フッド:ザ・ビギニングの紹介:2018年アメリカ映画。領主として不自由無い生活をしてきたロビン・ロクスリーが戦争から帰ってくると自分の財産も何もかもが奪われており市民は腐敗した政府によって苦しんでいた。政府に逆襲する為表では領主として政府と親しい顔をしながら裏では顔を隠しフッドとして政府から金を盗み市民を助ける。
監督:オットー・バサースト 出演:タロン・エガートン(ロビン・ロクスリー)、ジェイミー・フォックス(ヤキヤ/ジョン)、ベン・メンデルソーン(ノッティンガム州長官)、イヴ・ヒューソン(マリアン)、ティム・ミンチン(タック修道士)、F・マーレイ・エイブラハム(枢機卿)、ジェイミー・ドーナン(ウィル)、ほか
映画「フッド:ザ・ビギニング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フッド:ザ・ビギニング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フッド:ザ・ビギニングの予告編 動画
映画「フッド:ザ・ビギニング」解説
この解説記事には映画「フッド:ザ・ビギニング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フッド:ザ・ビギニングのネタバレあらすじ:起
イングランド。若い領主ロビン(タロン・エガートン)は、マリアン(イヴ・ヒューソン)という美しい女性に出会い、幸せに暮らしていた。しかしある日、十字軍に徴兵されたロビンはマリアンを残して戦場へ送られる。
4年後、この日も戦場で戦うロビンは、敵の弓の名人で最強の戦士ジョン(ジェイミー・フォックス)に殺されそうになるが、仲間に命を救われる。その後、十字軍はジョンらを捕らえると無抵抗の彼らを殺していく。それを見て心を痛めたロビンは、ジョンの息子が仲間の十字軍兵に殺されそうになった時、彼を助けようと反乱を起こす。しかし大勢の十字軍兵たちには敵わず阻止され、ジョンの息子は首を切られて殺されてしまう。
隊長に弓で撃たれ負傷兵としてイギリスに帰されるロビンは、廃墟と化した自分の屋敷を見つけると、自分が2年前にノッティンガム州長官(ベン・メンデルソーン)によって戦死した事にされ、領地も財産も没収されていた事を知る。さらに州長官は戦争資金を集める為、課税をして市民に貧困生活を押し付けていたのだった。
フッド:ザ・ビギニングのネタバレあらすじ:承
自分が死んだと思っているマリアンを驚かせようと街へ出たロビンだったが、ウィル(ジェイミー・ドーナン)という男と親しそうにするマリアンを見つけて傷つく。そんなロビンを影から見つめていたジョンは彼に近づき、戦場で息子を救おうとした事に礼を言うと、戦争をまた引き起こそうとしている州長官を中心とする腐敗した政府を止める為、手を組み反逆しようと持ち出す。
この日からロビンは、ジョンから弓のトレーニングを受けて、日に日に強くなっていく。立派な戦士となったロビンは頭巾(フッド)を被り、政府から金を盗むと、それを領主ロクスリー卿として政府へ献上し、州長官の信頼を得て権力を強くしていく。それと同時に、盗んだ金を生活に苦しむ市民にばら撒く事を繰り返していたフッドは、次第に英雄とされ、正体不明のザ・フッドと呼ばれるようになる。
ある日、教会でマリアンと再会するロビンは、彼女と親しく接するのは彼女にも危険が加わるとしてジョンから忠告を受けていたことから、彼女をまだ愛する気持ちを堪えて、冷たく当たるのだった。
フッド:ザ・ビギニングのネタバレあらすじ:転
州長官は枢機卿(F・マーレイ・エイブラハム)が街へ来た事を祝う為、金持ちを招待してパーティーを開く。市民から思うように戦争資金を集められていない事を枢機卿から責められる州長官は街へ軍隊を送り、力ずくでの略奪を決行する。
フッドは襲撃された街の住民たちを守るために懸命に戦うが、大勢を相手にとても敵わずにジョンが捕らわれてしまう。フッドに危機一髪の所で助けられたマリアンは、彼の正体がロビンである事に気づき、彼がリーダーとして市民を導けば、皆が力を合わせて政府に反逆するはずだと言う。
同じころ、州長官はジョンからフッドの正体を聞き出そうとするが、彼は頑なに口を割らないのだった。街では市民の政府への反逆心は頂点へと達し、反撃に動き出していたが、政治家を目指すウィルは反撃は待つべきだと市民を説得しようとしていた。しかしそこへフッドが現れ、頭巾を外してその正体がロビン・ロクスリー卿である事を明かし、市民の協力を求め、今こそ腐敗した政府へ反撃するべきだと伝えると、市民は一致団結し政府への反撃を決める。
フッド:ザ・ビギニングの結末
ロビンは信頼を得た市民と共に軍隊を襲撃し、奪われた金を奪い返して行く。先頭に立ち戦っていたロビンは弓で撃たれてしまい、そこへ駆け寄ったマリアンは彼にキスをして、お互いにまだ愛し合っている事を確認する。
金を奪い返す事に成功した市民だったが、次第に軍隊に制圧され始めてしまう。傷つく市民を見たロビンは市民を守る為、政府の一番の標的である自分を捕まえさせるのだった。州長官の元へと連れて行かれたフッドは、彼に自分の正体を初めて明かして殺されそうになるが、そこへ、軍隊に扮したジャックが現れ彼を助けると、2人は州長官を殺す。
市民と一緒に街を去るマリアンは、傷ついたウィルを助けようとするが、ロビンとキスを交わす彼女を目撃していたウィルはマリアンを突き放す。その後マリアンを取り戻したロビンは、ジョンや市民と一緒に新地を目指して街を後にする。
同じころ、街に残ることを選択したウィルは枢機卿に新しい州長官として指名され、マリアンに裏切られた事からフッドに恨みを持つのだった。これが頭巾(フッド)を被った伝説の男ロビン・フッドの誕生秘話である。
以上、映画「フッド:ザ・ビギニング」のあらすじと結末でした。
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