劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイの紹介:2000年日本映画。この作品は、アニメ「ポケットモンスター」の劇場版第3作品目。今回は、前作までとは違い、「悪に襲われるポケモンを救う」のではなく、「ポケモンが少女を助けようとする」をテーマとしています。孤独な少女に、夢を具現化する力を与えたポケモンアンノーンと、具現化したエンテイ。主人公であるサトシは、少女の心を救い、夢の世界から助け出すことはできるのでしょうか。
監督:湯山邦彦 出演:サトシ(松本梨香)、カスミ(飯塚雅弓)、ハナコ(豊島まさみ)、ミー(矢島晶子)、エンテイ(竹中直人)ほか
映画「ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイ」解説
この解説記事には映画「ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイのネタバレあらすじ:少女の願い
グリーンフィールドに建つ大きな屋敷に、5才のミーは1人で学者の父親が帰宅するのを待っていました。しかし、父シュリー博士が、古代遺跡を調査中、アンノーンの時空に巻き込まれ行方不明になってしまいます。ひとりぼっちになったミーは、シュリー博士の残したアンノーンの石盤を解いたところ、アンノーンが現れミーの空想を具現化していきます。ミーは、グリーンフィールド中を結晶で多い、結晶塔で一番大好きなポケモンエンテイを具現化します。エンテイを父親だと思い、エンテイもミーを自分の娘と思いこみます。
劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイのネタバレあらすじ:母を求めて
ポケモンマスターの夢を叶えるため旅をするサトシ達は、偶然グリーンフィールドにやってきていました。サトシの母ハナコも、古い友人であるシュリー博士が行方不明だと知り、ミーを心配して来ていました。そこへ、突然エンテイが現れ、ハナコを結晶塔へと攫っていきます。エンテイは、ミーが母親を望んだことから、ミーの知り合いでもはるハナコを連れてきたのです。ハナコは、催眠術をかけられ、自分がサトシの母ではなく、ミーの母であると思い込み、結晶塔にとどまります。一方、目の前で母を攫われたサトシは、ハナコを助けるべく、結晶塔に侵入を試みます。結晶塔の外壁をよじ上る姿は、テレビでも中継されます。それを見た瞬間、ハナコは自身にかかっていた催眠術がとけ、サトシのことを思いだし、ミーに外に出るよう説得を試みますが、エンテイに邪魔をされてしまいます。
劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイのネタバレあらすじ:バトルの楽しさ
外壁をよじ上り、結晶塔の内部に入り込んだサトシ達の前に、姿を変えたミーが現れます。ミーは、アンノーンの具現化の力で、大人の姿や10才の姿にかえ、ポケモンバトルを挑んできます。サトシに先に行くよう告げ、一緒に旅をするタケシやカスミが、相手をします。ハナコのもとへ行くのを妨害するだけだったミーは、次第にバトルの楽しさに目覚めて行きます。タケシとカスミが、バトルに勝利した頃、サトシはハナコのもとへとたどり着きます。ミーを、結晶塔の外へと出そうとするサトシを止めようと、エンテイが立ちはだかります。エンテイの力はとても強く、手持ちポケモンはあっけなく敗れてしまいます。しかし、サトシの危機を救ったのは、別の場所で修行をしていたサトシのポケモン、リザードンでした。リザードンとエンテイは、互角の戦いを見せ、そのバトルでミーは外への興味を再び取り戻します。しかし、ミーの願いを叶え続けたアンノーンが暴走を始めてしまいます。
劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイのネタバレあらすじ:暴走と別れと願い
アンノーンの暴走により、結晶が襲いかかります。エンテイと協力しながら、サトシ達は結晶を溶かして行きます。そして、ミーがアンノーンに願うことをやめ、夢の世界ではなく現実で生きて行くことを決意すると、アンノーンは姿を消し、グリーンフィールドを覆っていた結晶がすべて、なくなっていきました。そして、泣きじゃくるミーの前で、エンテイもまた姿を消して行ったのです。現実に戻ったサトシ達は、ミーと別れを告げ旅を続けます。屋敷に1人残されたミーですが、行方不明になっていたシュリー博士が、屋敷に戻ってきました。抱きつき喜ぶミーを見守るように、白い雲がエンテイの姿を作り出していました。
以上が「劇場版ポケットモンスター 結晶塔のENTEI」のあらすじと結末です。
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