愛する人の紹介:2009年アメリカ,スペイン映画。37年もの間、離れ離れになった母娘が、お互いを想いあう気持ちをドラマチックに描いた感動のヒューマン・ドラマ。ラストに描かれる衝撃の結末と母と子の深い絆に、涙なしでは見られない、心揺さぶられる作品となっています。
監督:ロドリゴ・ガルシア 出演者:ナオミ・ワッツ(エリザベス)、アネット・ベニング(カレン)、ケリー・ワシントン(ルーシー)、ジミー・スミッツ(パコ)、デヴィッド・モース(トム)、サミュエル・L・ジャクソン(ポール)、ほか
映画「愛する人」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「愛する人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「愛する人」解説
この解説記事には映画「愛する人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
愛する人のネタバレあらすじ:離れ離れとなった母娘
51歳のカレン(アネット・ベニング)には、14歳の時に出産して以来一度も会っていない娘がいました。カレンは、娘のことを忘れることができず、会えない娘への手紙を書き綴ることが日課となっています。37歳になったカレンの娘のエリザベス(ナオミ・ワッツ)は、有能な弁護士として独身を貫き、キャリアに邁進する生活を送っています。結婚を望まず、自由奔放な生活を楽しむエリザベスでしたが、予期せず上司との子供を妊娠してしまいます
愛する人のネタバレあらすじ:互いを想いあう気持ち
妊娠をきっかけに、エリザベスは今まで一度も捜そうとしなかった実の母親に会ってみたいという気持ちを抱き始めます。一方、独身を貫いてきたカレンには、ありのままのカレンを受け入れてくれるパコ(ジミー・スミッツ)という男性が現れ、2人は結婚します。気難しくて他人に心を許さないところのあるカレンは、次第にパコに心を開いていき、過去の痛みを打ち明けます。パコに背中を押されたカレンは、娘を捜す決意をします。
愛する人のネタバレあらすじ:すれ違う母娘
カレンは早速、娘を捜し始めますが現実は厳しいものでした。一方、エリザベスは会社を辞め、シングルマザーとして子供を産む決意をします。自分の子供を宿して以来、エリザベスがこれまで抱いていた母親に対する怒りの気持ちは次第に消えていき、実の母親に会いたいという気持ちは大きくなっていくのでした、そんな中、エリザベスは出産をします。出産は困難を極め、赤ちゃんの命は助かりますが、エリザベスは亡くなってしまいます。
愛する人の結末:母娘を繋ぐ命
エリザベスの産んだ赤ちゃんは身寄りがない子供になってしまいましたが、たまたま養子縁組が破綻してショックを受けていたルーシー(ケリー・ワシントン)という女性に引き取られることになります。お互いを捜し合っていたカレンとエリザベスが再会することはありませんでしたが、後日、エリザベスがカレンに宛てた手紙が見つかり、カレンの元に届けられます。カレンは悲しい結末に涙しますが、カレンの産んだエリザベスの娘のエラに会いに行き、幸せな時を過ごすのでした。
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