ミセス・ハリス、パリへ行くの紹介:2022年イギリス映画。戦争で夫を失ったハリスは平凡な家政婦です。そんな彼女の憧れはディオールの華麗なドレスを着ること。幸運から大金を手にした彼女はパリで開かれるディオールのファッションショーに向かいますが、大騒動に巻き込まれることになります。本作は、平凡な女性が華麗なドレスに憧れ夢を実現するまでの騒動を描いたコメディ映画です。
監督:アンソニー・ファビアン 出演:レスリー・マンヴェル(エイダ・ハリス)、イザベル・ユペール(クロディーヌ・コルバート)、ジェイソン・アイザックス(アーチー)、ランベール・ウィルソン(シャサーヌ侯爵)、アルバ・バチスタ(ナターシャ)、リュカ・ブラヴォー(アンドレ・フォーベル)、ローズ・ウィリアムズ(パメラ・ペンローズ)、ほか
映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」解説
この解説記事には映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミセス・ハリス、パリへ行くのネタバレあらすじ:起・ディオールにあこがれるハリス
1957年のイギリス。ミセス・エイダ・ハリス(レスリー・マンヴェル)は夜に橋の上で、未だに第2次世界大戦から帰らない夫のエディーのことを考えています。
家政婦のハリスは同僚のヴィとバスの中で会い雑談します。ハリスは女優のパメラ(ローズ・ウィリアムズ)の家で働いています。その夜、ハリスとヴィは英国空軍からの夫の生死に関する小包を開けます。しかし、それはエディーの死を知らせるものでした。彼女は彼から送られた指輪を川に捨てます。
ハリスは顧客のダントの家で働き、未払いの給与について聞きます。しかしダントはその件には答えません。ハリスはダントのクリスチャン・ディオールのドレスに魅せられます。ダントはこのドレスは夫に内緒と言い隠します。
ハリスはサッカーくじに当選し、大金を手にします。彼女はヴィと喜びディオールのドレスを買うと喜びます。友人のアーチー(ジェイソン・アイザックス)はハリスとヴィを、彼が働く犬のレース場に招待します。
ハリスはオートクチュールと言う名前の犬を、ディオールのドレスを買えるという幸運の名前だと考え、稼いだ金を掛けますが全額失います。ハリスは通りで高価な指輪を見つけ警察に届けます。
彼女は英国空軍の訪問を受けます。担当者はハリスに戦争未亡人への多額の未払金を払うと言われます。また指輪の持ち主が現れ、ハリスにお礼をします。アーチーがハリスを訪れハリスは違う犬にかけていて、その犬が勝っていたといい、高額の配当金を与えます。彼女はディオールの服を買いにパリへ行きます。
ミセス・ハリス、パリへ行くのネタバレあらすじ:承・パリでのハリス
ハリスはパリに着き、ディオールのファッションショー会場に向かいます。フランス語のわからない彼女は町でホームレスにからかわれます。ハリスはホームレスの男の案内で会場につきます。
ハリスはファッションショーに参加しようとしますが、アポはありません。ハリスはモデルが荷物を落とし、その荷物を持ちながらモデルに渡し受付に向かいます。
彼女は受付でショーで服を買いたいと言っても相手にされません。ハリスはディオールの重役クロディーヌ(イザベル・ユペール)と口論し、札束をみせます。会計のアンドレ(リュカ・ブラヴォー)はディオールの資金難のため、現金払いの彼女をショーに入れようとします。最後はシャサーヌ侯爵(ランベール・ウィルソン)が、ハリスを中に入れてやります。シャサーヌはハリスに好意をもち、自分の妻は死んだとハリスに伝えます。
ハリスはファッションショーを見学し、シャサーヌから気に入った服があれば教えろと言われます。ディオールの顧客のアバロンが現れ、見知らぬハリスに不快感を持ちます。
ハリスはお気に入りのドレスが見つかり、その番号を書きます。しかしアバロンも同じ数字を書きます。ハリスはショーの後で番号を担当者に渡しますが、アヴァロンが買ってしまいます。アンドレが2番目の選択を与えますが、ドレスの完成に2週間かかるといいます。ハリスは帰ろうとしますがアンドレは自分の家に泊まれといいます。
ハリスはドレスを着てサイズを図ります。ディオールの従業員は彼女を気に入ります。モデルのナターシャ(アルバ・バチスタ)がハリスをアンドレの家まで連れていきます。アンドレの家でハリスは家を掃除し料理を作り、アンドレとナターシャを喜ばせます。アンドレはナターシャに好意を持っています。
ハリスはシャサーヌに会います。彼は彼女を花の市場へ連れていきます。その後シャサーヌはハリスを夜のショーに連れていきます。二人はナターシャに会います。三人は食事を楽しみます。ハリスは酒を飲みすぎ、昼まで寝てしまいます。ハリスは早朝のディオールでのドレスの製作に慌てて向かいます。彼女はディオールのオフィスに着きます。しかし、担当者は怒り、もう遅いと言われます。
ミセス・ハリス、パリへ行くのネタバレあらすじ:転・ドレスを手に入れようとするハリス
ディオールの社員はハリスに同情し、ハリスを職場に連れていきます。ハリスは自分でドレスの裁縫をはじめます。 クロディーヌはハリスが働いているのをみて驚きます。
クロディーヌはハリスに「ディオールは、金持ちのクライアントとしか働かない。ドレスをどこで着るの?あなたはふさわしくない」と馬鹿にします。しかし、ディオールの社員達はハリスを気に入り、彼女のドレスを仕上げることにします。シャサーヌはハリスに花を送り、カフェに誘います。
アンドレはハリスに会います。彼はハリスにディオールの財政困難を説明します。そして、クロディーヌはアンドレのアドバイスを受け付けないことを話します。二人はナターシャが有名な俳優と一緒にいるのを目撃します。アンドレはショックをうけます。
シャサーヌはハリスを、家に連れていきます。彼はハリスに興味を持ったのは恋愛感情でなく、子供の頃の優しかった家政婦にハリスが似ていたからだと説明します。ハリスはショックを受け、シャサーヌの家を去ります。
ハリスがディオールのオフィスを訪れると、クロディーヌは社員を解雇し、社員たちはクロディーヌに抗議しています。ハリスはアンドレと従業員を連れて、クロディーヌのオフィスに行きます。
ハリスはアンドレに資金問題解決のための良い考えがあるということを説明しろと言います。クロディーヌはアンドレの意見を取り入れることにします。
アンドレとハリスはナターシャが見当たらないので探します。クロディーヌはナターシャはディオールを去ったといいます。二人は駅に行き、ナターシャを見つけます。ハリスはアンドレに、ナターシャにキスしろといいます。アンドレはナターシャにディオールに戻ることを求めキスします。
ミセス・ハリス、パリへ行くの結末:ドレスの運命
ハリスはディオールでドレスを完成させ、ロンドンに帰ります。女優のパメラがハリスを訪ねます。パメラは今夜のパーティ用のドレスのシミを取ってくれと言います。ハリスは難しいと言います。パメラは泣き出します。ハリスは自分のディオールのドレスを差し出します。
翌日、ハリスはパメラの家を訪れると、パメラはいません。焼けたドレスとともに置き手紙があります。手紙によると、パーティでドレスは焼けてしまったとのこと。ハリスはその焼けたドレスをドレスを川に捨てます。
ヴィはアーチーとハリスを訪れます。ヴィは新聞を見せ、パメラがパーティーでドレスを焼いた事件がニュースになっていることを教えます。ハリスはダントの家に仕事で訪れます。ダントはニュースでドレスが焼かれたことを知り、ハリスに同情します。ダントは家政婦の未払金を払います。
その夜、ハリスはパッケージを受け取ります。彼女が中を開けると、それは、ディオールからのドレスでした。クロディーヌとアンドレからの手紙も同封サれていました。
手紙の内容は「ニュースでドレスが焼けたのを知った。ディオール社員が同情しているので、もともとハリスがショーでほしかったものを作って送った。」というものでした。また、アバロンの夫は逮捕されたことも書いてありました。そして、ディオールの売上はハリスのニュースで上がったことに感謝するメッセージがありました。
アダ(ハリス)は、ダンスクラブでドレスを着て踊ります。ヴィとアーチーは彼女を幸せそうに見ているのでした。
以上、映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」のあらすじと結末でした。
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