パディントンの紹介:2014年イギリス映画。真っ赤な帽子と青いダッフルコートがトレードマークの「くまのパディントン」。マイケル・ボンド原作の児童文学を映画化した本作品は、ユーモアに溢れ、子供だけでなく大人も楽しめるコメディーです。誰もが知る愛らしいクマの声を担当しているのは、「007」シリーズのQ役などで知られるベン・ウィショー。深みのある声で、パディントンの抱える寂しさや、戸惑いを上手に演じています。演技派女優として名高いサリー・ホーキンスや、大女優の貫禄を備えてきたニコール・キッドマン等、脇役がしっかりと支えている秀作です。
監督:ポール・キング 出演者:ベン・ウィショー(パディントン)、サリー・ホーキンス(メアリー・ブラウン)、ニコール・キッドマン(ミリセント・クライド)、ほか
映画「パディントン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パディントン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パディントンの予告編 動画
映画「パディントン」解説
この解説記事には映画「パディントン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パディントンのネタバレあらすじ:起
ペルーの森林に、イギリスから地理学者のクライド一行がやって来ます。新種のクマを見つけイギリスに連れて帰ろうとしますが、英語まで話せるようになる賢さに惹かれ、いつでもロンドンで歓待すると言い残し、帽子を置いてイギリスに戻りました。歳月が流れ、クライド博士からパストゥーゾとルーシーと名付けられた2頭のクマは、大好きなマーマレードを作りながら、甥と3頭で平和に暮らしていました。ある日、地震により木々は倒れ、パストゥーゾは逃げ遅れてしまいます。帽子だけが見つかり、甥はそれを被ってロンドン行きの貨物船に身を潜め、ルーシーは老いたクマが暮らす施設に行くことになりました。
パディントンのネタバレあらすじ:承
ロンドンに着いてから道行く人に声をかけますが、誰にも相手にされず、駅で佇むクマ。そこを通りがかったのがブラウン一家です。現実的でリスクを侵すのを嫌う父ヘンリー、夢見がちで心優しい母メアリー、思春期で殻にこもりがちな娘ジュディー、そして冒険的で楽しいことを求める末っ子ジョナサン。ヘンリーはクマの存在を無視しようとしますが、メアリーは放っておけず、一晩だけというヘンリーとの約束で家に連れて帰ります。見つけた駅がパディントン駅だったことから、クマをパディントンと呼ぶようになるのでした。人間の家が初体験なパディントンは、バスルームを水浸しにしたり粗相をして、ヘンリーをますます憤らせてしまいます。
パディントンのネタバレあらすじ:転
叔父に帽子をあげた学者なら、快く迎えてもらえると考えたパディントンは、メアリーの知り合いのアンティークショップのオーナーに見てもらうことにしました。地理学会のものであることが判明し、ヘンリーと共に地理学会に出向いて、ペルーの探検隊の名前を問い合わせますが、学会の公式文書から探検隊の記録は抹消されていました。ヘンリーが掃除婦に変装し、機密文書からクライド博士の名前を突き止めたパディントンは、電話帳を元に居場所を探し始めます。
パディントンの結末
時を同じくして、自然史博物館の館長ミリセント・クライドは、珍しい動物を集めては剥製にしていました。実は彼女はクライド博士の娘で、ペルーからクマを見本として持ち帰らなかった父親が地理学会から追放されたことを今も恨んでいました。ペルー産のクマを剥製にすることこそ、彼女の長年の夢なのです。パディントンがブラウン家に滞在していることを探し当てたミリセントは、一家が留守の間に忍び込み、パディントンを捕まえようとします。逃れようとしてボヤ騒ぎを起こしてしまうパディントンは状況を説明しますが、ヘンリーは聞く耳をもたず、早く出て行くようパディントンに告げるのです。ブラウン家を去り、クライド博士を訪ね回るパディントン。ようやく行き着いた先は、ミリセントでした。彼女は歓待し、パディントンを剥製にするため自然史博物館に連れて行きます。ミリセントにパディントンの存在を密告していたブラウン家の隣人は、ヘンリーにミリセントの企みを暴きます。博物館に迎ったブラウン一家は、団結してパディントンを救け出しました。ミリセントは判決で奉仕活動を言い渡され、ブラウン一家はパディントンを迎え入れ仲良く一緒に暮らし始めるのでした。
「パディントン」感想・レビュー
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紳士的でありながら、あり得ないほどドジ!なパディントンが、ロンドンで暴れ回る姿がキュートです。パディントンの見た目はリアルなクマさんにかなり近く、最初はちょっと怖いかも?と思いましたが、目の表情もとても豊かで見れば見るほど可愛らしくなるから不思議です。悪役のニコールキッドマンも、コミカルな美魔女ぶりを発揮していて楽しかったです。
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ペルーに住むクマがロンドンに移住してきて、そこでのドタバタコメディ的な感じでおもしろいですし、とてもほっこりします。たまに泣ける場面もあったり。とにかくクマのパディントンが可愛すぎます。久々に好きになれる映画でした。ロンドンのお洒落な街並みに、可愛らしい洋服、普通にお洒落な映画でもあるなと感じました。字幕でみるのも良し、吹替の松坂桃李も良いです。見ていてマーマレードがすごく食べたくなります。
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ファミリー、子供向けと思って期待しないで観ましたが、とてもホッコリする楽しい映画でした。
ミッション・イン・ポッシブル(ニコール・キッドマンの元ダンナ主演)やブレードランナーのパロディで爆笑しました。 -
アニメもあるよ
まずペルーの森でジャムを作る装置がすごかったです。メアリーたちの家も素敵だし、それぞれの家族の性格がよく出ている部屋がよかったです。ヘンリーが家事をする際のエプロンもおしゃれだし、女装姿は可愛いし、パディントンの愛くるしさとは別のところにもほっこりするというか見惚れる部分がたくさんありました。