ロボゲイシャの紹介:2009年日本映画。日本制覇を目指す影野親子にロボゲイシャに改造された、キクエとヨシエの姉妹。指示されるがまま暗殺者として生きるヨシエでしたが、反対勢力から影野親子の悪事を聞かされ、立ち向かう決心をします…という内容のコメディスプラッターアクション映画です。「片腕マシンガール」井口昇監督と特殊造型監督を務めた西村喜廣のコンビだけに、爽快でハチャメチャな作品に仕上がっています。
監督:井口昇 出演者:木口亜矢(春日ヨシエ)、長谷部瞳(春日キクエ(菊奴))、斎藤工(影野ヒカル)、志垣太郎(影野拳山)、生田悦子(キヌ)、くまきりあさ美(コトネ)、松尾スズキ(豪徳寺鉄馬)、竹中直人(金井老人)ほか
映画「ロボゲイシャ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロボゲイシャ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ロボゲイシャ」解説
この解説記事には映画「ロボゲイシャ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロボゲイシャのネタバレあらすじ:起
芸者遊びをする代議士・豪徳寺に、「総裁選の出馬を3分以内で取りさげないと命をもらう」という電話が入ります。そんなことは気にしない豪徳寺は、芸者のコトネに「オレの秘書になれ」と迫ります。そしてコトネのおっぱいを触ると、突然コトネが割れ中から天狗の面を被った二人の女が出てきます。
女達は「天軍だ」と言って豪徳寺の側近たちを次々殺します。コトネは口からノコギリを出し、豪徳寺に襲いかかります。その時、三味線を持った芸者が現れます。「ロボゲイジャだ」と言ってコトネの首を切断したのでした。
ロボゲイシャ・ヨシエは、芸者の姉・菊奴ことキクエの手伝いをしていました。キクエはヨシエを女将と一緒に馬鹿にし、雑用係にこき使っています。ある日、影野製鉄の若社長・ヒカルが芸者遊びにやって来ます。キクエはヒカルに気に入ってもらおうと必死でしたが、障子の裏で待っていたヨシエがヘマをやらかします。
怒ったキクエがヨシエに暴行を振るっていると、ヒカルが止めに入り、「そのうち踊りやるんでしょう、見てみたい」とヨシエに話しかけ、部屋を出ます。するとキクエが再びヨシエに罵声を浴びせます。怒ったヨシエは電話帳を両手で引き裂いてしまいます。この様子を見ていたヒカルは「探していた女が見つかった」とうなづくのでした。
ロボゲイシャのネタバレあらすじ:承
林の中を帰りを急ぐヨシエに、ヒカルが話しかけます。そこへヒカルに捨てられたスズコがナイフを持って襲ってきます。ヒカルを助ける為、ヨシエが早業でスズコを退治しヒカルと別れます。スズコはやってきた天軍の二人に母乳を顔にかけられただれてしまいます。
ヨシエのことがますます気に入ったヒカルは、キクエを会社に呼び出します。喜んだキクエはヨシエを連れ、ヒカルの会社に向います。影野製鉄は、広場にそそり立つ城でした。中に入ると、二人はヒカルとヒカルの父で会長の拳山と食事を共にします。拳山は「表向きは製鉄会社だが、政府の要望で軍事武器も作っている」と言って、開発中の武器を見せました。
すると、ヒカルがキクエを大きなホースで吸い上げ、ヨシエ一人を別の部屋に案内します。そこには訓練中の女性たちがいて、ヒカルは「裏芸者の特訓場だ、女の魅力を使って悪い代議士たちを暗殺させるんだ」と言います。
ヒカルは「手始めにこいつと闘え」と言って、姉のキクエと闘わせます。ヨシエはキクエに手出しできません。しかしキクエは「ヨシエを殺したら帰らせてやる」とヒカリが言ったため、キクエはヨシエを刺してしまいます。これでプッツンしたヨシエはキクエを殴り倒してしまったのです。
ロボゲイシャのネタバレあらすじ:転
はれて裏芸者のメンバーになったヨシエは、あっという間にトップに躍り出て、姉のキクエを雑用係として使うようになります。悔しさを爆発させたキクエは、冷酷女になり、組織の裏切り者たちを殺す役を買って出ます。それが認められ、キクエは体の改造をしてもらい、胸に機関銃の銃口が付いたのです。
するとヨシエも負けじと、脇から刀が飛び出す体に改造してもらいます。そしてヨシエとキクエは裏芸者2人を連れ、ヤクザの浮浪人コグレを殺しに行きます。しかしコグレの取り巻きたちがロボットで、裏芸者たちが殺されます。更に取り巻きを殺したキクエも襲われて怪我をし、怒ったヨシエはコグレを退治します。
ヒカルはヨシエに「天軍になれ」と言いますが、ヒカルは「なりたくない」と言います。そこでヒカルはヨシエに単独の暗殺者を命じます。「手始めにこいつをやれ」と写真を見せるヒカル。相手はどう見ても悪代議士には見えない老女でした。
老女・キヌに会ったヨシエは、金井という老人に会わせます。金井は影野製鉄で研究員をやっていた男で「影野に拉致された家族を取り戻す運動をしている」と言います。メンバーのTシャツには拉致された家族の女性がプリントされています。キヌの孫も拉致されていて、ヨシエは天軍の一人だと言う事に気づきます。メンバーの悲痛な声を聞いたヨシエは、キヌを殺せず帰ります。そしてヨシエはヒカルの命令で天軍の拷問を受けます。
ロボゲイシャの結末
「爆弾つくりの佐川兄弟を殺せ、出来なかったらキクエを殺す」とヒカルに言われます。ヨシエが佐川兄弟に会うと、「影野らは、人類を軍事兵器で全滅させ、自分らの世界を作ろうとしている。オレ達はあの会社を爆破するんだ」と言うと、ヨシエが兄のお腹を突いてしまいます。兄は服をまくり上げ「時限爆弾のスイッチが入ったじゃないか」と言って慌てます。逃げ出すヨシエでしたが大爆発を起こします。
モニターで見ていたキクエは「ヨシエが死んだ」と泣きだします。しかしヨシエは生きていて、金井に助けられ修復されます。金井はキヌらメンバーを連れ、城へ乗り込み影野親子に会います。「お前らの兵器つくりは、オレが指示すればヨシエが政府に暴露することになっている。取引条件は拉致された家族を返せ、そしておれ達に謝れ」と言います。
拳山が素直に「謝る」と言ってヒカルと共に頭を下げます。親子の肩に銃口があり、いきなり乱射を始めます。金井とキヌら3人以外が射殺され、金井も反撃します。そのころヨシエはキヌにもらった三味線をひいて、下半身を戦車にすると猛ダッシュで城に向っています。
拳山が「作戦開始だ」と言うと、城から両手両足が出てきて歩きはじめます。「胸にぶら下げた爆弾を富士山の河口に投下する」と言います。街に出た城型ロボットにヨシエが入りこみます。
立ち向かい天軍の二人でしたが、助けに来たキヌら家族と相撃ちになり双方が死んでしまいます。ヒカルがキクエを呼び出します。キクエは記憶を消され、ヨシエに襲いかかります。しかしヨシエが「お父さんはお姉ちゃんと血のつながりがなかったんでしょう」とキクエが気にしていたことを話すと、記憶が蘇ります。
するとヨシエとキクエが合体し、強力になった力でヒカルを倒し、城型ロボットを破壊いました。その後、ヨシエとキクエは芸者に戻り草原で踊っていました。
以上、映画「ロボゲイシャ」のあらすじと結末でした。
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