パウ・パトロール ザ・ムービーの紹介:2021年アメリカ, カナダ映画。アメリカ・カナダの合作による3DCGテレビアニメーション『パウ・パトロール』の劇場版作品です。人間の少年と様々な個性を持った子犬たちからなる混成チーム「パウ・パトロール」が大都会アドベンチャー・シティの存亡をかけて奮闘する姿を描きます。
監督:カル・ブランカー 声優:ウィル・ブリスビン(ケント)、イアン・アーミテージ(チェイス)、キングスレー・マーシャル(マーシャル)、リリー・バートラム(スカイ)、キーガン・ヘドレイ(ラブル)、カラム・ショニカー(ロッキー)、シャイル・シモンズ(ズーマ)、ロン・パード(ライバール)、マルサイ・マーティン(リバティ)、ヤラ・シャヒディ(ケンドラ・ウィルソン)、キム・カーダシアン・ウェスト(デロレス)、ランドール・パーク(バッチ)、ダックス・シェパード(ルーベン)、タイラー・ペリー(ガス)、ジミー・キンメル(マーティ・マックレーカー)ほか
映画「パウ・パトロール ザ・ムービー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パウ・パトロール ザ・ムービー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パウ・パトロール ザ・ムービーの予告編 動画
映画「パウ・パトロール ザ・ムービー」解説
この解説記事には映画「パウ・パトロール ザ・ムービー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パウ・パトロール ザ・ムービーのネタバレあらすじ:起
「パウ・パトロール」は人間の少年ケントをリーダーに、個性豊かでそれぞれ色んなアイテムを与えられた子犬たちによって編成されたチームです。ケント、子犬のチェイス、マーシャル、スカイ、ラブル、ロッキー、ズーマで構成されたパウ・パトロールはこの日もアドバンチャー・ベイの平和のために活動していました。
この日、親亀からはぐれた子亀が危うくタンクローリーに轢かれそうになりました。子亀は無事でしたが、急ブレーキをかけたタンクローリーは謝って橋から転落しそうになりました。パウ・パトロールは直ちに現場に駆け付け、手慣れたチームワークでテキパキとタンクローリーの運転手を助け出しました。
その頃、アドベンチャー・シティでは電車内にゴミを捨てた横暴な男を、正義感の強いダックスフンドの女の子リバティが注意していました。リバティは男を反省させ、ゴミを持ち帰らせました。
この日はアドベンチャー・シティの市長選挙がありました。パウ・パトロールと因縁深き宿敵ライバールが立候補し、なぜか他の立候補者が辞退したことでライバールがアドベンチャー・シティの新市長に当選してしまいました。
このことに強い危機感を抱いたリバティはパウ・パトロールに連絡を入れ、ライバールは何かよからぬことを企んでいるであろうから一度アドベンチャー・シティに来てほしいと依頼しました。ケントはすぐさまアドベンチャー・シティに向かうことにしましたが、子犬たちのまとめ役であるチェイスだけはあの街へは絶対に戻らないと拒否しました。
チェイスは幼い頃にアドベンチャー・シティで捨てられた忌まわしい過去があり、その時の辛かった記憶が今もなお尾を引いていたのです。それでもケントはチェイスを励まし、チェイスも仲間たちを信じて一緒についていくことにしました。
パウ・パトロール ザ・ムービーのネタバレあらすじ:承
その頃、ライバールは「お天気研究所」を訪ねていました。ライバールは市長就任祝いとして街に花火を打ち上げようと計画していたのですが、あいにく天気が悪いため女性研究者のケンドラ・ウィルソンが実験をしている上空の雲を吸い取る機械「クラウドキャッチャー」を強引に取り上げました。
ケンドラはクラウドキャッチャーはあくまで研究のためにあるものだと止めようとしましたが、ライバールがとうしても話を聞こうとしないので、やむなく花火が打ち上げられる今夜だけに限って雲を吸い取ることを了承しました。
しかし、クラウドキャッチャーの性能に満足したライバールはケンドラから機械のリモコンを奪い取、機械本体を上空に置き去りにしたまま去って行ってしまいました。
ケントらパウ・パトロールがアドベンチャー・シティに到着した頃には、降り続いていた雨もやんでいました。その夜、ライバールの市長就任の式典が行われ、ライバールの演説とともに花火が打ち上げられたのですが非常にショボいものでした。
ライバールは不満のあまり花火を花火職人から取り上げ、勝手に花火を打ち上げ出したところ広場は大混乱に陥り、花火が飛んで行った先では火災が発生しました。
パウ・パトロールは直ちに広場に急行することにしましたが、周辺の道路は大渋滞に陥っていました。ケントたちの前にリバティが現れ、広場への抜け道を案内してくれました。広場に到着したパウ・パトロールはすぐさまそれぞれの任務に取りかかり、消火活動と逃げ遅れた人々の救助活動を開始しました。
パウ・パトロールの活躍により被害は最小限で済みましたが、チェイスは深く落ち込んでしまいました。
パウ・パトロール ザ・ムービーのネタバレあらすじ:転
パウ・パトロールの活躍を快く思わないライバールは、手下のルーベンとバッチに犬を見つけたら捕まえろと命じました。その一方でライバールはケンドラの静止を振り切ってクラウドキャッチャーの稼働を続け、ジェットコースターのような鉄道を開業させるなどやりたい放題を繰り広げていました。
クラウドキャッチャーは上空に設置されたまま今にもオーバーヒートしようとしていました。
ライバールがゴリ押ししたジェットコースター鉄道が崩壊しそうになり、パウ・パトロールは線路の応急処置と乗客の救助にあたりました。しかし、チェイスは高所で急に怖気づいてしまい、代わりにマーシャルが乗客たちを救出しました。
チェイスはスカイに助けられ、ケントはチェイスが未だに過去のトラウマを克服しきっていないことを悟りました。
やりきれない思いを抱えたチェイスはその場を去り、その後をルーペンとバッチが追いました。一方、チェイスの行方を探していたケントたちの前にリバティが現れ、協力を申し出ました。
チェイスはルーペンとバッチに捕らえられ、「ワンちゃんマナースクール」へ連れて行かれました。ネコが大好きなライバールは目障りな犬をアドベンチャー・シティから追い払おうと目論んでおり、街中の犬たちを捕らえて廃校となったマナースクール内に監禁していました。チェイスは沢山の犬たちが閉じ込められている檻の中へと入れられました。
パウ・パトロール ザ・ムービーの結末
ケントやリバティはアドベンチャー・シティの犬たちがことごとく行方不明になっていることを知り、ライバールが関与しているのではないかと考えました。そこでリバティは自ら囮を買って出、わざとライバール一味に捕らえられてマナースクールに連行されました。
檻に入れられたリバティはチェイスに「ヒーローだって怖がる。でも怖い気持ちを乗り越えて先に進むのが本当のヒーロー」と励ましました。そこにケントたちが助けに現れ、チェイスや犬たちを助け出しました。
ケントとチェイスは初めて出会った場所へ行き、ケントは「君は生まれながらのヒーローだ」とチェイスを励ましました。チェイスはようやく立ち直ることができました。
その頃、ライバールは世界一の高さを誇るという急造の「ライバール・タワー」をお披露目していました。ところが、上空のクラウドキャッチャーが遂に壊れてしまい、嵐が発生して街は暴風雨に見舞われました。
ケントはリバティに仲間になろうと呼びかけ、リバティのための専用装備を与えました。パウ・パトロールはただちに救助活動に取り掛かり、ケントはライバール・タワーでの救助活動を行いましたが、タワーは倒壊してしまいました。
チェイスは勇気を振り絞ってケントを助け、ケントから真のヒーローだと称えられました。クラウドキャッチャーはスカイが破壊し、逃げようとしたライバールはスカイのドローンによってとらえられました。
翌日。リバティは正式にパウ・パトロールの一員となりました。その直後、助けを求める電話が鳴り、ケントはパウ・パトロールを率いて新たな現場へと向かっていきました。
以上、映画「パウ・パトロール ザ・ムービー」のあらすじと結末でした。
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