オーディーン 光子帆船スターライトの紹介:1985年日本映画。西暦2099年、士官候補生達を乗せテスト航海に出た宇宙船スターライト号は、途中で遭難した宇宙船からサラと言う名の少女を救出します。その時スターライト号は、突如謎の宇宙船と遭遇し、さらにその宇宙船の爆発により天王星まで飛ばされてしまいますが、天王星の衛星オベロンで未知の文明の宇宙船を発見します。解析の結果、宇宙船は遠く離れた惑星オーディーンから飛来したもので、惑星オーディーンへの航路もわかりますが、船長は当初の予定通り地球への帰還を命じます。惑星オーディーンへ行くことを主張した士官候補生達は反乱を起こしてスターライト号を掌握すると、惑星オーディーンへ向かいます。
監督:舛田利雄 声優:筑波あきら(古川登志夫)、マモル・ネルソン(堀秀行)、サラ・シアンベイカー(潘恵子)、蔵本正之助(納谷悟朗)、アースゴード(石田弦太郎)、ベルゲル(玄田哲章)、ほか
映画「オーディーン 光子帆船スターライト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オーディーン 光子帆船スターライト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「オーディーン 光子帆船スターライト」解説
この解説記事には映画「オーディーン 光子帆船スターライト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オーディーン光子帆船スターライトのネタバレあらすじ:起
西暦2099年、スペースコロニー・シティ オブ アインシュタインから、最新の重力制御帆船である宇宙船スターライト号が、士官候補生達を乗せてテスト航海に出航しました。
しかし、テストに入る直前にスケアノス小惑星帯で遭難した木星連絡船アルフォード号から救難信号が入り、スターライト号が救助に行くことになりました。そして、スケアノス小惑星帯に出発する直前に、スターライト号の乗組員選考試験に落ちた筑波あきらが戦闘機でスターライト号に強引に乗り付け、スターライト号は、そのままスケアノス小惑星帯に向かいました。
スケアノス小惑星帯に到着したスターライト号は、アルフォード号の残骸の中から脱出ポッドを回収しましたが、その中には1人の少女が入っていました。その時、スターライト号の周辺に磁気嵐に発生し、その先には謎の宇宙船がありました。
スターライト号から調査のため、乗組員が謎の宇宙船に行きましたが、乗組員の通信に反応してその宇宙船は突如爆発し、その影響でスターライト号は天王星付近まで飛ばされてしまいました。
オーディーン光子帆船スターライトのネタバレあらすじ:承
そこでアルフォード号から救出された少女サラ・シアンベイカーが、天王星の衛星オベロンに何か埋まっていると言いました。そこでオベロンを調査してみると、未知の宇宙船を発見しました。
あきらが宇宙船の中に入ったところ、地球人と同じような体格の異星人が乗っていた形跡があり、さらにコンピューターの記憶装置が残っていました。あきらは記憶装置を回収し、スターライト号で解析したところ、何かの言語らしきデータが残っていました。
あきら達はその言語を読むことはできませんでしたが、なぜかサラがその言語を読むことができ、それによりその宇宙船に乗っていた異星人は、2万年前に地球人と接触していたほか、歪曲点という通常より短時間で行ける近道の航路を使って異星人の星へ行けることもわかりました。
異星人の惑星をサラが言った「オーディーン」と呼ぶことにし、士官候補生達は惑星オーディーンに行くことを希望しますが、船長は当初の予定どおり地球への帰還を決定しました。
士官候補生達は船長の決定に納得できず、やがてあきらが惑星オーディーンへの航海を主張し、それにサラも同調したことから、士官候補生達は船長など幹部を軟禁するなど反乱を起こしてスターライト号を掌握すると、惑星オーディーンに向かうべくスターライト号の進路を歪曲点に向けました。
オーディーン光子帆船スターライトのネタバレあらすじ:転
スターライト号が歪曲点を抜けると、そこは太陽系から32光年も離れた地点で、目の前には三重連星がありました。これまで見たことがない光景に目を見張っていたあきら達でしたが、そこにアースゴードと名乗る巨大な人のホログラムが現れ、スターライト号が自分の領土を侵犯したと言うと、戦闘機の大群がスターライト号に攻撃を仕掛けてきました。
スターライト号のあちこちが破壊され航行不能に陥りますが、攻撃の影響で部屋を出る事ができた船長など幹部が防戦の指揮を執ったことで立ち直ったスターライト号は、エンジンの修理を完了させて歪曲点に逃げ込むことに成功します。しかし、スターライト号が歪曲点から出ると、そこは「ギンヌンガ・ガップ」という脱出不能な場所でした。
そのころ異星人達は、スターライト号により地球の存在を知ると、地球への総攻撃の準備を始めました。スターライト号の修理の最中に異星人の戦闘機の残骸を発見しますが、その中には人の姿はなくロボットだけがありました。惑星オーディーンは機械しかないのではないか、と士官候補生達は惑星オーディーンへ行く気を無くしますが、船長は、本当に機械だけの星ならその正体を確かめなくてはならないと言って、惑星オーディーンに行くことになりました。
そして、破壊した小惑星からエネルギーを得ると、サラの指示によりギンヌンガ・ガップから脱出する連続歪曲点に入り、スターライト号は、ギンヌンガ・ガップからの脱出に成功しました。しかし、連続歪曲点から抜けると、目の前には、地球を攻撃するため惑星オーディーンを出発した異星人の大艦隊がいて、戦闘が始まりました。
オーディーン光子帆船スターライトの結末
戦況は不利になる中、近くにあった小惑星を爆発させることで異星人の大艦隊を大混乱に陥らせることに成功すると、あきら達は、その隙に星人の大艦隊の旗艦へ潜入しました。あきら達は、機械を操っていたコントロール部の破壊に成功しますが、機械と思っていた敵は実は異星人だったことに衝撃を受けました。
異星人は、2万年前に惑星オーディーンの近く現れた恒星カノープスによりオーディーン人の大半は死滅し、オーディーンを治める女王は種を絶やさぬため自らの遺伝子を宇宙の彼方に送ったが、サラはその遺伝子を受け継ぐものではないか、と言い、さらに、惑星オーディーンには、サラの帰還を待っている人がいる、と言うと異星人は息を引き取りました。
あきら達は、オーティーン人達を管理する機械を破壊するためにさらに奥に向かうと、ベルゲルと名乗る巨大なコンピューターがあり、ベルゲルは、敵である有機体を徹底的に破壊するのが目的だと言いました。
あきら達はベルゲルを破壊しようとしますが、外部からの攻撃では歯が立たないことから、内部に侵入して自爆コマンドを作動させることに成功しました。
スターライト号に戻ったあきら達は、スターライト号を緊急発進させると、ベルゲルは爆発し消滅しました。船長は、戦いのときに負った傷が元で亡くなってしまいましたが、残ったあきら達は、サラを待つ惑星オーディーンに向けて出発しました。
以上、映画「オーディーン 光子帆船スターライト」のあらすじと結末でした。
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