ポセイドンの紹介:2006年アメリカ映画。ポール・ギャリコ著「The Poseidon Adventure」を原作とし、1972年に公開されたパニック映画の傑作「ポセイドン・アドベンチャー」をリメイクしたディザスター・パニック作品です。大晦日の夜、パーティーを開いていた豪華客船が大津波で転覆。生き残ったわずかな生存者たちが決死の脱出を試みる姿をCG技術を交えながら描きます。
監督:ウォルフガング・ペーターゼン 出演:ジョシュ・ルーカス(ディラン・ジョーンズ)、カート・ラッセル(ロバート・ラムジー)、リチャード・ドレイファス(リチャード・ネルソン)、ジャシンダ・バレット(マギー・ジェイムズ)、エミー・ロッサム(ジェニファー・ラムジー)、ミア・マエストロ(エレナ・ゴンザレス)、マイク・ヴォーゲル(クリスチャン・“クリス”・サンダース)、ジミー・ベネット(コナー・ジェイムズ)、アンドレ・ブラウアー(マイケル・ブラッドフォード)、フレディ・ロドリゲス(マルコ・バレンタイン)、ケヴィン・ディロン(ラッキー・ラリー)、ほか
映画「ポセイドン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ポセイドン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ポセイドンの予告編 動画
映画「ポセイドン」解説
この解説記事には映画「ポセイドン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ポセイドンのネタバレあらすじ:起
大晦日の夜。大西洋上を航行する豪華客船「ポセイドン」では4千人ものの乗客が乗り、盛大なパーティーが開かれていました。船には娘ジェニファー(エミー・ロッサム)とその彼氏クリスチャン・“クリス”・サンダース(マイク・ヴォーゲル)の交際を快く思わない元ニューヨーク市長のロバート・ラムジー(カート・ラッセル)、妻に捨てられて自殺しようと考えていた老人リチャード・ネルソン(リチャード・ドレイファス)、ウェイターのマルコ・バレンタイン(フレディ・ロドリゲス)の協力を得て密航を試みるエレナ・ゴンザレス(ミア・マエストロ)、シングルマザーのマギー・ジェイムズ(ジャシンダ・バレット)とその息子コナー(ジミー・ベネット)、プロのギャンブラーであるディラン・ジョーンズ(ジョシュ・ルーカス)らが乗り込んでいました。
ところが、船の遠方から巨大な津波が押し寄せてきており、船内に警報が発せられた直後、船は津波の直撃を受けて横転、転覆しました。
ポセイドンのネタバレあらすじ:承
乗員・乗客約4千人の大半の命が一瞬にして奪われ、生き残った人々は天地が逆転した船内に閉じ込められました。ロバートは元消防士だった経験を活かしてコナーを助け、続いてディスコにいるはずのジェニファーを助けようと考えました。
船長のマイケル・ブラッドフォード(アンドレ・ブラウアー)は救助が来るまでこの場に留まるよう全ての乗員・乗客に要請しましたが、このまま留まるのは危険だと判断したディランは一人で上部の船底にあるプロペラの穴から脱出しようと考えました。そこにコナーやネルソン、ジェニファーを探したいロバートらも同行を求め、ロバートは船内の構造に詳しいマルコに高額報酬を持ち掛けてディスコまでの案内役を依頼しました。
ポセイドンのネタバレあらすじ:転
ロバート、ディラン、マギー、コナー、ネルソンはマルコの案内でエレベーターシャフトを伝ってディスコに向かいましたが、途中でネルソンとマルコは宙吊りとなってしまい、ディアンの判断でネルソンは助け出されますがマルコは犠牲になってしまいます。
一方、ディスコにいたジェニファーは、その場にいたラッキー・ラリー(ケヴィン・ディロン)の協力を得て足を挟めてしまったクリスを助け出し、ロバートたちと合流しました。一行は脱出口を探して危険な船内を移動しますが、途中でラリーが犠牲になってしまい、流出した燃料に引火したことからディランとロバート、ジェニファーは火の海に取り残されてしまいます。それでもディランの決死の行動で窮地を脱したロバートとジェニファーでしたが、その直後の大量の海水が船内に浸水し、ブラッドフォード船長や生存者の大半は命を落としてしまいます。一方、出口を塞がれてしまったディランたちはコナーの機転で難を逃れますが、今度はネルソンを逃がそうとしたエレナが命を落としてしまいます。
ポセイドンの結末
ディランらが脱出口と考えていたプロペラ室も船首が沈んでいたことから絶望的となり、ロバートは深く落ち込んだディランのこれまでの勇気を称えて励ましました。その時、船のバラストタンクに海水が流れ込み、運良く船首の水が引いたことから、これが最後のチャンスと捉えたロバートたちはプロペラ室に辿り着きました。ところが、コナーの姿が見えなくなったことからディランとマギーは探しに向かい、ロバートは未だに稼働し続けるエンジンを止めてプロペラを停止させようと考え、クリスは自らを犠牲にして制御室に向かおうとしました。しかし、クリスのジェニファーへの想いを知ったロバートはクリスを制し、水中に潜って制御室に入ると自らの命と引き換えにプロペラを一時的に停止することに成功しました。
コナーを救い出したディランらは一向に合流しますが、プロペラは逆回転を始めてしまい、ディランは浸水に巻き込まれそうになりながらもガスボンベを管の中に投げ込み、管は爆発を起こしてプロペラを止めることに成功しました。生き残ったディラン、ネルソン、マギー、コナー、そしてジェニファーとクリスは船外に脱出、海面に浮かんでいたゴムボートに乗り込み、沈みゆくポセイドン号から離れました。間もなく6人は救助隊のヘリコプターに救出されました。
以上、映画「ポセイドン」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する