プレーンズの紹介:2013年アメリカ映画。ディズニー・ピクサーによる飛行機たちを主人公とした「ブレーンズ」シリーズの第1作目になります。農薬散布機のダスティーが、世界一周レースに参加することになりますが、そこには多くの問題が立ちはだかります。飛行機なのに高所恐怖症であるダスティは、無事にレースを飛びきることができるのでしょうか。
監督:クレイ・ホール 出演:ダスティー・クラップホッパー(デイン・クック/瑛太)、スキッパー・レイリー(ステイチー・キーチ/石田太郎)、エル・チュパカプラ(カルロス・アラズラキ/井上芳雄)、イシャーニ(プリヤンカー・チョープラー/小林沙苗)、リップスリンガー(ロジャー・クレイグ・スミス/森田順平)ほか
映画「プレーンズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「プレーンズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「プレーンズ」解説
この解説記事には映画「プレーンズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プレーンズのネタバレあらすじ:レースへの夢
農薬散布機のダスティーは、毎日同じことばかりする日々にうんざりし、飛行機達の憧れ「世界一周レース」への参加を夢見ていました。親友の燃料トラック、チャグと練習を重ね、レースの予選会で繰り上げ通過を果たし、参加が決まります。ある日、ダスティーは農場にいる飛べない飛行機の噂を耳にします。スッキパー・レイリーと呼ばれる飛行機は、海軍飛行隊ジョリー・レンチで輝かしい戦歴を残した教官と噂されていました。彼は、ダスティーへの指導を拒みますが、ダスティーの熱意に負け、訓練を施すのでした。着実に技術をあげていくダスティーですが、問題が一つ残りました。それは、ダスティーが高所恐怖症であるということです。
プレーンズのネタバレあらすじ:レースと恋と敵
ダスティーは、レース会場で参加飛行機達から蔑まされます。そんなダスティーを庇ったのは、メキシコ代表のエルでした。レースが始まり、第一のコースでは、低空飛行しかできないダスティーは、凍り付き最下位になってしまいます。第二のコースで順位を上げて行きますが、1機が機体トラブルで前が見えなくなってしまいます。ダスティーは、自分をバカにしていたその飛行機を誘導し、再び順位を落としてしまうのでした。その後、少しずつ順位を上げていきますが、ヒマラヤ山脈越えのコースが目前に迫り、高所恐怖症であるダスティーは、気分が優れません。そこへ、ダスティーが一目惚れしていたイシャーニが現れ、線路にそって飛ぶアドバイスを与えます。当日、アドバイスに従ったダスティーは、トンネルに入り込み、電車と衝突しかけますが、なんとかゴールに到着し、1位になります。ダスティーは、ゴールしたイシャーニに詰め寄ります。彼女は、2年連続優勝をしているリップスリンガーに、早く飛べる部品と引き換えにダスティーをわざと危険な線路へと導いたのです。
プレーンズのネタバレあらすじ:嘘と罠と友情
その晩、エルが一目惚れした相手にアタックし続けるも、迷惑そうにかわされてしまうのを見て、ダスティーが手伝いをしてあげます。すると翌日の出発時には、ラブラブなカップルになることができました。トップで出発したダスティーは、海上で迷子になりジョリー・レンチに保護されます。そこで、基地内で歴代飛行機を見て行く中で、スキッパーの戦歴が1回しかないことに気がつきます。基地から飛び立ち、その日のゴールにたどり着いたダスティーが、スキッパーに問いただします。彼が話す数々の戦歴は、全て嘘だったのです。彼は、教官として担当していた新人と敵の罠にはまり、自分だけが生き延びてしまったことから、飛べなくなってしまいました。ダスティーは、だまされたと絶交してしまいます。翌日、気分が落ち込みながら飛ぶダスティーは、リップスリンガーの手下に尾翼をおられ、嵐の中海に墜落し、ぼろぼろになってしまいます。事故であることから、レースへの復帰が認められたものの部品がないため諦めてしまいます。すると、ダスティーが助けた飛行機や、エル、そしてイシャーニからも部品を渡され、ダスティーは再び飛ぶことを決意します。
プレーンズの結末:最終レースとバトルと仲直り
最終日、最下位から出発したダスティーですが、どんどん順位を上げ、1位のリップスリンガーを捉えます。しかし、彼は手下の2機と共に、再びダスティーを墜落させようとします。そこへ、スキッパーが現れます。スキッパーと共に、手下をかわしたダスティーはゴールを目指します。ゴールテープを切ろうとするリップスリンガーの脇を抜け、ダスティーは逆転優勝を果たし、リップスリンガーはトイレに突っ込んでしまいます。続々とゴールするレース参加飛行機からも、一般飛行機からもダスティーは賞賛されます。そして、ダスティーとスキッパーは、ジョリー・レンチの名誉隊員の称号を得て、農場へと帰還するのでした。
以上が『プレーンズ」のあらすじと結末です。
『カーズ』と同じ世界観ですが、天才レーサーである『カーズ』の主人公とは違い、チャンピオンはおろかレーサーを夢見ること自体咎められている農薬散布機が主人公です。ストーリーはシンプルな友情・努力・勝利といったところなので、何も考えずに楽しい映画を見たいという方にオススメです。個人的にはジョリー・レンチ隊の戦闘機達が可愛らしく彼らが主役の映画も見たくなりました(笑)