NINEの紹介:2009年アメリカ映画。イタリアの映画監督グイドは次の映画の脚本がなかなか書けず制作発表の場から姿を消してしまう。街から離れた場所で愛人であるカルラとの密会を重ねるも心を癒されることはなくついにはプロデューサーに居場所を突き止められる。なんとか映画の製作を続けようとするスタッフだが脚本の無い状況ではどうすることもできない。そんな状況にも関わらずグイドに様々な欲望が迫る。欲望に翻弄される映画監督の苦悩を描くミュージカル映画。
監督:ロブ・マーシャル 出演:グイド(ダニエル・デイ=ルイス) ルイザ(マリオン・コティヤール) カルラ(ペネロペ・クルス) クラウディア(ニコール・キッドマン) ステファニー(ケイト・ハドソン) サラギーナ(ファーギー) リリー(ジュディ・デンチ) マンマ(ソフィア・ローレン)ほか
映画「NINE」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「NINE」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「NINE」解説
この解説記事には映画「NINE」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
NINEのネタバレあらすじ:逃亡
脚本が1ページも書けないまま制作発表の場に連れられた映画監督のグイド。プロデューサーの口からは「イタリア」というタイトルと主演がクラウディアであることを明かされただけで映画の内容を語られることはなかった。その状況に嫌気がさしたグイドは隙を見て会見から逃走。街から離れたあるホテルに身を寄せた。そこでグイドはある女性に電話を掛ける。彼の愛人であるカルラはグイドからの電話ですぐに彼の元へと飛んできた。しかしグイドはプロデューサーに見つかってしまう。
NINEのネタバレあらすじ:妻
脚本が書けないことを告げたグイド。そんな彼に環境を変えれば出来るかもしれないとプロデューサーはこのホテルにスタッフを集結させていた。ある日の夜スタッフが集まりミーティングをしている所にグイドの妻でありかつて彼の映画で主演を務めたルイザが姿を現した。久しぶりの再会に喜ぶグイド。しかしその後突如彼女は具合が悪いと席を立ってしまう。慌てて追いかけるグイドに妻ルイザは怒りを露わにした。ルイザは彼の言動全てに苛立ちを隠せなくなっていた。彼女の怒りの原因が分からないグイドだったがすぐにそれが判明する。そこに愛人であるカルラの姿があった。
NINEのネタバレあらすじ:誘惑
カルラの姿を見つけ怒りにまかせて彼女を追い払ったグイド。すぐにルイザの元へと向かうも彼女の怒りは収まらなかった。うなだれたままホテルのバーに向かった彼は先日の会見で出会ったある女性と偶然の再会を果たす。ファッション誌の記者をしているステファニーはグイドのかつての映画に対する熱い想いを語った。そして自分の部屋の鍵を渡しその場を去った。誘惑にかられ彼女の部屋へと入ったグイド。しかしすぐに我に返り妻ルイザの元へと戻った。枕元で妻への愛を語るグイド、しかしそこへフロントから電話が掛かる。内容はカルラの身の危険を告げるものだった。
NINEのネタバレあらすじ:中止
グイドに愛されたい一心で睡眠薬を何錠も飲み込んだカルラ。なんとか命は取り留めたものの危険な状態だった。気が付いた時グイドはカルラの横で朝を迎えていた。彼女を夫へと託しホテルに戻るもそこに妻の姿はなかった。さらにスタジオに出演依頼をしているクラウディアが来ているという。急いでスタジオに戻りいくつかの写真を取ったグイド、しかし脚本がないと出来ないと彼女は出演を見送ることになった。もう終わりだと悟ったグイドはスタッフに作成中止を告げた。
NINEの結末:再び
それから数年たったある日、グイドはかつての仕事仲間であるリリーと会う。そしてリリーは彼に再び映画を撮るように勧める。それは全ての人間が望んでいることだと。かつての妻ルイザもまたそれを望んでいた。そして彼は数年ぶりにスタジオに戻る。タイトルは「NINE」。過去の自分とこれまで出会った人達に見守られながら。
グイドを取り囲む女優陣がとても豪華!グイドの映画のヒロイン女優にニコール・キッドマン、奥さん役にマリオン・コティヤール、浮気相手にペネロペ・クルス。グイドが子供時代憧れた女性に歌手のファーギーまで!女優さんたちを観ているだけでも楽しめます。ミュージカル映画だけあって、音楽も覚えやすくて楽しいものばかり。ひとつのショーとしても楽しめます。グイドはダメ男だけど、なんかほっておけない、なんか憎めない。なんかかわいい。たくさんの女性に囲まれるのもわかります。