1リットルの涙の紹介:2004年日本映画。脊髄小脳変性症という難病に侵された女性が残した日記を基に映画化。主演の大西麻恵とかとうかずこはフジテレビのドラマ版にも出演している。
監督:岡村力 出演:大西麻恵(木藤亜也)、かとうかずこ(木藤潮香)、鳥居かほり(山本紘子)、芦川よしみ(寮母のさと)、松金よね子(パン屋のハル)、浜田光夫(木藤瑞生)、森山周一郎(リハビリ室の患者)、速水亮(入院患者)、ほか
映画「1リットルの涙」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「1リットルの涙」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「1リットルの涙」解説
この解説記事には映画「1リットルの涙」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画 1リットルの涙のネタバレあらすじ:起
主人公の木藤綾亜也は愛知県に住む中学3年生です。ある朝いつものように学校に向かう途中で転び顎を打ってしまいます。手当を受けた近所の病院で母親の潮香は、医者から人は転んだ時にはとっさに手が出るようになっていて顎を打つことはないのでもっと大きな病院で診てもらうことをすすめられます。診断結果は「脊髄小脳変性症」といって現代の医学では治すことはできない難病でした。そして悪くなることはあっても決して良くなることはないことも告げられました。潮香は娘の残された人生を実りあるものにしようと決意しました。
映画 1リットルの涙のネタバレあらすじ:承
亜也は憧れの高校である豊橋東高校に無事合格し、高校生になりました。亜也は主治医の山本先生のすすめもあって日記をつけるようになっていました。病状は徐々に進み学校生活を送るのも手助けが必要になっていました。夏休みに入り、検査入院することになりました。ここで亜也は初めて同じ病気の患者と出会い、将来の自分の姿を知るのでした。退院の日、亜也は山本先生に「歩くことが出来なくなっても、できる仕事はあるよね」と聞きます。2学期から亜也は三級の障害者手帳を持つようになっていました。学校生活は益々困難になっていましたが、先輩の幸子や同級生に助けられていました。さらに亜也の送り迎えのために仕事を辞めようと考えていた潮香を見かねてパン屋のハルが亜也を放課後預かってくれることになりました。こうして色々な人の手助けがありましたが、とうとう学校から転校をすすめられます。覚悟はしていた亜也も母の前で大泣きしました。こうして亜也は東校を去ることになりました。別れの日、クラス全員が亜也の旅立ちを見送りました。
映画 1リットルの涙のネタバレあらすじ:転
新しい養護学校では寄宿舎生活を送ることになりました。新しい友達と厳しい寮母のさとに出会います。高等部で演劇の発表会が行われることになりました。ケンカをしながらも無事完成し、発表会は盛大な拍手が送られました。日頃は厳しいさとにとっても生徒たちが一つのことをやり遂げたのは大きな喜びでした。卒業した亜也は入院してリハビリに励んでいました。見舞いに来た潮香は「残された能力を大切にしてほしい」亜也に書くことをすすめます。
映画 1リットルの涙の結末
とうとう亜也は電話をかけることも出来なくなりました。そんな中でも亜也は研修医の小林先生に恋をしましたが叶うことはありませんでした。亜也は山本先生に「自分は将来結婚できるか」と聞きます。山本先生は沈黙の後、「出来ないと思う」と答えました。亜也は本当のことを教えてくれた先生に感謝の言葉を言いました。亜也は潮香にこれまで書き溜めた日記を託しました。21歳になった亜也に残された機能はもうありませんでした。それから4年後亜也は亡くなりました。享年25歳でした。
以上、映画版1リットルの涙のあらすじと結末でした。
「1リットルの涙」感想・レビュー
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このストーリィを見て家族、娘をもつ母としてわが身になったらと考えさせられました。生きる力を思わせられ、健康でいられることに感謝と、万が一我が家でこういう出来事が起きる可能性無きにしも非ず。強い意志、強い絆大切なことを学ばせていただいた映画に思います。
治る見込みのない病に侵されながらも亜也は本当に強い女性でした。
そんな彼女を最後まで支え続けた周りの家族や友人は彼女にとってかけがえのない存在だったと思います。
一生懸命声が聞きたくて電話をかけ続けた亜也と何かを感づいた母親の感動のシーンは忘れられません。
彼女の存在は人々に愛と強さを教えてくれ多くの人に感動と勇気を与えてくれました。
突然起こった出来事に負けず生き続けた一人の女性の物語を多くの方に見て感じ取ってほしいと思います。