MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないの紹介:2022年日本映画。どこかで見たことある光景、かと思ったら同じ1週間をループしていた主人公の朱海。しかも自分だけではなく、社内全員が同じ1週間に閉じ込められていたのです。その真相を探るべく皆で協力し、ループを終わらせようと奮闘する映画です。
監督:竹林亮 出演:円井わん(吉川朱海)、マキタスポーツ(永久茂)、長村航希(遠藤拓人)、三河悠冴(村田賢)、八木光太郎(森山宗太郎)、高野春樹(平一郎)、島田桃依(神田川聖子)、池田良(崎野雄大)、しゅはまはるみ(木本貴子)、ほか
映画「MONDAYS」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「MONDAYS」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「MONDAYS」解説
この解説記事には映画「MONDAYS」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのネタバレあらすじ:起
月曜日の朝、吉川朱海はデスクで寝ていた事に気づきます。しかし、憧れの女社長が経営する大手代理店への転職がかかっている朱海は目を覚まし、気合を入れ直します。朱海と同じようにオフィスで寝ていた同僚たちも起き始めたその時、「バン!」と音を立てて鳩が窓ガラスにぶつかりました。同時に上司の永久部長がお気楽に出勤し、皆働き始めます。
その日、後輩の遠藤と村田に呼び出され奇妙なことを告げられます。「俺たち同じ1週間を繰り返してる…」にわかに信じられない朱海はそれを無視、タクシーに乗らないでと二人の忠告も聞かずタクシーに乗りこむと、タクシーが事故を起こし、おでこを何針も縫う怪我をしてしまいます。
火曜日、朱海が受けた広告宣伝に追加要望が入ります。かなりの無理難題でしたが朱海は引き受けます。
水曜日、映像会社のミスでとんでもないCMが出来てしまい、ダメ出しを喰らいます。
木曜日、仕事を急かされパニックになってしまった朱海が机に突っ伏すと、おでこの傷がパカッと割れて出血してしまいます。
金曜日、仕事が全く終わらず永久部長のお気楽な声だけが虚しく響きます。明日は彼氏との約束があるから残業してでも終わらせたい所ですが、原因不明の停電で資料が全滅し、さらに絶望的に…。
土曜日、彼氏の約束をすっぽかし怒られる朱海。朱海は「この仕事をやり終えて大手広告代理店に行きたいの、もう少し待って」とお願いします。
日曜日、彼氏の返事は「距離を置こう」でした。失意の中でさえも仕事を続ける朱海は、疲れ果てデスクで寝落ちしてしまいました。
MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのネタバレあらすじ:承
オフィスで目覚めた朱海。すると「バン!」と鳩が窓ガラスにぶつかります。あれ?これどこかで…と思っていたら永久部長が出勤してきます。遠藤と村田が「合図は鳩だ」と未だ信じられない朱海。しかし遠藤と村田の言っていることが本当になることから、だんだんと朱海もそれを信じるようになります。
どうやら同じ1週間を過ごし、日曜日に寝落ちするとこれまでの記憶が失われ、また同じ月曜日が始まるようです。遠藤と村田は朱海よりも同じループを繰り返しています。
2人はこの原因が部長がつけているグリーンダイヤモンドのブレスレットによるものだと話しました。グリーンダイヤモンドには、持ち主の願いを叶える代わりに呪いがかかるという代物、50歳の誕生日を前にした永久部長が「50代になりたくない、時間よ止まれ」と言っていたのを思い出します。
MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのネタバレあらすじ:転
朱海は永久部長を説得しに行きますが、信じてもらえないのは明白でした。朱海は森山と平という他の社員を巻きもうと考えますが、いつ来週の月曜日になるか分からないなら、仕事のクオリティが良くなるまで何度も繰り返せばいいのではないかと思い始めました。
何度も繰り返しミスをなくしていく朱海。余裕が出ると森山たちのカバーも出来るようになり、森山たちもそれを利用し、新しいスキルを身につけたりし始めます。そしていよいよ永久部長に理解してもらい、ループを終わらせる時が来ました。
完璧なプレゼンをし、永久部長にループを理解してもらうことに成功、グリーンダイヤモンドのブレスレットは破壊します。これで新しい月曜日が来るはずだと思った束の間、「バン!」また鳩がぶつかり、永久部長が出勤です。
愕然とする朱海たち。永久部長が原因ではなかったのか…行き詰まる朱海たちの前で声を上げたのは、存在感の薄い神田川聖子でした。すでに70回ものループを繰り返していた聖子、これまで何度も朱海たちに話しかけてきましたが、相手にされなかったようです。
反省をして聖子の声に耳を傾けます。聖子の推測では、永久部長の叶えられなかった夢に関係があるのではないかと話します。
MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないの結末
漫画家になるのが夢だった永久部長。15年前に一度賞を取ったのですが、その後仕事が忙しくなり、編集者に必ず仕上げますと約束したまま、続きを書けずにいたのです。朱海たちは部長の夢を叶えてあげようと、これまでにないくらい一致団結していました。
しかし朱海だけは仕事が気になって仕方なかったのです。イマイチ協力してくれない朱海に他の社員たちは不満気です。それでも朱海は開き直ります。この1週間は少し変わっていました。憧れの女社長の木本から呼び出されたのです。「出世を望むなら自分の事だけ考えなさい」と木本は朱海に告げます。
オフィスに戻った朱海は、永久部長が人知れず社員たちのフォローをしているのを目撃します。「自分の夢とみんなのこと、どっちが大事ですか?」と問う朱海に、永久部長は「一人で出来ることなんて、たかが知れてるんじゃないかな」と答えます。その言葉に動かされ朱海は、部長の夢を叶えることに注力を注ぐことを決めます。
皆の協力を得て漫画は見事完成、原稿を編集者に持っていけば夢は叶い、タイムループが終わるはずなのに土壇場になって永久部長は及び腰になります。しかし、皆の励ましで勇気を振り絞った永久部長、夢を叶えることに成功したのです。
また月曜日がやってきます。「バン!」の音に誰もが目を覚まします。また鳩なのか…。しかしそれは永久部長が壁にぶつかった音でした。見事タイムループから抜け出す事が出来たのです。
そんな中、朱海の携帯が鳴ります。木本オフィスからでした。「こんなんじゃ例の件はなかったことになりますよ」脅すような声に朱海が戸惑っていると、永久部長が朱海の携帯をとり、「吉川のような優秀な人材を失いたくないので、今回の件はなかったことにしてください」とズバッと言って切りました。
「勝手なこと言ってごめん」と照れくさそうに言う永久部長に、「大丈夫です。私も部長と同じ気持ちだったので」と朱海は笑顔で返します。今までにないくらいの和やかな雰囲気がオフィスを包んでいきました。
以上、映画「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」のあらすじと結末でした。
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