力を作動し始めました。シローとアロンは小型戦闘機に乗り、動力炉の中へ侵入し、通じる直系10mのパイプに入りました。追撃する戦闘機をかわしながら次々破壊し、遂に動力炉の主を破壊しました。ガバナス帝国の要塞は大爆発を起こし、崩壊が始まりました。
エメラリーダの船はここで死ぬというキドを残して飛び立ちました。シローとアロンは動力炉から脱出し、メイアの船と合体しました。ガバナス帝国の要塞から巨大戦艦が飛び立ちました。メイアら3人は寸前で飛び出し、体当たりを試みました。見事成功し、戦艦は爆破しました。やがてジルーシア星は大爆発を起こし、ガバナス帝国と共に消滅しました。ノグチが全員に地球で待っていると言いますが、エメラリーダは新しい星で新しい国を作ると言いました。するとリアベの実を持つ7人が手伝わせてくれと言いました。
以上、映画「宇宙からのメッセージ」のあらすじと結末でした。
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