ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONの紹介:2019年日本映画。今なお名作として名高いポケモン映画第一作目「ミュウツーの逆襲(1998)」を最新の3DCG技術でリメイクした作品。人間のエゴイズムによって産み出されたポケモン、ミュウツーと、人間とポケモンの絆を信じるサトシとピカチュウ達の闘いを描く。主題歌は声優としても出演している小林幸子と中川翔子。監督は一作の監督である湯山邦彦氏が、CGアニメの名手榊原幹典氏と共同で務めた。
監督:湯山邦彦、榊原幹典 声優:松本梨香(サトシ)、大谷育江(ピカチュウ)、市村正親(ミュウツー)、山寺宏一(ミュウ)、小林幸子(ボイジャー)、 林原めぐみ(ムサシ)、三木眞一郎(コジロウ)、犬山イヌコ(ニャース)、石塚運昇(ナレーション)、ほか
映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONの予告編 動画
映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」解説
この解説記事には映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONのネタバレあらすじ:起
「清らかな心と会いたいと強く願う気持ち」を持つ者の前にだけ姿を現すと言い伝えられている幻のポケモン、ミュウの化石がとある科学者達によって発見され、最強のポケモンを作り出すという野望の下、ロケット団の研究所ではミュウの化石から新たな人工ポケモンを産み出す実験が行われていました。
その結果産み出されたミュウツーは「最強」と謳われながらも、拘束され人間に操られる己れの存在に疑問を抱きます。そんなミュウツーに対してロケット団の首領サカキはポケモンは人間の下で言うがままになるべき存在だと告げます。人間への憎悪を燃やしたミュウツーはロケット団の施設を破壊して姿を消しました。
海を望む崖の上ではサトシ、タケシ、カスミとピカチュウ達ポケモンのパーティーが食事の準備をしていました。乱入する挑戦者を軽く打ち負かして和やかに食事を終えた一行。そこに世界最強を名乗るポケモントレーナーからのポケモンバトルへの招待状が届きます。
招待状を読み上げるホログラムの美女にデレデレになるタケシと呆れるカスミ、前途有望なトレーナーへの招待状という言葉に俄然色めき立つサトシは参加を即答し、彼らの様子を伺っていたロケット団のムサシ、コジロウ、ニャースの三人組も会場への潜入を決めました。
ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONのネタバレあらすじ:承
試合当日、試合会場となる島への船が出る港では、大嵐のため船は欠航に。ロビーには招待状を受け取ったトレーナー達で溢れ返っていました。ボイジャーら係員達は怒号の飛び交う中でトレーナー達を必死でなだめますが、数人のトレーナーが自分の泳ぎの得意なポケモンを使って大荒れの海へ旅立ちます。
途方に暮れるサトシ一行は突然現れたボート屋のボートに乗って渡航を試みますが、ボートは転覆し、ゼニガメとヒトデマンに助けられて何とか島に上陸、実はボート屋に化けていたロケット団の三人も命がらがら島にたどり着きました。
城の地下に潜り込んだロケット団は謎の施設を見つけます。そこでニャースは謎の機械に取り込まれてしまいますが、それはなんとポケモンの複製品を作るマシーンだったのです。
ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONのネタバレあらすじ:転
城の広間で先にたどり着いていた三人のトレーナー達と招待主を待ち受けるサトシ達の前に現れたのはミュウツーであり、嵐もミュウツーがトレーナー達をふるいにかけるために起こしたものでした。。
ミュウツーの態度に怒りを覚えたトレーナー、ウミオのギャラドスをあっけなく破ったのを手始めに、ミュウツー側のポケモン達はサトシ、ソラオ、スイートの繰り出すポケモンに圧勝します。実はミュウツー側のポケモン達はミュウツーが「本物のポケモン」の遺伝子をコピーして作った「複製品のポケモン」逹です。自らも複製品であるミュウツーは複製品の優位性を確かめるために強いポケモンとトレーナー達をおびき寄せたのでした。
呆然とするサトシ達に向かってミュウツーはモンスターボールを繰り出しトレーナー達のポケモンを捕獲。サトシは地下のポケモン複製室にたどり着き、マシーンを破壊しますが既にたくさんの複製ポケモンが生まれていました。
ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONの結末
城の闘技場でミュウツーに激怒したサトシはミュウツーに殴りかかりますが、あっけなく吹き飛ばされ、石の壁に叩きつけられそうになった瞬間、実は姿を隠しながら様子を伺っていたミュウが現れサトシを救います。自分のルーツ、つまり自分が複製品であることの証である証を消し去ろうとミュウツーはミュウに攻撃を仕掛けます。呼応するようにあちこちでオリジナルと複製ポケモンの戦いが始まりました。
無益な戦いをただ見つめるだけの一同。次第に傷付きボロボロになったゆくポケモン達を見て耐えられなくなったサトシはミュウとミュウツーの間に割って入り、攻撃を浴びてしまいます。体が石化して動かなくなったサトシ。一同が見守る中、ピカチュウはサトシに何度も電撃を浴びせ蘇生を試みますが、サトシは動きません。
ピカチュウは涙を流し、それを見た他のポケモンも一緒に泣き始めました。ポケモン達の涙がサトシの体に触れ、サトシは復活し、ミュウツーは複製されたとはいえ、また自分達もオリジナルと同じく生きているのだということを実感し、サトシ達の記憶を消すと、自分が産み出した複製品のポケモン達を連れて海の彼方に旅立って行きました。
明るい光が差す港で目覚めたサトシ達はまた、新たな冒険の旅に出発してゆくのでした。
以上、映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する