劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝の紹介:2007年日本映画。TVアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の劇場版第1弾。かつて世界を破滅寸前まで追い込めた魔物・魍魎が復活し、魍魎の配下である「幽霊軍団」が動き出しました。幽霊軍団の標的は、魍魎を唯一封印できる鬼の国の巫女・紫苑で、紫苑の護衛の任を受けたナルト、サクラ・ネジ・リーの4人は、魍魎の配下の襲撃を受けた紫苑を助けると、沼の国にある魍魎の肉体が封印された祠へ紫苑を送り届けるため出発します。実は、紫苑には、人の死を予言する力があるのですが、ナルトは、その紫苑から死を予言されてしまったのでした。
監督:亀垣一 原作:岸本斉史 声優:うずまきナルト(竹内順子)、春野サクラ(中村千絵)、日向ネジ(遠近孝一)、ロック・リー(増川洋一)、紫苑(藤村歩)、魍魎(加藤精三)、黄泉(中村秀利)、足穂(藤田圭宣)、弥勒(折笠富美子)
映画「劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝の予告編 動画
映画「劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝」解説
この解説記事には映画「劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝のネタバレあらすじ:起
かつて世界を破滅寸前まで追い込めた魔物・魍魎は、魂と肉体に分けて封印されていましたが、魍魎を使って「幽霊軍団」を作った忍の生き残りである黄泉が、鬼の国の祠に封印されていた魍魎の魂の封印を解き放つと、自らの肉体に魍魎を憑依させました。
そして、黄泉は幽霊軍団を復活させると、沼の国に封印されている魍魎の肉体の開放に乗り出しましたが、魍魎は自分を封印することができる唯一の存在である鬼の国の巫女を倒すことを命じました。
魍魎の魂が解き放たれた事を知った綱手は、幽霊軍団に対処する一方、ナルト、サクラ・ネジ・リーの4人には、魍魎の魂を封じ込めることができる鬼の国の巫女の警護を命じました。黄泉直属の配下である四人衆が、鬼の国の巫女である紫苑の住処を襲撃しましたが、ナルト達が駆け付けたため四人衆は退却していきました。
劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝のネタバレあらすじ:承
ナルト達は改めて紫苑と対面しましたが、紫苑はナルトの顔見て、お前は死ぬと告げました。ナルトは本気にしていませんでしたが、紫苑の近侍である足穂は、紫苑の予言は百発百中で当たると言いました。
そのころ、幽霊軍団は沼の国の魍魎の体が封印されている祠を目指して進軍し、命を持たない石像の幽霊軍団を止める事ができるのは、紫苑の封印の術しかありませんでした。足穂は沼の国へ行く紫苑の護衛として近侍も連れて行こうとしますが、紫苑はナルト達と共に秘密の抜け穴から勝手に出発してしまいました。
後から足穂も追いかけて来たため、ナルト達と紫苑、足穂で沼の国へ向かいますが、紫苑はわがままを言ってはナルト達を困らせました。次の日の朝、紫苑は足穂に里に帰るように命令しました。足穂が理由をきくと、紫苑は足穂が死ぬことを予知したと言いました。
劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝のネタバレあらすじ:転
沼の国へ急ぐナルト達でしたが、またも四人衆の襲撃を受けました。ナルト、リー、ネジが迎撃に出て、サクラが紫苑を背負って逃げましたが、サクラは4人衆の1人に毒を撃ち込まれ気を失ってしまいます。四人衆が退却したことで、ナルトとリーは、ネジ、サクラと合流しますが、その前にはすでに死亡した紫苑が横たわっていました。
紫苑の死に驚きネジに詰め寄るナルトでしたが、その前に死んだはずの紫苑が現れ、サクラは、死亡したのは影鏡身転の法で紫苑に変身した足穂だと言いました。紫苑は、自らの忠告も聞かず死んだ足穂を罵りましたが、それに怒ったナルトが怒鳴ると、悲しくないものなどあるか、と叫び、涙を流して足穂の死を悲しみました。
実は、鬼の国の巫女に人の死を予知する能力があるのは、自分自身の死を防ぐためで、巫女の近侍は、巫女が自身の死を予知した時、巫女に変身して巫女の代わりに死ぬのが本当の役目でした。紫苑は、他人を犠牲にして生き残る事に苦痛を感じていましたが、魍魎から世界を守るという使命が課せられた鬼の国の巫女である以上、それを受け入れるしかありませんでした。
劇場版 NARUTO ナルト 疾風伝の結末
沼の国の祠の前にたどり着いたナルト達は、リー、ネジ、サクラが四人衆の攻撃を防ぎ、その間にナルトと紫苑が祠の中に入る作戦でしたが、紫苑を背負っていたとナルトは、幽霊軍団の攻撃を受けて紫苑を池に落としてしまいました。ナルトは、紫苑を助けましたが、紫苑は自分を助けなければよかったと言いました。祠の中に入れば、ナルトは紫苑が予知したように死ぬ運命だからでしたが、ナルトは、俺は死なない、運命を変えてみせる、と言いました。
ナルトが祠の前で幽霊軍団の攻撃を防いでいる間に紫苑が祠に入りましたが、中にはすでに黄泉に憑依した魍魎がいました。紫苑は、魍魎を封印しようとしますが、魍魎はその力を逆に利用して体を取り戻すと、ナルトが駆け付けた時に、紫苑を取り込んでしまいました。
魍魎に取り込まれた紫苑は、自分が予知したナルトの死の瞬間が近づいていることを悟り、自らが犠牲になる事を覚悟してナルトを助けました。そして、紫苑は、自らを犠牲にして魍魎を封印した母である弥勒の思いに触れ、自分も同じように魍魎を封印しようとしましたが、その前にナルトが魍魎の中から紫苑を拾い上げました。
ナルトは、紫苑に死にたいかと聞き、紫苑が死にたくないと本心と叫びました。そしてナルトは、自分と紫苑の力と合わせた「超チャクラ螺旋丸」を魍魎に叩きつけ、魍魎を倒しました。魍魎は滅び去ったことで魍魎を封印する巫女としての使命はなくなりましたが、紫苑は、第二、第三の魍魎が生まれないよう、巫女を続けていくと言いました。
以上、映画「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝」のあらすじと結末でした。
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