映画「オンリー・ゴッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オンリー・ゴッドの紹介：2013年デンマーク,フランス映画。2011年公開映画『ドライヴ』でタッグを組んだニコラス・ウィンディング・レフン監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだクライム・スリラーです。タイ・バンコクを舞台に、表向きはムエタイジムを営みながらも裏では麻薬密売に手を染めているアメリカ人の男が、兄の死をきっかけに警察をも巻き込んだ抗争へと突き進んでいきます。
監督：ニコラス・ウィンディング・レフン 出演者：ライアン・ゴズリング（ジュリアン）、ヴィタヤ・パンスリンガム（チャン）、クリスティン・スコット・トーマス（クリスタル）、トム・バーク（ビリー）、ラータ・ポーガム（ヤーヤーイン）（マイ）ほか
この解説記事には映画「オンリー・ゴッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タイ・バンコクでムエタイジムを営むアメリカ人兄弟のジュリアン（ライアン・ゴズリング）と兄のビリー（トム・バーク）は、裏では麻薬密売に手を染めていました。ジュリアンはよく、何者かが自分の腕を切り落としにやってくる幻覚に苛まれていました。そんなある夜、気性の激しいビリーは道端で出会った16歳の娼婦をレイプした末に殺害してしまいます。現場に現れた元警官のチャン（ヴィタヤ・パンスリンガム）は娼婦の父チョイ（カヴィル・ワッタナクル）を呼び出し、娘の報復としてチョイにビリーを殺害させました。その後、チャンはチョイが親としての責任を怠ったとして、短刀でチョイの右腕を切り落としました。その後、チャンは何事もなかったかのように行きつけのカラオケバーで絶唱していました。
その頃、ジュリアンはホテルの一室で顔馴染みの娼婦マイ（ラータ・ポーガム（ヤーヤーイン））と会っていましたが、またしても自分の腕を切り落とそうとする男（まだ面識もないチャン）の幻覚に襲われました。そこにジュリアンの部下が駆け付け、ビリーの死を報告しました。それから間もなく、アメリカからジュリアン兄弟の母でタイ裏社会の大物であるクリスタル（クリスティン・スコット・トーマス）が駆け付けてきました。ジュリアンはチョイの存在を突き止め、部下を引き連れて彼の家に向かい、片腕のないチョイから事情を聞き出しました。ビリーの非を認め、チョイへの報復をしなかったジュリアンに代わり、クリスタルは自らビリーの仇討ちに乗り出しました。クリスタルは金で雇ったチンピラにチョイを殺害させましたが、その過程でチャンの存在を知りました。
ある日、ジュリアンのジムにチャンが複数の警官を引き連れて現れ、チョイ殺害の件について聞いてきました。ジュリアンは無関係だと主張すると、チャンは「この事件には黒幕がいる」と告げて立ち去りました。一方、クリスタルはジュリアンの知人バイロン（バイロン・ギブソン）にチャン殺害を依頼していました。ジュリアンはマイにドレスをプレゼントし、クリスタルとのディナーに誘いますが、クリスタルは兄の復讐すらできないジュリアンを罵倒し続けました。帰り道、マイはなぜ言い返せさなかったのかジュリアンを問い詰めますが、ジュリアンは「母親だから我慢できる」と答えるのみでした。その頃、バイロンは刺客を外食中のチャンに送り込みましたが、チャンは圧倒的な戦闘能力で刺客を圧倒、更にはバイロンの元に乗り込んで黒幕がクリスタルであることを吐かせました。
いつものようにカラオケバーで歌っているチャンに、ジュリアンは決闘を申し込みましたが、ジュリアンは全く敵わずに完敗しました。チャンに恐れをなしたクリスタルはジュリアンを責めつつも守ってほしいと懇願しました。翌日、クリスタルは宿泊先のホテルにチャンを呼び出し、身の上話を始めました。ジュリアンがアメリカにやってきたのは、実の父を素手で殴り殺したのがきっかけあることなど…。チャンはクリスタルを短刀で殺害しました。一方、ジュリアンは部下のキム（サハジャック・ブーンタナッキル）を連れてチャンの自宅へ侵入、警備についていた警官や家政婦を殺害しました。あらかじめクリスタルから家族全員を抹殺するよう命じられていたキムはチャンの娘に銃を向けますが、ジュリアンはキムを射殺しました。その後、ホテルで母の死を知ったジュリアンはチャンに会い、人気のない林で自らの両腕を差し出し、チャンはジュリアンの腕めがけて短刀を振り下ろしました。その後、チャンは何事もなかったかのようにカラオケバーで熱唱していました。
マイが服を要らないって脱いで返したのにナイトクラブの場面でまた着ていたのは笑っちゃう
予算の関係？スタイリストのミス？