ミスター・ノーバディの紹介:2009年フランス,ドイツ,ベルギー,カナダ映画。2092年の世界。ニモ・ノーバディーという長寿の男性がテレビに取り上げられる。永遠に死ぬことのないその時代の人々と違い有限の命を持つ彼の知られざる過去とは…。
監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル 出演:ジャレッド・レトー(ニモ)、サラ・ポーリー(エリース)、ダイアン・クルーガー(アンナ)、リン・ダン・ファン(ジーン)、リス・エヴァンス(ニモの父親)、ナターシャ・リトル(ニモの母親)、トビー・レグボ(15歳のニモ)、ジュノー・テンプル(15歳のアンナ)、クレア・ストーン(15歳のエリース)、ほか
映画「ミスター・ノーバディ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミスター・ノーバディ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミスター・ノーバディの予告編 動画
映画「ミスター・ノーバディ」解説
この解説記事には映画「ミスター・ノーバディ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミスター・ノーバディのネタバレあらすじ:起
ある女性と男性が出会い、ある男の子が雲の上から現世を見て2人のもとに生まれることを決意し、ニモは誕生します。彼は自らの人生を左右する3人の女の子と早々に出会います。アンナ、エリース、ジーンと言いました。ニモの両親の仲はニモが9歳になると悪くなり、2人は離婚してしまいます。ニモは父とイギリスに残るか、母とともにアメリカに移り住むか選択を迫られます。彼は一度そこで目覚めます。
2092年、ニモ・ノーバディーは身元不明の118歳の男性で、病院で入院していました。人々は医学の進歩によって死なず、唯一有限の命を持った彼に関心を抱いていました。
ミスター・ノーバディのネタバレあらすじ:承
彼は15歳の頃を思い返します。母とともにアメリカに移住し、かつて故郷で見とれたアンナと偶然にも兄妹になり、人知れず仲を深めました。また一方では父とともにイギリスに留まりますが、父が事故で半身不随になりその介護の傍ら幻想の世界を夢想していました。彼はこのように多くの選択を同時進行する運命にありました。アンナの父がニモとの関係に気付き、2人は離れ離れになりました。ニモの母も2人の交際に反対しており、定期的に会う約束は果たされぬまま大人になっていきます。
一方イギリスの自分はその後やけになってバイクを走らせ事故を起こし意識不明が続いたり、クラブで出会ったエリースと恋に落ち、彼女の片思いの男性を置き去りにして結婚したり、あるいはジーンという女性と出会い結婚しプール付きの豪邸に住んだりしました。また結婚生活だけでなく、さまざまな職を経験します。科学者、プール清掃業者、小説家…。
ミスター・ノーバディのネタバレあらすじ:転
ジーンとは破綻し、片思いの男性が忘れられないエリースも一方的に家を出て、アンナとは再会できずじまいでした。しかしある日、ニモはニューヨークの駅でアンナと再会します。2人は一晩愛し合い、再会を喜びましたが、ひょんなことから彼女の連絡先を失い再び会うことができなくなってしまいました。
ミスター・ノーバディの結末
彼は2092年でさらに思い返します。当時から見て未来の2092年の彼が残したビデオレターを見て、彼は2092年まで生きねばならないと教えられます。そして、2092年の彼は彼の世話をする医師や報道記者に自分が9歳の選択に迫られた少年が生み出した選択の一つであることをほのめかし、亡くなります。素晴らしい人生だったと残して。
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